Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2015年2月16日

ロシア情勢メモ 2014年10月から12月

いつもロシア情勢をロシア語、英語でネット情報で追っていて、データバンクを作っている。もったいないので、アップしておく。ロシア内政、経済、外交、軍事、日露関係等の順番。
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ロシア内政
★14、11、20 TASS
ゴルバチョフ、「プーチンは多数の利益のために、エリツィン後のロシアを安定させたが、この頃自分と同じ過信に陥っている。自分は、過信で失敗した。
今自分は、あるグローバルなCirclesから、世界を鎮静するためのプログラム開発をするよう頼まれていて、考えているところ」
(多分、EIRだろう?)

★14、11、20 国家安全保障会議
2025年までの過激主義対策を議論。
プーチンの訓辞、公表。
プーチンは色革命を非難したことだけ報道されているが、過激主義についても言及。
社会の文化・宗教・民族状況をよく調査すること、青年の余暇を「組織する」こと、青年に対する愛国主義教育等を充実させること、移民対策を強調。
他方、措置は異分子に対する非寛容であってはならないこと、ロシアは自由な民主主義国であることも言っている。

★14、11、15 TASS
共和党と人民の自由(併せてRPR-PARNAS、ネムツォフとカシヤノフ)は、リベラルがFor European Choiceとして結集するよう、呼びかける。7日の党大会で。
しかしヤブロコは乗らず。PARNASを離脱したルイシコフも取り合わず。
他にDecember 5党、民主的選択・団結、ホドルコフスキーのOpen Russia、Progressのナヴァルヌイ、Dmitry Gudkov議員に呼びかけ。
ホドルコフスキーは同意を表明。

★14、11、11 Www.rt.com
Foreign agentのNGOに資金を受けたり、取り引きすることを禁ずる法律を、憲法委長のPligin提出(「統一」)。

★14、11、11 M.T.
コメルサント編集長Mikhailin、辞職。
ロスネフチが制裁くぐりを準備していると報道したからだ、との観測。
エーホの記者Plyushchevは、セルゲイ・イワノフ長男の死について不遜なコメントをツィッターでしたため、辞職。

★14、11、11 Carnegie, Malashenko(ロシア・民族)イスラム人口急増で社会問題増加。この数年での増加が顕著なのはハンティ・マンシスク、ロストフ、ボルゴグラード、アストラハン、バシキール。
ロシア社会にとけ込まず、郊外に自分たちの集落を作ったりしている。自分たちのインフラ。モスクワ郊外にも。
・ロシア人がますますAggressiveになっているため、騒動の起こる率は高くなっている。

★14、11、11 Russia Direct
ベネディクトフ、「視聴者は100万人いるが、反応はますますAggressiveになっている。ナヴァルヌイにインタビューして、ウクライナについて質問したりすると、ナヴァルヌイとラジオ局双方に苦情が殺到する」
「プーチンは西側と和解の必要性をわかっている。だからメドを押し退けてミラノに行き、ウクライナへのガス供給に署名した(?)。不快なことがわかっているG20にも出かけた」

★14、11、10 TASS
司法省、最高裁に対して、ロシアのNPO、Memorialの審査を延期するよう要請。
問題になっていた。

★14、11、6 Levada
10月24ー27日、1600名に調査。
→44%がプーチンのウクライナ政策を支持。しかし懸念を表面する者は12%、無関心を表明する者は16%で増えている。

★14、11、5 M.T.
プーチンの声がかりで保健部門の合理化はじまり、モスクワの中小保健機関、合併、閉鎖へ。
→2日、モスクワのスヴォーロフ広場で5000名の職員が抗議集会。
保健相は彼らの意見を尊重することを約する。

★14、11、5 M.T.
ウクライナのために、反政府のナショナリストの勢いがなくなった。

★14、11、5 Window on Eurasia
Patul Goble
ロシアはクリミアへの回廊を作ろうとして戦闘を準備しているようだが、現在用意している兵力では無理。1月で約3万の死傷者、要するに10年間でのアフガニスタンでの死傷者を上回る被害を出し、社会には身障者があふれるだろう。

★14、11、5 RIA
ウクライナ。自民党は、ドネツク、ルガンスクの選挙をAssessする形で、実質的な国家承認を与えようとする決議案を準備。
統一、公正党は時期尚早とし、共産党は「賛成だがもう少し議論を」。

