Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2015年2月16日

ロシア情勢メモ 2014年12月から15年1月

いつもネットで露文、英文資料からデータ・バンクを作っているので、アップしてシェアする。
経済、外交、軍事、内政、日露関係等の順。
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ロシア・経済
★15、1、17 Center
暫定で14年GDP0、6%増。
農業は3、7%、鉱工業は1、7%(うち鉱業は1、4%、工業は2、1%)、建設は4、5%減、小売りは2、5%増(4月以降、非食品購買が7%程急上昇している)、だが卸売りは2、7%減が特徴。
ちなみに投資は2、5%減。

・建設減はソチ終了が大きい。
投資減がそれほどでなかったのは、ガスプロムが年末にかけて中国へのガス・パイプライン建設を始めたことによる。

・鉱業が1、4%伸びたと言っても、大部分は「石油・ガス採取におけるサービス」が15、7%増えたことに依存している。ところがこの増加は年後半に集中しており、それはルーブル低下を勘案してデフレーターを効かせたためである。この点を修正すると、鉱業の伸びは0、5%程度にとどまる。

・工業の伸びの殆どは、艦船・航空機・その他の輸送機械製造が24%伸びたことによる。この中には軍需が大きい(乗用車生産だって入っているはず)。
→この部門を除くと、工業は0、6%しか伸びていない。

・平均賃金は実質で5月には下降を始め、12月には4、7%減となった。2009年の5、4%減を思わせる。
それでも年初がよかったために、通年では1、3%増(2013年は4、8%)。
→2015年は消費が8ー10%減少することを予想。

・中銀による突然の利下げは、企業への融資利率下げにはつながらず、ルーブルのいっそうの下落等有害なだけ。

・S&Pはロシアの債券を投機レベルに引き下げたため(2005年初頭に投機レベル以上になっていた)、外国で低利・長期の資金を集めることはできなくなった。
→ロシアの銀行・企業はこれまでの対外債務のRefinanceができなくなっている。第4四半期に、期間通りにRefinanceできたのは銀行で4%、企業で50%。
このため、対外債務額はかえって減少している。2015年年頭で対外民間債務は5480億ドル。

★15、1、22 Business New Europe
政府、Anti-crisis計画、作成中。シュヴァーロフによれば、総計1、375兆ルーブル。2009年ほどではない。当時、財政赤字はGDPの5、9%になった。
今回は2500億ルーブルで銀行資本強化(National Welfare Fundから)、500億ルーブルを農業支援、200億を工業への政府補償、160億を輸入薬品購入に。
・ドヴォルコヴィチ、「歳出は10ー15%削減必要になるだろう。」
その削減分を上記の緊急措置に回す。しかしまだ財源は決まっていないようだ。

★15、1、20 Russia Insider
Alexander Mercouris
ロシアは危機にはない。資本流出危機はない。企業は支払い可能で、債務を返済しつつある。外部ではロシアの崩壊を云々しているが、ロシア内部はまったく平静である。

★15、1、20 Sputnik
IMFは2014年10がつのWorldEconomic Outlookを改訂、2015年はマイナス3%、2016年もマイナス1%だとする(これまでは2016年には1、5%の成長を見込んでいた)。

★15,1,17
ロシア格付け1段階引き下げ ムーディーズ。「Baa3(トリプルマイナスに相当)」、投資適格等級としては最も低い。
★15,1,15
サーモン養殖で世界3位のセルマック(本社ノルウェー)。ノルウェーのほかカナダやチリにも養殖や加工の拠点。
〇「ロシアのサーモン市場は世界需要の1割。ノルウェーからロシアへの輸出は減。価格の下落はなく底堅い。最近の原油安がノルウェーの通貨安、輸出競争力が強まった面もある。」「欧州に代わるロシアの調達先、チリ産への影響も限られている。前払いでの取引を希望するチリ側と、信用買いを望むロシア側で条件が合わず」
〇2014年11月、三菱商事の傘下に。「三菱が持つ販売網や加工拠点を活用し、中国や東南アジア市場を開拓したい。魚の切り方や加工の方法などでも意見を交換」
〇「配合飼料のうち、魚粉や魚油など水産物に由来する原料の比率は大幅に減。植物性タンパクによる代替」
〇養殖場に上限がある中、どれだけ養殖ライセンスを得て規模を拡大できるか。環境への配慮」
★14、12、26 Www.rt.com
ルーブル、対ドル54まで上昇。
一つには政府が穀物輸出を抑制。2月1日から15%プラス、トンあたり7、5ユーロの輸出税。これにより1トン35ユーロ以下では輸出できなくなる。
また石油企業は、10月1日以上のレベルに外貨を貯めておくことを禁止される。ルーブル下落の中で、彼らはこれまで外貨収入をため込んでいた。
同時に、中銀は主要銀行の外貨窓口に査察官を派遣。資金移動を牽制。
(これは、プーチンがやらないと言っていた資本移動規制)

★14、12、18 Kremlin.ru
プーチン、年次記者会見で。
「貿易黒字は133億ドル増えて、1484億ドルに。失業率は5、1%ほど。1、04億トンの穀物は記録的。
連邦政府歳入は1、2兆ルーブル以上の黒字。

