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経済学

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2012年7月30日

洗濯物と収穫の歓び

今家内が里帰り中なので、昼下がりの照りつける陽光の中、ベランダで洗濯物を取り入れていて、ふと、収穫物を取り入れているような、創造の歓びを感じた。ものを作るというのはいいよなあ。手ごたえがあって。畑作り、いやいっそのこと製造業でも立ち上げてみるか。

でも思えば、今やっている執筆業だって、種まきとか収穫によく似た作業だ。出てくるものはモノではなくて、知見という見えないものなのだけれど。
僕の書いたものが他人に、面白いとか役に立つとか思ってもらい、誰かの金儲けにも少しは役に立つことがあれば、それはモノと同じなのだ。統計上は「サービス」に分類されるが。

この「サービス」というカテゴリー、曲者なのだよな。つかみどころがない。高い効用を持つものがある一方で、金融投機という、紙に書いた数字を膨らませてインフレ圧力を生むだけの邪道のサービスもある。これは、ただ1人に抜け駆けのような利益をもたらすが、社会全体にとっては紙幣という紙が増えただけの効果で終わる。

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