★14、11、5 TASS
Forbes、2年続けてプーチンを世界でもっとも力のある人物に選ぶ。次にオバマ、習近平、ローマ法王、メルケルの順。

★14、11、2 Window on Eurasia
LevadaのGudkov、「ウクライナ情勢で、当局は自分の権力を守るために近代化を流産させた。12月のマイダンの時には世論の3分の2はこれをウクライナの内政と見て介入に反対だった。彼らが懸念していたのは、ロシア政府のいろいろな欠点だった。それが2月にはすごいプロパガンダの末、外敵がウクライナをひっくり返したと信じ込まされた。これは、当局にとっては住民の不満をそらすいい機会だった」

★14、11、1 Inmoscowsshadows.wordpress.com
コロコリツェフ内相更迭の噂。
盗作の噂、経済犯罪局の汚職摘発等が流されている。
義しすぎるため、プーチン周辺からうとまれている可能性がある。内務省軍司令官Viktor Zolotovが第一次官に最近昇進しており、彼が後任と擬されている。

★14、10、31 Gazeta.ru
Levadaが24ー27日調査によれば、「今週選挙があった場合、プーチンに投票する」のは56%で、8月の高率に戻った。
1年から1年半はナショナリズムの効果で高いだろう。

★14、10、30 Window on Eurasia
作家のAleksandr Skobov
ロシアのエリートにとっては、プーチンだけが彼らを大衆から「保護して」くれる。
"the imperial, aggressive, Russiaoid-fascit'Russia'run by a criminal oligarchy"