★14、12、18 Reuters
4146億ドルの金・外貨準備があることになっている(昨年末は5096億ドル)。
しかしAndersは、この中には二つの基金がドルになって入っているし、IMFへの拠出金など使えないものも入っている。それらを引くと実際の外貨準備は2000億ドルだ、と言う。

★14、12、17 Www.rt.com
16日、一日でルーブル20%低下。1998年の水準に。一時1ドル80ルーブルに。
利子率は17%にあげられたが、1988年には100%以上だった。
・12月には300億ドルの対外返済があるので、ルーブル下がるだろうが、1月は落ち着くだろう。

★14、11、25 TASS
海外Tax Havenに企業を登録しているロシア人に国内での納税を義務づける法律、プーチン署名。
50%を所有するロシア人は、ロシア国内で所得を申告、納税しなければならない。怠った者は脱税で刑事罰の他、10万ルーブル以下の罰金。
・これで、30~43億ドルの税収上がるだろう。
・offshore schemeのせいで、今年2000億ドルが流出するだろう。

★14、11、24 Interfax
捜査委員会、資本の流出を止める方策を作成中。
バストルイキン、「ロシアは豊かなのだ。民営化やビジネスで得た所得がロシア国内で投資されていれば、モスクワ郊外に貧困をみるようなことはないだろう」
民営化も、1990年代のようなやり方は許さない。

★14、11、19 Www.rt.com
上院、Anti-offshore法、採択。
外国で50%以上を所有する財産を持つ者は、外国での収益もロシア税務署に申告の用。2016年にはこれは25%所有に下げられる。これで31ー42億ドルの税収になるだろう。

★14、11、18 Bloomberg
シルアノフ、「油価60ルーブルになれば、2015年ロシアはRecessionに。しかしGDPが7、8%縮小した2008年ほどの危機にはならない。経済が新しい条件に適応すれば、成長が再開するだろう」

★14、11、12 Rbth.ru
ロシア企業、西側からの融資、短期なので、借り換え必要。しかし西側銀行は、制裁対象でなくともロシア企業には貸さなくなっている。
中国の銀行は、外国に長期で貸し出せるだけのリスク査定能力がない。
・第4四半期、ロシアの企業は290億ドルの返済義務。来年は1060億ドル。2015年末までの返済額(うち4分の1ほどはルーブル表示)のうち60%は、西側の制裁対象の企業。★15,1,14
ルーブル急落、1時5%下げ。13日、1ドル=66ルーブル。
★15、1、15 M.T.
Fitchが格付けを下げたことで、300億ドルほどの資本が流出するかもしれない。

★15、1、14 Reuters
シルアノフ、国防費を除き10%の予算削減を呼びかける。歳出伸びは11、7%ではなく5%にするべき。

・2015年予算は石油価格100ドルで計算。現在46ドル。
ルーブルは昨年40%下落。

・シルアノフ、「2015年平均油価50ドルだと、3兆ルーブルの歳入を失う」
(ということは6兆ルーブルを予定していた。しかし残った3兆ルーブル分の外貨は、ルーブルでは40%多くなっているから、4、4兆ルーブルぐらいにはなる。それでも1、6兆ルーブルの歳入欠損)

・シルアノフ「Reserve Fund(900億ドル)は、昨年の貯蓄で3700億ルーブル程度増やす、しかし2015年には同時に、予算カバーのために5000億ルーブル以上使わなければならない。これは現在、外貨で保持しているが、徐々にルーブルに交換していく。(それだけルーブル買い支え要因になる)

★15、1、14 Interfax
世銀、Global Economic Prospectsで、ロシアGDPは2015年2、9%縮小、2016年0、1%増と予測。

★15、1、13 Rbth.ru
クドリン、インタビュー。「輸入代替と簡単に言うが、西側の10カ国だけで毎年1、6兆ドルをR&Dに使っている中で、ロシアは380億ドルのみ。それですべてを代替できるはずがない。そして国内業者はこれをチャンスと見なし、国産品の価格を上げてくるだろう。

★15、1、12 Rossiya 1 TV
セルゲイ・イワノフ、企業を官僚からの圧力から守ることを検察に呼びかける。

★15、1、11 Russia Insider
Fitchはロシアの格付けを下げたが、根拠薄弱。
ロシアの政府対外債務は570億ドルにすぎず、本年返済額は23億ドルのみ。
政府債務もGDPの12、4%(14年末)に過ぎない。
・いくつかの企業は12月に返済に困難を感じたが、政府から借り入れることで乗り越えた。これら企業は資源企業であり、キャッシュ・フローはいつもある。政府は外貨準備から貸したので、外貨準備は急減したが、これら企業は返済していくだろう。従って、Fitchが言うほど、外貨準備が急減していくわけではない。
・2008年、ロシアの企業は対外債務を負っていた。今日、ロシアの企業はNet creditors。対外債務より対外債権の方が大きい。
・Fitchでさえ、輸入が急減することにより、ロシアの経常収支黒字が2014年の550億ドル(GDPの2、9%)から15年には720億ドル(GDPの5、3%)に増えることを予想している。
・ロシアの製造業、サービス業は強いのだ。問題は金融が弱かったこと。今回の事態は、政府をして金融強化に真剣ならしめている。

