Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
ChineseEnglishRussian

世界はこう変わる

Automatic Translation to English
Automatic Translation to English
2013年9月 9日

ロシアで新しい政治家誕生? ナヴァルヌイ

今、思い出してロシアのニュースをのぞいたら、8日のモスクワ市長選がちょうど終わったところで、出口調査の結果では当局側の候補者で現市長のソビャーニンが46~56%の幅、政府批判のブロガー兼弁護士ナヴァルヌイが次点で29~35.6%の得票率なのだそうだ。

ソビャーニンが勝つのは大方の予想通りだが、ナヴァルヌイはモスクワ有権者の3分の1ほどから支持を得たことになる。これは大きな数字で、これによってナヴァルヌイは全国的に認知された政治家となって、2018年の大統領選に備えることになる。

彼については、7月初め地方の裁判所で過去の不正事件で有罪の実刑判決が出されているが、検察のはからいで上告審の判決が出るまでは自由に泳がされている。

今回、モスクワ市長選が終わったことで、当局は彼を再び拘束しようとするかもしれないが、30%もの得票率を得た政治家を拘束するのは、当局にとっても危険な賭けになるだろう。

ナヴァルヌイという人はけっこう民族主義的発言もする男で、ポピュリストである。彼はインテリ層だけからではなく、潜在的ファッショ層からも強い支持を得ている。

またロシア帝国末期にはガポンという神父がいて、これは当局の手先として労働者の間にもぐりこみ、デモの先頭にも立っていたのだが、1905年のある日、軍隊が彼の率いるデモ隊に発砲して1000人以上もの死傷者を出した。
ナヴァルヌイもこれまで、当局に何回も拘束されては短期間で釈放されてきたのを見ると、現代のガポンである可能性もある。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b1/Alexey_Navalny.jpg?uselang=ru

今回の市長選に当選したソビャーニンは、2018年の大統領選ではプーチンの後継者として出馬するかもしれないと言われている。それがナヴァルヌイと得票率であまり差がないのでは、当局はソビャーニン以外の者を大統領にしようとするかもしれない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/2621