・彼らは「ベルサイユ後症候群」にあり、西側に対する恨みを募らせている。ドイツのように罰せられもしなかったし、西側に助けてももらったのだが。

★14、10、30 M.T.
(ロシア・世論調査)
Public Opinion Foundation10月19日、43地方で1500名。
48%が、自分の一生のうちにスターリン時代のような政治的弾圧があり得ると思っている。34%が「まずないだろう」。25%が「ない」。
粛正を正しかったとする者は、2012年の12%から17%に上昇。
★14、10、30
Business New Europe
Levada、9月26ー29日、45地方で1630名。
この日曜投票があれば、プーチンは38%に激減(年初は66%)、二位のズュガーノフは7%、メドは2%、ナヴァルヌイは1%。
統一は63%、共産党は15%、ヤブロコ2%、ナヴァルヌイの進歩党は1%。
(他方、10、28のPolitkom.ruでは同じくLevadaの同じ調査を引用して、49%が投票するとしている。8月は57%、1月は29%だった由)
★14、10、29 Levada.ru
(ロシア・世論調査)
10月24ー27日、1630名。
プーチン支持率88%。
政府への支持率は64%、議会への指示率は56%。
★14、10、15 Interfax
セルゲイ・イワノフ、K.P.とのインタビューで、「エフトシェンコフのことはよく知っている。Sistemaは国に良いことをずいぶんした。彼の逮捕は投資環境を阻害している」
★14、10、14 Windowon Eurasia
St.Antony's CollegeのVladimir Pastukhovは言う。
「25ー35歳の新しい世代が管理職に送り込まれている。まるでノメンクラツーラのように。リベラルだった彼らの上司を押し退けて、彼らは集団主義的価値観を持ち込みつつある。地方出身で、忠誠心しかない。FSBと関係を持つ者が多い」
★14、10、14 Jamestown, Pavel Baev
この半年の展開は驚くべき。2月にはソチ・オリンピックをやっていた。
今はクリミアで沸いているが、de-modernization, degradation(ソ連化、腐敗の横行)がもはや決定的に前面に出てきた。
今のところ経済悪化は現実生活にはないが、経済が下降に向かうという理解は浸透している。そのために官僚は横領を急ぎ、ナショナリストは自分たちの時がきたとして勢いづく。このままでは、ロシアはだめになる。
(オランダ、ベルギーではよくロシア人を見かけた。若者はヨーロッパ人以上にアメリカナイズされていたが、マクドナルドで注文する時もどこかおどおどしていた)
★14、10、9 Www.rt.com
(ロシア世論)VTSIOMが9月末、42の地区の130市町村で。
「米国が主要な敵」は2008年の25%から73%に。ウクライナは21%から32%に。
ドイツ、EUは10%、英国は9%、ポーランドは6%。
「わからない」は44%から15%に減少。
・友好国として中国が28%から51%に増加、ベラルーシが32%、カザフスタンが20%。
ドイツへの世論は大きく変わり、友好国とする者は1%のみ。2008年には17%だった。
★14、10、9 M.T.
外国の資金をもらって登録しないことへの罰金を法人に対しては30万ルーブルを10万に減らす法案、審議中。
★14、10、8 M.T.
Centerのアレクサシェンコ、リベラルな書き物で圧力を受け、友人に迷惑をかけないため辞職。
★14、10、7 AFP
プーチン、62歳誕生日を集落から400キロも離れたシベリアの森の中で祝う。
全国で奇妙な個人崇拝。チェチェンでは10万人が行列。腐敗との戦いはヘラクレスの牛舎の清掃になぞらえられ、米国との戦いは多頭の犬Cerberusとの戦い。
★14、9、30 Business New Europe
9月24日採択の法律で、外国のSNS会社Google、Facebook等は、ロシア人ユーザーの個人情報をロシアのサーバーともシェアするよう義務づけ。従わないと、閉鎖され得る。
★14、9、30 M.T. Vladislav Inozemtsev(高等経済学院教授)
"Russia is on a road to nowhere"
プーチンの下でロシアは、エリツィン時代以上に経済的にはリベラルになった。株式総額は2008年危機直前は世界で7番目、銀行資産中外国資産は26%となり、外国貿易は2000ー2008年に約5倍になった。
ロシアから外国へ旅行する者は2000年980万から、2008年3270万に増えた。
しかし2012年に逆転が始まった。
★14、9、28 NYT
クリミアで側近たちのBank Rossiyaが米国に制裁を受けると、4月に配電会社等国営企業等の口座が急遽Bank Rossiyaに移されて、手数料増収がはかられた。
・Matthias Warnig
プーチン側近の一人。一連の国営企業で取締役。
Stasi要員だったが、プーチンと会ったのはピーテル。
★14、9、24 Window on Eurasia
Yevgeny Gontmacherが警告。ロシア人がもっともおそれるインフレ等、8の悪のすべてが今起こりつつある。国民が「何かおかしい。何かやらねば」と思い出す時、政府は対処しかねるかもしれない、と言う。
彼は、社会は安定している、しかしそれはstability connected with slow rottingなので、急速に消失し得る、と言う。
(ソ連末期と同じ)
・8月Levadaの調査では、「怖いもの」に71%がインフレ、40%が貧困、30%が格差、28%が経済危機、26%が失業率、26%が腐敗、26%が移民、23%が薬が入手できなくなること。
★14、9、23 M.T.
プーチン、内務省のIndependentt Operational Purpose師団に、ジェルジンスキー師団の名称を復活する布告に署名。
モスクワ市の安全、北コーカサスを担当。

★14、10、26 Www.rt.com
メドの年中夏時間、不評。「朝が暗いと一日中」、「欧州のスポーツ番組、夜遅くまで」。
→今度は年中、昔の冬時間に。欧州との時差は2時間に。
そしてロシアの時間帯はメド時代に9時間に削減されていたのが、11時間に戻される。
(つまり過去の時間を年間通じて。そして帝国の復活)

★14、10、20 Izborsky Club 
Sergei グラージエフ
世界で技術革新進行しており、2020年までにはその力をベースにした新しい力関係が決まっているだろう。次のロシア大統領選挙では当然、Regime Changeへの試みが行われる。
また2020年頃にはロシアは西側からさらに遅れ、軍の装備も遅れているだろう。

★14、10、19 Window on Eurasia
学者のYury Pivovarov、日記を集めた"The Russian Present and the Soviet Past"出版。
「二五年続いた自由の時代は終わり、未来の見通しは非常に暗い」
「ロシアには秘密の警察と秘密の自由の伝統があるが、現在前者が強い。それよりもウクライナ情勢で明らかになった、ロシア社会の不自由で権威主義的傾向の方が危ない。我々は非常に危険な道に迷い込んだ」

★14、10、17 Pravada.ru
ホドルコフスキー、外国で、「政権は自己保持のために血を流し始めた。これが宮廷革命で終わるか、大規模な国内紛争が起こるかわからない」