★15、1、6 Forbes.com Mark Adomanis
ルーブルが再び63に近づいた、1日のうちに2%も変動する日が多い、異常だ、崩壊前夜だとする論調。

★15、1、4 Forbes.com
中銀は2015年GDP4、5~4、7%下落2016年0、9~1、1%下落予想。
2年連続下落は初めて。政治的に危険。
しかし、ソ連崩壊とは異なる。2016年末でも、2011年中央程度の規模はある。

★15、1、2 Reuters
2014年ロシア・石油生産は1058万バレル・日に達し、ソ連以後の記録。
小規模の民間業者が貢献。
中国への輸出は2260万トン(45、2万バレル・日)で43%増。

★14、12、29 Nota Bene
12月第3週、消費者物価(週間統計は食品のみ対象)0、9%、つまり年率60%あがったとして警鐘。
もっとも、禁輸になっていない食品が主な原因。砂糖が1週間で7、5%上昇等。

・輸入が30ー40%減少している。
(不正手段での資本流出が減っているのでないか?)

★14、12、15 Nota Bene
ロスネフチは6200億ルーブルの社債を、国債以下の利回りで発行、これを中銀が買い入れた。
つまり中銀はロスネフチへの資金供与に乗り出した。19%の政府所有株を民営化することと関係するかもしれない。

★14,12,31
30日、VTB銀行に1千億ルーブルの資本注入を決めた。ほかの市中銀行にも合計で最大1兆ルーブルの資本注入を計画。大型のインフラ事業に融資させる。大統領が27日に大統領令。VTBへ第1弾。「1兆ルーブルの資本注入で約8兆~9兆ルーブルの貸出の増加が期待できる」。原資は国家福祉基金。
★14,12,19
プーチン氏は冒頭発言で今年の連邦予算が1兆2千億ルーブルの黒字になるとの予測。
〇「(今のロシアの経済状況は)国民、文明、国家として自己を保全したいという当然の希望に対する代償」。対ロ制裁はロシアが抱える経済問題の「25~30%」
〇昨年よりも約1時間短い3時間。日本のメディアには質問の機会がなかった。唯一、中国の記者をプーチン氏自らが指名。
★14,12,19
プーチン大統領は18日、年に1度の定例記者会見。最悪の場合、経済の低迷から脱却するまで「2年」。通貨ルーブルの防衛では具体策を示さず、資本規制も見送る。原油の価格もさらに下落する可能性。ルーブル相場については、中長期的に1ドル=60ルーブルの水準を維持できる。起業家への後押しや製造業の育成などに取り組む考えを強調したが、具体策は示さなかった。
★14,12,17
6.5%の大幅利上げ。資金流出は止まらなかった。利上げ前に1ドル=67ルーブルだった相場は、利上げ後には78ルーブルまで。「原油価格が1バレル60ドルなら15年の成長率はマイナス4.5%に落ち込む」(ロシア中銀)。「ロシア向け融資の返済が滞るリスクも」との見方。
★14,12,16
ルーブル、年初からの下落率5割。16日未明、6.5%の引き上げ。
★14,12,12
中央銀行は11日、主要政策金利を1%上げ10.5%に。市場への効果は限定的。11月のインフレ率は前年同月比で9.1%に。
★14,12,3
1日にはロスネフチと米エクソンが北極海大陸棚の共同探査のための船舶を賃借する契約を破棄。西シベリアでは、ダッチ・シェルがガスプロムネフチとのシェールオイルの共同開発を停止。
★14,11,29
通貨・株急落、OPEC減産見送り。一時、1ドル=49.79ルーブル。RTSも一時4%安。
★14,11,25
シルアノフ財務相は24日、講演。対ロ制裁によってGDPの約2%にあたる400億ドルを失ったとの見方を示した。原油価格の急落によるロシアの年間損失額は1千億ドルに上るとの推計も明らかにした。

ロシア・外交
★15、2、5 James
ロシアの識者は、核戦争の可能性が大きくなっていることを指摘することが増えている。
Igor Ivanovは1、26のM.T.で「相互の不信に鑑みれば、偶発核戦争の可能性が冷戦時代以上に増えている」
★15,1,11
プーチン氏は7日、フランスの銃撃事件の直後にいち早く声明、テロとの戦いで連帯する姿勢。シリア問題でも同国政府と班体制派の仲介役を引き受け、先月末にはモスクワで和平協議を1月27日から開くことを内定。
〇オランド大統領は5日、「制裁は今やめるべきだ(ウクライナ問題で)進展があれば解除されるべきだ」と明言。
★15、1、22               James
   ガスプロムのミラー、EUのエネルギー担当副委員長Maros Sefcovicに書簡。
「ロシア、トルコ経由ガス・パイプラインをかんせいしたら、ウクライナ経由のガス輸出は全面的に停止する。EUは今から必要なガス・パイプラインの建設等を始めないと間に合わないぞ」
ねらいは制裁緩和。ガスプロムとの協力を強いる。
・トルコ・ガス・パイプラインは、アゼルバイジャンのガスを欧州市場から閉め出す効果も持つ。
・しかしこの「トルコ流」は、細かい合意文書もまだない代物。
★15、1、7 Russia Direct
世界にとってのロシアからのSurpriseとして、ウファでのG20でドル以外の国際通貨、シリア情勢解決のための国際会議、マレーシア航空撃墜がロシアのせいではなかったことが判明すること、等を挙げる。
★14,12,12
インドで原発12基合意。ロシアと首脳会談。軍事ヘリ生産も。プーチン大統領は11日、ニューデリーでモディ首相と会談。今後20年間、原発を少なくとも12基。ロシアの技術協力でタミルナド州のクダンクラム原発が稼働しており、2国間貿易額を2025年までに300億ドルに。
〇インドの兵器輸入額の75%をロシア、最新の戦闘機の開発や共同生産についても協議。インド軍の訓練をロシアが支援。
★15年
7月にウファでSCO首脳会議予定。
ウファが不安定化すると問題。

