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文学

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2014年8月 7日

軽井沢 セゾン現代美術館

昨年亡くなった作家、辻井喬氏へのオマージュ展が開かれているので、中軽井沢のセゾン現代美術館に初めて行ってきた。美術館の建物と周囲の庭園自体が素晴らしい作品で、もともとのコレクションは堤康次郎氏が始めたものとは言え、その長子堤清二こと辻井喬氏のセンスが隅々まで反映されている感じがした。
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資料によれば、美術館の建物の設計は菊竹清訓氏、天国あるいは仙境とも言えるような庭園は若林奮氏の作品。コレクションhttp://www.smma.or.jp/collection/text.htmlはカンディンスキー、クレーから日本の現代美術家に至るまで幅広い。

この美術館、落成したばかりかと思ったら、もう1981年に出来ていたのだそうで、その割にはメンテがいい-----。

中軽井沢駅前の坂を星野温泉の方に上っていく。辻井さんの性格を反映して、案内の看板が控え目で目立たない。あやうく見逃すところ。

栞戸をくぐって入ると、そこは本当に仙境の趣。静寂、清浄、辻井喬氏の感性と知性の殿堂という趣。一人の脳を展開すると、これだけのものになる。
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オマージュ展だから、彼の原稿も陳列されていた。修正が少ない。驚くほど。

そして、日本の現代美術家の作品は力があって、メッセージ性がある。日本美術は装飾性が強いと思っていたが、そればかりでもないようで。

また栞戸から娑婆に出て、駐車場の向こうを見ると池があった。見るとこれがひとつの濁りもない、澄明な水なのだ。明鏡止水。まあ、堤清二というと、政界、財界、ばったばったと歯に衣着せぬ批判で口の悪い人ではあったが。偉大な人間だった。懐かしい。この美術館が彼の記念碑なのだ。

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