・彼の母親は死去したが、ホドルコフスキーは帰国しなかった。

★14、10、2 RFE
プーチンがインターネットを閉鎖するとの噂が流れるが、1日国家安保会議のあとプーチンは、インターネットを国家の全面管理下に置くような計画はない、しかし過激派、外国人排斥、テロ等は閉鎖する、と述べる。

・ロシアには、外国とのConnection契約をしているプロヴァイダーは300ほどもあるので、これが数社に限られる途上国と違って、全面閉鎖はやりにくい。

★14年9月 James
UmarovはIngush jamaatを訪問した際、FSBが後者に渡していた毒で殺されていたもの。FSBは長い間、それを確認できないでいた。

・彼の後任はダゲスタン人のAli Abu Muhammad(Aliaskhab Kebekov)。これによってFSBの主要関心はチェチェンから(ウマロフはチェチェン人)ダゲスタンに向くことになった。Muhammadはよく外に向かってしゃべる。

・Kabardino-Balkariaとイングーシでは、内部抗争と弾圧によって、動きは下火。

・Caucasus Emirateはシリアで数千人がアサド打倒で活動中。戻ってくると危ない。(出資者がいれば)

★14年 Valdai Discussion Clubは2011年設立のNPO。
2014年基金が設立された。SVOP、Russian International Affairs Council、MGIMO、高等経済学院が設立者。
会長はBystritsky。事務局長はPavel Andreev。

★14、11、10 Sputnik
キセリョフの下に国際ラジオ局Sputnik、10日に開局。「各支局で作成・放送」。30言語目標。
キセリョフ、「この世界では日本は日本語、トルコはトルコ語」と述べ、日本に最初に言及。
いくつかの国ではFMも。
当初、英語、スペイン語、アラビア語で。年末には中国語。
ワシントン、カイロ、北京、モンテヴィデオに支局。日本語でもコンテンツ作成している。

★14、10、29 RFE
キセリョフのRossiya Segodnya(Russia Today)、ドシャンベ、ベオグラード等29首都に支局を作る予定、と報じられる。
英語テレビのRTとは異なる。
2015年RTへの予算は154億ルーブル、Russiya Segodnyaへの予算は三倍に増えて65億ルーブル。

ロシア・経済
★14、11、21 WSJ
1ー10月、成長率0、8%。しかし投資は下がり続けている。10月は対前年比2、9%減。9月は2、8%減だった。
小売り売り上げは10月、対前年比1、7%増のみ。昨年同月の数字は3、3%だった。

★14、11、11 Reuters
10日中銀が介入を停止すると表明→11日、ルーブルは急落を再開した。

★14、11、7 Business New Europe
Opec油価は4日、78、67ドルへ。
アルファのOrlovaによれば、これはパニックを呼ぶことによって、経済をよけいに下げる。2009年もGDPが7、8%減少したうち、油価低下によるものは2、4%分のみ。

・今回はルーブルが変動制にあって、介入は義務ではない。このため、ショックは小さくなる。

★14、11、7 Reuters
ルーブル、中銀が介入量を一日3、5億ドルに減らしたこと(10月初め以来、300億ドルで介入してきた)、ウクライナで戦闘が再燃したこと、ロシア人が貯金をルーブルからドルに転換し始めたことで、暴落の気配。

★14、10、31 中銀、介入金利を1、5%引き上げて9%に。

★14、10、24 M.T.
シルアノフ財務相、下院に対して、現在の情勢が続いた場合に備えて予算を組み替える必要性を指摘。
同時に、5000億ルーブルまでをReserve Fund予備基金から使用する許可を求める。「3兆ルーブル以上ある。無限ではないが」

★14、10、22 TASS
プーチン、Delovaya Rossiyaに対し、資源に依存しない部門振興策を提議するよう求める。会長はAlexey Repik。
経済特区等を活用。
外国企業が合弁を作り、制裁で去っても、技術と雇用はおいていくような方式を模索。

★14、10、2 M.T.
シルアノフ財務相、社会保障払い込み義務を企業から一部市民へ移転する必要性に言及。

★14、9、30 Ekonomika i zhizn
下院に提出された予算案
2015年歳入は15、082兆ルーブル(2014年は14、238兆だから5、9%増)
歳出は15、513兆ルーブル(2014年は13960兆だから11、1%増)