★14、11、26 M.T.
フランスのNational Front党、父のLe Penの時代も訪ロしてジリノフスキーとじゃれていたりしたが、娘Marineは欧州の銀行が貸してくれないからという理由で、モスクワに本社を置くFirst Czech-Russian銀行から900万ユーロの融資を得て、騒がれる。
欧州の右翼は、「強いリーダー」、「欧州の伝統的価値観」を体現したロシアに憧れる。

★14、11、25 Interfax
12月10日から、入国する外国人の指紋を要求。

★14、11、2 Japanese.ruvr.ru
ボルジュジャ、ロシア戦略研究所エレーナ・スポニアとのインタビューで、
「もっとも大きな問題は、テロ対策同盟の分裂、グローバル安保システムの瓦解。米国とその同盟国が反ロシア同盟をくみ、ロシアに真っ向から対抗している。テロ対策同盟の分裂を、テロ組織は決して見逃さない」


ロシア・対米
★15、1、29 Salon.com
IHTの東京特派員だったPatrick Smith。
「米国がロシアにしかけていることはレジーム・チェンジだ。戦争になるぞ」
そしてアメリカの独善的・ドグマ的論断を非難。The deafening noise of jingoism and contempt for others' perspectives renders people unable to think.

★15、1、27 The National Interest
Gvosdev
オバマがロシアのことをこきおろすたびに、プーチンは何かしかけてくる。特にプーチンが弱いとか、孤立しているとか言うと。
今回の東ウクライナでの攻勢も、オバマ大統領教書の直後。

★15、1、22 Interfax
Rosatom資料発表。
米ロ協力の下でロシアはこれまで14カ国の研究所から濃縮ウランU-235を回収。2002年以来、136キロ。85弾頭分。ウズベク、カザフ、ポーランド等から。
(第三国にあるロシア製濃縮ウランを引き上げる米ロ・プログラムは2016年終了するはずだったのが、2024年まで延長されていたところ)

・これまで高度濃縮ウラン500トンを希釈。
これは、2万弾頭相当。
・この協力は両国大統領委員会が差配。しかし2014年3月米国はそれに出席しなくなり、そのため契約済みの分だけ実施されていて、新規けいやくがない。

★15、1、20 Customstoday.com
米国民営宇宙会社Orbital ScienceはロシアのEnergiaにロケット・エンジンRD-181、60基を注文。約10億ドル。6月に納入開始。
Orbital ScienceはNASAとの19億ドル契約があるが、先般、打ち上げに失敗したばかり。

★5、1、5 国務省
配備の戦略核弾頭は米国が1642、ロシアが1643。
しかし配備のVehicleは米国が794、ロシアが528で、ロシアは多弾頭ミサイルが多いことがわかる。
★14,12,17
対ロ制裁強化法案 署名へ。発動には「裁量の余地」。追加の経済制裁を可能にする。軍事・エネルギー企業に追加制裁を可能に。ウクライナに対し、対戦車兵器や無人監視機など3億5千万ドル分の軍事支援も認める。
〇法案は米議会が13日に可決。法案は大統領に制裁発動を義務付けていない。
★14、12、31 Bloomberg Josh Rogin
米政府がロシアとの和解を求めて数ヶ月、秘密の接触を繰り返しているかの記事。しかし読んでいくうちに、それはケリーに限られたことで、双方の大統領にその気はないこと、そしてラヴロフにとってケリーとの「親しい関係」は危険でもあることを書いている。

・12月、NSCは各省を糾合して対ロ政策をレビュー、オバマはロシアと二国間・国際問題での協力の道を探り、ウクライナからは脱出する道をプーチンに提供することを決めた。

・イニシャティブをとっているのはケリーで、秋には訪ロしてプーチンと会おうとした。しかし成果がないだろうことからおじゃん。

・他方ホワイト・ハウスはキッシンジャーにプーチンに電話してもらおうとして、その結果は不明。

・ケリーはラヴロフとの一連の話し合いで、クリミアは棚上げし、ドネツとルガンスクに集中する構え。9月のミンスク停戦合意の遵守、親ロシア勢力への支援停止を条件に、制裁の一部緩和も持ちかけたもよう。
そしてアフガニスタン、イラン、北朝鮮、シリア、イェーメン等における協力の道を探る。
・国連総会でオバマは反ロシア的言辞をはいたが、ケリーはラヴロフに対して「気にするな」
・ケリーはResetを求めているのではない。米ロ関係を合理的に使おうとしているだけ。

