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政治学

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2010年4月12日

キルギスも日本も政治は似たり寄ったり

いろいろなニュースの陰にすっかりかすんでしまったが、4月の初め、中央アジアはキルギス共和国で、またまた「革命」というか騒ぎが起きて、バキーエフ大統領は故郷の南部に逃亡。首都ビシケクでは彼にこれまで抑え込まれてきた反政府の連中が臨時政府を樹立した。
「革命」と言うからには、さぞかし清新な面々が政権についたのだろうと思いきや、「昔の名前で出ています」といった者ばかり。
これは理念の争いじゃない、ただの利権争いだ、公共料金引き上げに怒っていたのを利用され街頭へと引き出された大衆は、政治家に明日は捨てられて、明日はまた別の料金を上げられるのだ。やっぱりこれじゃ、キルギスの政治は先進国にはまだとてもとても・・・と思ったところでわが身を振り返れば、日本もそのキルギスにそっくりではないか。結局、これまでと同じ利権構造の上に、民主党というシャッポをかぶせただけのこと。またみんな、総与党になっちゃった。

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