財政赤字は2015年4307億ルーブルでGDPの0、6%相当。
2014年は0、4%相当の黒字を予定していた。

投資は2015年15億ルーブル以上(?)。

 ★14、10、22 
          Lenta.ru
       合法出稼ぎ増大
出稼ぎを登録する者、合法的な枠で出稼ぎを雇う企業が急増。連邦移民庁によれば、本年60万以上がモスクワで登録。これは2013年同期比49、9%増。
このため、市には38億ルーブル以上の税収(出稼ぎ者にとっては、賄賂と二重払いになる)。
原因不明。取り締まり強化か、ウクライナからの流入か。

・現在ロシアには非合法の出稼ぎ者は430万人以上。

★14,11,1
大幅利上げ 通貨安・インフレを防止
さらに景気低迷をもたらすという悪循環が続く可能性。物価上昇率が目標である4%に下がるまで。
★14,10,31
モスクワ仲裁裁判所は30日、民営化で不正があった、「システマ」が保有するバシネフチの株式71%を没収し、国家保有に戻す判決。
★14、10、30 M.T.
消費者ローン、2012年は40%、2013年はも上半期は13、7%伸びた。
→中銀は抑制のための一連の措置。銀行積み立てや資本の増加
→消費者ローン、急減。今年上半期は対前年同期6、8%増。
・しかし、欧米に比べると大したことない。2013年、ロシアの家庭の32%のみがローン。米国では75%、ユーロでは44%。
・それにロシアでは世帯の55%しか、銀行口座を持っていない。
★14、10、21 Business New Europe
ガブリレンコフ、「民需は1ー9月で対前年比2、3%しか伸びていないが、農業は7、7%伸びた。9月だけなら対前年比16、6%増」
★14、10、15 M.T.
統計局によれば、9月の鉱工業生産(工業?)、対前年同期比2、8%増。8月より2、7%増。
これは防衛産業、運輸(?)の伸びによると言う者、食品・衣料の伸びによると言う者、まちまち。
投資は8月、2、7%減少していたのだが、9月の数字はまだ出ていない。
(★14、10、14 M.T.
プーチンは、石油開発・探鉱サービスを国営1社にまとめる法律に署名。制裁で引いた西側サービス企業に一泡吹かせてやろうという。
核はRosgeologia。他に15社。
・Halliburton, Weatherford, Schlumberger,Baker Hughesなどに対抗しようというわけだ。
・政府は一つにまとまっていない。たとえばドヴォルコヴィチは懐疑的。
★◇14、10、14 Business New Europe
ロシアの企業は2015年末までに1340億ドル、対外債務支払い。14年12月までには320億ドル。
・しかし、ロシアの企業にとって、「対外債務」とはオフショアの株主からのequity injectionsに過ぎないことが多い。この「債務」への利子支払いを所得から控除して、節税をしている。
→実際の対外債務は900億ドル以下だろう。(Ⅹ月Ⅷ日ウリュカエフ、議会で発言)
・中央銀行によれば、2013年ロシアの企業が借りた対外債務2200億ドルのうち、約半分はオフショアから。
・企業の「純」対外債務のうち半分は、ロスネフチ、ガスプロムがしている。ロスネフチだけでも、14年末までに320億ドル返済義務。しかし両者とも、中国から前払いを受け、これで債務を払える。
・だから企業の対外債務はmanagerable。問題は、大銀行が西側資本市場から閉め出されたこと。これにより、この数ヶ月で利子率は平均2%あがった。
・資本流出は第三四半期大幅に減って130億ドルになった(第二四半期は240億)。それでも、経常収支黒字の110億ドルを超えている。
★14、10、9 WSJ
産業貿易大臣Manturov,R.G.とのインタビューで、40ほどの重要品目については30%以上の価格上昇があれば人工的な抑制が必要になるかもしれないとして、価格統制の必要性に言及。
★14、10、9 Centrasia
Brentは91ドルに下落。ウラルは90ドル以下に。予算は2014年度はウラル100ドル、15年は96ドルを想定。
10ドル下がるたびに国家歳入は6000億から1、5兆ルーブル減少する。