・しかし国務省でもホワイト・ハウスでも、制裁がうまく機能している、もっと成果を待ってみたいという気持ちがある。今の時点で制裁を緩和すると、プーチンをつけあがらせる。

・そして議会の共和党も、対ロ妥協をことごとに妨害してくる。

・Dimitri Simesによれば、「大統領同士は激しく憎み会っている」

・→中途半端にロシアとの妥協を求めると、ウクライナでも、国際問題での協力でも、双方で失敗する可能性大。

★14、12、22 Sputnik
米議会、在ロシア大使館、総領事館のSupervisory Personnelにロシア人を雇わないよう求める法律を準備。近くオバマ署名。

★14、12、18の年次記者会見でプーチン、ルーマニアに2015年、イージス陸上ミサイルシステムを配備すること、ポーランドに2018年までに同様の措置が予定されていることに、国際社会の関心を呼ぶ。

★14、12、18
オバマ、ウクライナ問題に関してロシアへの制裁を強化する法案に署名。即時発動は控える。
一番大きいのは、ロシアの問題個人・法人と取引をする第三国の金融機関は米国でコルレス口座を開設することを禁止される点。
・次にロスオボロンエクスポルトも制裁対象法人となった。

★14、12、3 WSJ
これまで米国の商業衛星(年間54億ドルの市場)、ずいぶんロシアのロケットを使って打ち上げ。
しかし制裁で、米国製衛星の対ロ輸出禁止。5月に特別解除。
・Va.州のInternational Launch Servicesはロシア政府系で、米国の衛星打ち上げを引き受けてきた。

★14、11、20 NYT
Teft大使は9月着任以来、低姿勢。
19日(?)他の14名とともに、親任状奉呈。
プーチン、「We are ready for practical cooperation with our American partners in all different areas, based on the principles of respect for each other's interests,equality andnonintervention in domestic affairs.」

★14、11、19 マクドナルド
プーシキン広場のものも含め、ロシアのマクドナルド、3ヶ月営業停止のあと、再開。

★14、11、3 Russia Direct
(ロシア・外交)
ロシア企業、制裁緩和のため、米英でロビーストと契約。
英国ではロスネフチがZaiwalla&Co. この会社はかつてイランのMellat銀行を助けた。
ガスプロム銀行は米国で、元上院議員John BreauxとTrent Lott。

中ロ関係
★14、12、19 
Rosneftは2011年1月から、CNPCに年間1500万トンの原油を大慶経由で輸出。
Rosneftはこれに加え2013年から年間1500万トンを増量。Sinopecとも年間1000万トンの契約。

★14、11、20 N.G. V.Mukhin
北京で中ロ軍事技術協力委員会。ショイグ出席。
G20での中ロへの敵意表明に言及。色つき革命への抵抗、2015年は太平洋、地中海で海軍共同演習すること。航空軍事産業面での協力を特に進めること。完成品輸出から共同開発への重点移行。

・長距離広胴航空機、大型ヘリの共同開発。

・Su-35 輸出の話、継続。

・航空機用無線装置の共同開発。

・ロシアからチタン、アルミ半製品輸出。

・中国は自国内でロシアのロケット・エンジンを生産する用意がある。

・S-400の輸出が決まったわけではない。Almaz-Antei内では反対の声も。彼らは輸出ずみのS-300のサービス・センターを作ることで十分としている。しかし中国は既にS-300を自力で作れるようになっており、サービスも自分でできる。

・貿易は892億ドル。2015年には1000億ドルに達するだろう。しかしロシアの対中輸出の67、89%は原料。兵器関係は10%程度。

★14、11、20 TASS
Investment Promotion Agency in SiberiaのTaras Demidenko代表、「中国は2013年、ロシアに40億ドルの投資。これからも毎年40ー50億ドルは投資するだろう。シベリアでは毎年100万ドル程度の投資はするだろう」

ロシア・テロ
★15、1、5 Inopressa.ru Malashenko
ISISのバグダーディは、北コーカサスへの野心、「アサドを支持するプーチン」への反感を表明。
ISISでは約2000名のロシア出身者。
・(ロシア・いすらむ)(ロシア・民族)2002年のCensusでは、イスラムは1450万。現在は1600万を超えただろう。中央アジア、アゼルの出身者を加えると2000万にはなるだろう。
★15、1、8
イスタンブールで警官を殺した自爆犯はロシア国籍女性Diana Ramazova。
多分チェチェン人。

