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2018年2月23日

ずっこけオペラ台本案

昨日ローエングリンを見に行った。二期会で、演奏は素晴らしかったが、オペラ自体、台本の筋はワーグナー的に幼稚、不自然だし、音楽は初期のワーグナーで、ドミソ、ソシレの和音の単純な繰り返し。あまりつまらないので、少し意地悪なことを考えた。ずっこけオペラ。

ローエングリン
ローエングリンが白鳥に乗ってしずしずと舞台に出てくる。と、彼のあまりの重さに、白鳥がずぶずぶと沼に沈んでいくではないか。ずっこけながら、助けてくれと叫ぶローエングリン=白鳥の騎士。

ラインの黄金
ドイツはボンのあたり、白雪姫が住んでいた「七つの山」がそびえ、ライン川にDrachenfels(竜の岩)の絶壁となってそそり立っている。そこはラインが広く深くなっており、ニーベルングの指環を守る水の妖精たちが巣食っていることになっている。モスクワのボリショイ劇場で昔「ラインの黄金」をレパートリーにしていたことがあって、見に行った。
第一幕、妖精たちがロープに吊られて空中(水中のつもり)を遊泳する。滑車がきしむギーコ、ギーコという音。妖精たちがヘビー級だったので、音楽を楽しむどころでない。いつロープが切れて妖精たちが舞台にドターンと落下するか、はらはら。これは実話だ。

カルメン
次はカルメン。カルメンが山中でトランプをやる、例の場。何回やってもカルメンが大勝ち。大金を手に入れたカルメンは気が大きくなり、最終幕の闘牛場の門の前、彼女を殺そうとやってきたドン・ホセに多額の手切れ金を渡すと、「これが私との愛の見返り(ミカエリ)。これからは田舎であんたのミカエラと平和に暮らすのね」と歌うと身をひるがえして闘牛場に消える。札束を手に呆然と立ち尽くすドン・ホセ。闘牛場の中から高まる歓声。

蝶々夫人
最終幕。数年ぶりに長崎にやってきたピンカートンは、一人こっそり蝶々家の様子を見に来る。あとから秘かにつけてきた彼のアメリカ人の夫人、一切を知ると、ピンカートンを「この恥知らず!」と罵って張り倒す。彼は蝶々さんにもそっぽを向かれ、遂に女衒として明治の日本を生きることになる。

魔笛
タミーノ王子は、夜の女王にもらったパミーナちゃんの写真に惚れて、悪漢ザラストロの城に乗り込むが、実際に出てきたパミーナ役のソプラノ歌手を見て、「写真と違う! 詐欺だ!」と叫ぶと、退場してしまう。

リゴレット
あの闇夜、マントバ侯爵がレープしたのは、リゴレットの娘ジルダではなく、非力なせむしのリゴレットその人だった。間違え。

アイーダ
ラダメスとアイーダは地下牢に閉じ込められてしまう。愛を歌い上げる二人。
でも4時間もすると、自然の欲求で用を足したくなる。どこかいい場所はないかと暗闇の中を探すラダメスの前に習近平国家主席が現れて、「トイレ革命なくして、新文明なし!」とのたまう。

これはオペラではないけれど、いつも思っているのは、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」。第一楽章のテーマは、どう聞いても坂本九の「上を向いて歩こう」をぱくったとしか思えない。「上を向いて歩こう。チャンチャチャン」。

ローエングリンを聞き流しながら、こんなことを思っていました。

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