他方、1ドルに対してルーブルが1ポイント下がるたびに1800億ルーブルの追加歳入がある。
2014年予算案は1ドル35、5ルーブルを想定。
・財務省は念のために中銀に60ドルに下がった時のシナリオを注文した。頭の体操。
★14、10、8 M.T.
プーチン、本年は予算教書演説せず。12月の年次教書に合体。この決定はすでに昨年行われていた。
★14、10、7 Interfax
Public Opinion Foundationの電話調査。
1000人のモスクワ人の66%は9月28日の調査では、西側からの食料輸入停止を是とした。79%が国内で生産できる、13%がそれは不可能。
68%は、店での品ぞろえは変わっていない、23%が少なくなった。
74%はふだん買うものは、今でも買うことができる。
72%が値段が高くなったとする。
83%は品質は変わっていない。8%は悪くなった。
61%は、禁輸食品は食べるもののほんの一部しか占めていなかった。
★14、10、7 Interfax
高等経済学院のCenter for Development、「ロシア経済は危機へのコースにあり、その勢いは加速しつつある」
原油価格が90ドル、ルーブル・レートが■を下回ったことで、大衆に心理的な転換点。
★14、10、6 James
10月3日経済会議でグレフ、政府の経済決定の無能を批判、ソ連崩壊に言及。
・セーチン、石油価格150ドルでないと、現在の投資は収益性がないと言う(Newsru.com,10、3)。
・ホドルコフスキーは、情勢は1917年と同様の破局に向かっていると言う。
★14年10月 シュメリョフ
ウクライナのEUとの連合協定を嫌っているのは、EU製品が無税で入ってくると関税収入を失うからと言うより、本当にロシア産品が買われなくなるから。ロシアでも作っているものがある。靴、衣料品。食品も品質が向上している。
★14、9、3 WSJ
8月末外貨準備は4650億ドル。10ヶ月前は5240億ドルだったので、10ヶ月で690億ドル減ったことになる。
→外貨準備は急速になくなり得る。
2008ー09年には2100億ドルを失っている。
ルーブル低下と外貨準備減少は悪循環になり得る。
★14、10、2 Bloomberg
原油生産、9月に0、7%増(いつからか不明)で1061万バレル・日に。ソ連以後の記録に近い。
ソ連時代は1987年に1148万、本年1月には1064万。
★14,9,28
1~8月の新車販売台数(乗用車と軽商用車)は前年同月比12.1%減。7~8月は減少幅が2割。
が多い。建材の多くは国内生産が可能。
★14、9、22 M.T.
IKEAは2020年までに20億ユーロを投資して、ロシアでの拡張をはかる計画を発表する予定。
★14、9、22 Reuters
(ロシア・対米)Blackstone,ロシアから撤退。
★14、9、22 M.T.
警察は、モルドヴァ市民の署名を得て資金を不法に海外送金したケースを捜索。内務省とモルドヴァの金融監査庁が共同で約100のロシア企業、21の銀行を捜査。
計約180億ドル。
★14、9、22 Vedomosti
グラジエフ、資本流出がこんなに激しいのだから、資本輸出には課税を考えたらいい、と議会で発言。決定的なものではない。
・資本流出制限は、外国からの投資をなくしてしまう。
中国やインドもやったことがあるし、ロシアでも2006年までは、海外送金のためには中銀に預金を求めていた。
以後は制限なく、1321億ドルが流出した2008年でさえ制限は復活しなかった。
★14、9、20 Center
ロシア原油は92ドルに下がった。2015年度予算案では96ドルになっている。
85ドルになると、2015年度財政赤字はGDPの1、3%になり得る。
・中銀の外貨準備は3000億ドル以下になり(他は財務省所管)、大規模な介入は続けられない。
・食料品価格は制裁のせいで、季節要因を除いて9月、1、6%上昇。インフレは2014年8、5%にはなるだろう。
・インフレは急上昇している。8月は0、2%、9月は0、7%。
野菜・果実価格は9月6、2%上昇(8月は1、7%だった)。