★14、11、2 ネット
ボルジュジャ、インタビュー。
・FSBは、アフガニスタンで訓練され、モスクワでテロを起こすためにやってきた集団を、モスクワ郊外で拘束。

・アフガニスタン、シリアで戦争に加わっている者はロシア人、NIS人とも三桁、四桁。

ロシア・軍
★15、2、5 James Felengauer
軍幹部は核兵力の大幅増強を吹いている。たとえば2月初旬、国防省幹部会でGerasimov第一次官。そのうち実のあるのは、Borei潜水艦が常時臨戦態勢になると同時に、3隻になること、本年のICBM新規配備が50になること。後は「戦闘準備態勢」に四六時中おいておくこと。
戦略爆撃機の80%を常時出動可能にしておくこと(とは言っても、冷凍されているバックファイアー等まで含むのか不明)。

・Borei潜水艦はそれぞれ20のBulava搭載。モノマフとネフスキーは太平洋艦隊。

・新たに5のICBM連隊をPermanent readinessに。
★15、1、6 Jamestown
12月26日発表の軍事ドクトリン、実際には2010年のものと主要点は変わらない。ドクトリン改訂の指令は2013年7月5日に下されているので、ウクライナは当時問題でなかった。
核兵器についての変更なし。むしろ2010年では地域紛争で核兵器を言及していたのが、今回はない。
・1、8でNon-nuclear deterrenceに言及しているのがIntriguing。a complex of foreign-policy, military, and military-technical measures aimed at preventing aggression againstthe Russian Federration by non-nuclear meansとあるが、それ以上の具体像はなし。

★14,12,27
新軍事ドクトリン。改定は約4年半ぶり。NATOについて活動地域を世界各地に求め、加盟国がロシア国境に広がっている。米国などのMDに対応。
〇核兵器に関しては、改定前と同じ苦く先制攻撃に使う可能性には踏み込まなかった。「核やほかの大量破壊兵器で攻撃された」または「ロシアが通常兵器で侵略された」場合に「核兵器を使用する権利」があると主張。
〇初めて言及した北極圏「国益を守る」。
★14,12,20
プーチン大統領は19日、国防省の幹部会で核戦力を強化する方針を表明。2015年に50基以上ICBMを配備、戦略爆撃機など最新の運搬手段の導入も急ぐ。主力の戦略爆撃機ツポレフ160とツポレフ95をすべて更新。
★15、1、3 Centrasia
プーチン、外国人兵士がロシア軍で戦うことを認める布告。


ロシア・内政
★15、1、23 Bloomberg
プーチン、自分とのコネで財産を築き、今や自分とのコネのために失いつつある(全体で昨年610億ドル失った)オリガークを疑い始めている。パトルシェフ、フラトコフ、ボロトニコフ、ショイグのコンビに依存。
・他方、エリートは反旗。プリマコフ、クドリン。「ロシアは西側なしにはやっていけない」。
・Timchenko,Rotenberg兄弟、Sergei Pugachev。

・昨年5月、大統領府官房長のコージン、解任。Alexander Kolpakovに代わる。コージンは大統領の閑職に。

★15、1、22 Business New Europe
政府、Anti-crisis計画、作成中。シュヴァーロフによれば、総計1、375兆ルーブル。2009年ほどではない。当時、財政赤字はGDPの5、9%になった。
今回は2500億ルーブルで銀行資本強化(National Welfare Fundから)、500億ルーブルを農業支援、200億を工業への政府補償、160億を輸入薬品購入に。
・ドヴォルコヴィチ、「歳出は10ー15%削減必要になるだろう。」
その削減分を上記の緊急措置に回す。しかしまだ財源は決まっていないようだ。

★15、1、21 Russia Direct
「望ましくない外国団体」をリスト・アップする法案、上程中。
告発、禁止を予定。検察が認定する。

★15、1、20 James
Institute for Strategic Researchのバルカン専門、Alexander Sytnik、最近辞任。2009年研究所がSVRから大統領府に移管されて以降、提灯持ちの報告書が多くなったことを批判したもの。
批判の相手はLeonid Reshetnikov所長(SVRの中将だが)(元バルカン専門)。
ロシア帝国主義者。ごちごちの正教原理主義。ロシアの使命。ロシア以外の共和国はFailed States。ロシアは世界の中心の一つ。
★15、2、5 James
(ロシア・宗教)
フランスのCharlie Hebdue事件につき、モハメット風刺に反対する大集会、1月中旬グロズヌイで。
タタールスタン等、他のイスラム地域では同種の動きが皆無な中、カディロフのみが突出。★15、、1、15 RFE
文化人Yevgeny Savostyanov、Medinsky文化大臣に公開書簡で抗議して、文化省評議会、Public Councilから辞任。
文化大臣が主催者の反政府的言辞を理由にインディ系映画祭ArtdokFestへの助成金を拒絶したこと、プーチンの国家主義を批判するアングラ劇場Teatr.docを建物から追い出したこと、Graninのレニングラード包囲についての本が「うそだらけ」と言ったこと等。

★15、1、15 Rbth.ru
プリマコフ、13日R.G.に述べる。
人道への脅威、テロ、麻薬等については、米国、NATOと協力しなければならない。さもなければ、ロシアは大国としての地位を失う。
・ロシアへの制裁は長く廃止されないだろう。
・しかしロシアの経済政策は、鎖国であってはならない。
・北極での石油採掘は、1バレル100ドル以上で初めて採算が合う。→米国は2003年以来、北極海で採掘していない。
・ウクライナの南東部はウクライナに残るべきだ。南東部の特別な地位は求めるが、ロシア軍を送るべきではない。そんなことをすれば、ウクライナは完全に西側につくだろう。
他方、クリミア、セヴァストポリ併合については、西側との交渉の具にするべきではない。

