2017年8月 2日
虎ノ門交差点での異界経験
きのう小雨の虎ノ門交差点の横を歩いて通り過ぎる時、奇妙な異界感、喪失感に襲われた。急に音の消えたグレーの世界。浮遊感。まるで自分が死後の世界にいるかのような。
でもひょっとして・・・と思って、交差点に目を凝らすと、やはり一角が奥歯を抜かれたように空き地になっていて、その50米四方はある大きな空間の真上の空はぽっかりと空白になっている。それが喪失感の所以。
ここにあった雑居ビル(虎ノ門10森ビル?)は、虎ノ門交差点の顔だった。顔のない、きっとどこにでもあるような高層ビルがそびえるだろう虎ノ門。さびしいネ。
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