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経営学

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2017年9月 9日

シナジー効果とは外国の企業をただ買うだけのことではない

この頃日本の企業は手持ちの資金が豊富で、それを使って外国の企業を盛んに買収している。英米の弁護士・会計事務所などは、そういうことの仲人をやっていて、いつも外国企業の「お見合い写真」を持ち歩いては、日本や中国の企業に花嫁候補として売りつける――つまり買収が成立すると、買収額のウン10%もの口利き料を徴収して、はい、さようなら。

でも、それでもいい。外国の企業を買収すると、日本の企業は急に売り上げが増え(たように見え)、利益も増え、株価も上がる。素晴らしい。

と、これをもって「シナジーsynergy効果」だと思い込んでいる若手社員がいたりする。それはただの合算効果。1+1が2になっただけの話し。シナジーというのは、A企業とB企業の持つ能力を合わせ、組み合わせ、取捨選択したら、1+1が3、あるいは5以上になるアウトプットを生み出した、という話しのことなのだが。

そのためには、自分の持てる能力、相手企業の持つ人材、技術、販路等々、すべてを把握し、結び付け、切り捨て、新たな境地を切り開くヴィジョン、そして外国人を掌握する能力を持つ経営陣が必要なのだ。英語があまりできなくてもいい。気構えと「人格」が大事。

でも、日本の企業の多くは、本当の意味でのグローバル企業になる気がないんだろうね。そして英語教育が駄目だというのは――教育が悪いと言うか、英語をしゃべれなくてもいい職につけることが一番の理由なのだが――、本当に日本の悲劇だね。今、先進諸国で進行する第4次産業革命の波の中で、日本はもっと重要な役割を果たせると思うのだけれど、発信も不十分。

みんな今のままで飯が食える、日本は安泰、俺は、私は偉いんだ、と思い込んでいて。

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