★15、1、6 Www.rt.com
ナヴァルヌイ、自宅監禁用の足の電子発信器を除去。
当局は裁判所に訴えるも、取り合ってもらえず。

★15、1、5 Vox.com
Mark Galeottiは、議会選挙のある2016年が危ない、プーチンは権力を失い得ると言う。大統領選挙は2018年の予定。

★14、12、31 Rbth.ru
30日、モスクワ地裁ナヴァルヌイ兄弟への判決。キーロフ州での不正。アレクセイは執行猶予つき3、5年の懲役、兄弟Olegは執行猶予なしの3、5年。
→インターネット不要のFireChatを使って、支持者が30日19時から21時までマネージで静かな集会。2013年7月18日集会に比べれば、5分の1の1500ー3000人。プラカードもなし。
FireChatは香港や台湾でも使われた、米国発サービス。

★14、12、26 Rbth.ru
VCIOMの12月8日発表では、ロシア人の76%が自分を幸せだとする。不幸は17%のみ。
40%の者が、幸福の源泉で最大は家族とする。10%のみがよい仕事。高給は4%の者のみ。

★◇14、12 Johnhelmer.net
18日、プーチンはオリガーク数名を夕食に。ウスマノフ、記者コレスニコフ、デリパスカ、その日自宅監禁を解かれたエフトシェンコフ、これまで同種の夕食会に呼ばれたことのないSuleiman Kerimov(ダゲンスタン上院議員。ロシア最大の金鉱Polyus Goldと最大のPotash製造業Uralkaliをスイス、ルツェルン湖のほとりの慈善基金から運営している)、PyotrAven,Vagit Alekperov、Dmitry Ananiev (Promsvyazbankオーナーの一人)、Andrei Skoch(ウスマノフの製鉄企業株主)、Dmitry Bosov(Alltech Group)、MechelのIgor Zyuzin。

・16日中銀は利子率を17%にあげたが、案件を上から認定された中小企業は6、5%で得ることができる。権限はシュヴァーロフにある。

・プーチンの記者会見で記者のYekaterina Vinokurovaは、政権の利権体質、Cronyismを鋭く批判。「政府資金を受けては、私用に使っている」

・中銀は、ロスネフチが12月6250億ルーブルの起債を優遇利子で購入。ロスネフチはこれで外貨を入手して対外返済。16日のルーブル急落(Black Tuesday)の一因となる。
セーチンはデリパスカと共謀して、当日Rusalの株を大量に買い込み、値をつり上げる。

・クドリンはTwitter等を通じて、プーチンを批判。西側との経済関係回復に再重点を呼びかける。
このためクドリンは外国のFifth Columnになったと見なされ、自らもセルゲイ・イワノフを敵視。
両陣営の間の戦いは正月休みの後に再開されるだろう。

★14、12、22 Opendemocracy.net
Aleksandr Morozov
西側は本気でプーチンを代えようとしている。彼と話し合う気はない。
→早期選挙でメド、セーチン、イワノフ、ソビャーニンのいずれかを後任にするか、政権内部の保守派がクーデターを起こすか、それともプーチンに禅譲をさせるか。
(この問題をかなり詳しくおおっぴらに議論した例としては珍しい。しかしプーチンはそこまで追い込まれていないはず)

★14、12、20 Window on Eurasia
Daniil Kotsyubinskyが新新聞にプーチン後について書いた。
・ロシアでは古来、指導者が帝国的大風呂敷を広げ、その末に敗北すると、改革、革命。今回プーチンはリベンジの「リ」もできない程完敗。
・→破局的な変動はないだろうが、地方の力が増大するかも。
これまでの専制的大統領制から議会制連邦制へ。大統領の権限は現在のポロシェンコの10分の1に満たないかもしれない。

★14、12、15
メドベジェフ、主要テレビ局記者数名と会見。PR強化のように見えるが、実際は例年のこと。昨年と同じ記者。但し、メド大統領時代に発足し、彼のFavoriteとされる「雨」記者がよばれた点が新しい。
ほとんどはウクライナにもからんでの経済・社会問題。当面来年度予算は変えないと言う。

★14、12、10 TASS
(一時、プーチン、汚職摘発を真剣にやる構えを見せたが、その後鎮静。結局innocuousなキャンペーンの域に止まっている。とは言え、9日のTASS?ではイワノフが、極東連邦地区の内務省総局長Kuzhelは解任、妻が外国資産を報告しなかったため、何人からの知事も信任を失って更迭された、たとえばノヴォシビルスクのVasiliy Yurchenko,ブリャンスクのNikolay Denin。14年前半だけで3700名が処分を受け、うち162名は解任された、とする)

★14、12、9 M.T.
プロホロフのSnob誌施設から放送していた「雨」、立ち退きを当局から迫られ、民間アパートから放送。

★14、12、8 Interfax
11月21ー24日、134カ所で1600名のレヴァダによると、ロシアが(ウクライナ問題で)国際的に孤立していると感ずる者は47%、感じない者は45%。感ずる者のうち63%は憂慮している。35%はしていない。
47%は、西側の制裁がロシア政府の政策に影響を与えたとし、34%はNo。

★14、12、8 M.T.
ホドルコフスキー、ピーテルのHoliday Innに支持者を集め、欧州からビデオでスピーチ。政権交代を呼びかける。
警察は「爆弾がしかけられた」として、ホテルからの全員立ち退きを要求。しかし参加者かえって増える。

★14、11、19 TASS
2013年、医院向け予算支出、目標を190億ルーブル下回る。
→全国で3、5万床のベッド、76の外来医院、306の病院閉鎖へ。
モスクワだけで4000床削減。年金年齢、年金年齢間近の医者、7000名解雇へ。
★15、1、3 毎日雑誌、サターロフ
プーチンのやってきたことは、ソ連の崩壊前の状況を作り出してきたことだが、石油上昇、西側の油断、大衆の改革嫌悪という3のFree rideに助けられてきた。
2015年はプーチン最後の年になるかもしれない。つまり、大衆に見捨てられる。そうなると、大きな分裂が始まるかもしれない。

★14,12,5
4日、年次教書演説。「我々自身が孤立への道を進むことは決してない」。
〇自助努力で国内経済の発展を。監督機関による中小企業への検査を大幅に制限、企業の税負担を4年間増やさない。
〇ウラジオストクに「優遇される関税制度を持つ自由港の地位を提供するよう(政府に)提案する」。極東地域の発展のための基金の増資に。
〇来年の成長率、マイナス0.8%に下がる可能性を指摘。経済対策はいずれも小手先。
★14,11,24
23日にタス通信。インタビューで、18年の次期大統領選に出馬する可能性について「ある」と言明。
★14年9月 選択
「シベリア連邦化」を唱える現代芸術家ロスクトフ氏のインタビューを掲載。ロシア当局は削除を要求。8月17日にロスクトフ氏らが計画していた「連邦化要求行進」を告知するSNSサイトは閉鎖。中止。

★14年5月
大統領府官房長コージン更迭。後任は大統領警護長官(?)Alexander Kolpakov。


ロシア・民族
★タタール 15、1、28 James
民族運動家の逮捕相次ぐ。ウクライナ侵攻を非難して捕まっている。12月にはナーベルジヌイ・チェルヌイのRafis Kashapov、10月にはFauzia Bairamova。

ロシア・極東
★15、1、20 TASS
Trutnev、人口流出をくい止め、人口流入を促進するため、1Haづつを無料で5年間貸与し、ちゃんと使った者には所有権を付与するアイデアでプーチンの了承を取る。ただしプーチンは、「全体にはいいが、手続き等細部をつめて」。
・極東には6、14億Haの国有地がある。
・マガダン知事は、1Ha以上を分譲する用意があると述べる。
(こんなことしたら、しっちゃかめっちゃかになる。それに土地に関わる認可権を奪われる地方の官僚が抵抗するだろう)

★15、1、13 R.G.
5月にはカジノ、「プリモーリエ」、複合施設「タイガー・デ・クリスタル」に開業予定。
沿海地方政府が「メルコ」(ローレンス・ホーがCEO。マカオ?)、「ナガコープ」と契約。前者は7億ドル、後者は3、5億ドルを投資。ロシア側は沿海地方開発公社。
・周辺の金持ちにとっては、マカオに行くよりはるかに近い(航空便があればね)。

★15年1月
アムール川の同江、ニジニレニンスコエの間に鉄橋建設中。鉄道輸送ができる。
環日本海
★14,11,28
ロシア鉄道は28日、ロシアから羅先経由で韓国に輸送する。鉄道で北朝鮮に搬入された石炭4万トンで、韓国南東部浦項へ向かった。

日ロ関係
★14,12,10
日ロ、空の衝突防止へ。航空自衛隊とロシア空軍による防衛交流に乗り出す。週明けにハバロフスクで。輸送機部隊の相互訪問開始などについて話し合う。「空自とロシア空軍の交流はほとんどなかった」。
〇今年4~9月の空自機によるロシア機への緊急発進は約320回と前年同期の2.4倍。空自の北部航空方面隊の司令官が週明けに
★14,12,9
プーチン氏来日、日ロ局長が協議。来年2月にも次官級。外務省内。
★14,11,29
プーチン氏、名指しで日本非難。制裁を巡り、米国やEUと並んで日本。トルコメディアとのインタビュー。

北方領土問題
★14,12,17
特区指定検討。トルトネフ副首相。政府の「クリール諸島社会経済発展計画」に関する会議の後、記者団に。実際に特区に指定されても、立ち上げまでには数年かかる。
★14,12,14
ルキヤノフ氏は同時に「5~7年後になると、ロシアはアジアで中国の同意なしに本格的な決定ができなくなる」と予測。北方領土問題の解決をめざすうえでも、日本は対ロ外交の修正を急ぐべきだと暗に促す。


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