ロシア・外交
★14、11、12 労働新聞
ヤゾフ元国防相(!)、金に書簡。全文公表。
ヤゾフの90歳誕生日でのプレゼント、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長を派遣したことに謝意、両国親善をアピール。
金正日は2001年8月訪ロの際、ヤゾフに会っている。

★14年11月
ドイツ、ロシアの外交官をスパイだとして国外退去処分。ロシアは報復。
ポーランド、リトアニアでも同様のこと起こる。

★14、11、11 M.T.
英国当局、英国でのロシアのテレビRTに対して、ウクライナ報道が歪曲されすぎているとして警告。

★14、10、31 TASS
プーチン、将校への賞授与式で、"Russia is not going to drift into confrontation that isbeing persistently forced on us."

★14、10、28 Carnegie, Trenin
「ウクライナ情勢で、ロシアのユーラシア構想、日本との戦略的パートナーシップ構想はついえた。ロシアは中国にくっつくしか選択肢はない。
中国は西に拡張しつつあり、勢力圏にロシアも飲み込むだろう。

★14、10、27?
プーチン、ソチで(ヴァルダイ会合?)演説。世界の安定、統治、バランスを呼びかけ、米国の進出性を抑制する必要性を指摘。
(これまでと違うことを言っていないにもかかわらず、西側ではこれを過度に注目する者あり。特にNYTなどはこれをチャーチルのFulton演説になぞらえる。アルバートフはそれほどひどいものではないと書く。)

★14、10、24 Guardian
パトルシェフ、インタビューでロシアの影響圏をねらい、資源をねらい、ロシアの包囲を狙う米国の陰謀について得々と語る。19世紀型帝国主義論の集大成。

14、11、16 The National Interest
Roberrt Blackwill,Dimitri Simes
ウクライナでの対ロ妥協を呼びかける長文の論文。ロシアの軍備増強、国内争乱の兆しは無視。
クリミアはagree to disagree、ウクライナはNATOに入れないがEUには入れる、東南部の自治を強化等の条件。

★14、11、14 NYT
ソ連崩壊で米国が開始した、ロシアの核物質、技術の流出防止協力の一連のプロジェクト、キリエンコは最近米国に、2015年は何のプロジェクトも予定されていないと述べた。
(NYTはこれが制裁への反発とのラインで書いているが、実際には以前からロシアがやってきた「援助的なプロジェクトは切る」という姿勢の一環で、NYTは混同しているのだろう)

・ロシアは先週、2016年オバマが主催する核廃絶会合には出席しないと声明している。

★14、11、13 Salon.com Patrick Smith(元Herald Tribuneの東京支局長?)
(世界・石油)9月初めケリーはヨルダンを訪問した。ISIS対策の名目。しかしロシアを念頭に石油価格を下げることが別の目的で、サウジは9月には日10万バレル以上の増産を始めた。サウジにとっては、1バレル30ドルで予算が均衡する(?)

★14、11、12 The NationalInterest
Gvosdevがロシア軍近代化の脅威と限界を詳しく述べる。

★14、11、12 Reuters
ショイグは数日前、大西洋西部、太平洋東部、カリブ海、メキシコ湾にも軍事プレゼン巣を確保しておく必要がある」。
→米国防省報道官Steve Warren、「どの国も公海で行動する権利を持つ。ただし国際Standardに従って」。

★14、11、12 M.K. Mikhail Rostovskiy
APECでの首脳会談はわずか5分。
現在の問題は、以前の重層的な米露コンタクトが麻痺して、首脳、外相同士しか残っていないこと。そしてロシアは1人ですべて決める体制であることも、官僚をして声を上げさせにくいことになっている。

★14、11、11 Reuters
APEC、開会では習近平、オバマ、プーチンとともに入場。プーチン、オバマに英語で「"It's beautiful, isn't it?"。オバマ、あまり反応せず。プーチン、オバマの肩をたたいた後、着席。
国務省報道官、「両首脳は合計15ー20分間会話。イラン、シリア、ウクライナについて」

★14、11、11 Interfax
ロシア通信マスコミ省、「CNNはケーブルや衛星で配信する権利を持っている」。
(CNNは年内にケーブル配信をやめると声明していた)

★14、11、7 Mccain.senate.gov
マケイン、「ロシア軍がウクライナにまた入ってきたというのが事実なら、米国は軍事援助を行わなければならない」

★14、11、6 Forbes.com
上院、共和党が多数。
→大統領に都合の悪い法案への署名を迫るだろう。
H.R. 5190, the Ukraine Security AssistanceActでは、ウクライナの民主主義と主権を守るための支援を呼びかけ、S.2828,the Ukarine Freedom Support Act of 2014では、うくらいなへの軍事的支援を呼びかけている。
これに民主党の一部が和すると、大統領の拒否権ができなくなる、Super-majorityになる。
→ウクライナ戦争の激化は避けられないかもしれない。すでに4000人が亡くなっている。

★14、11、5 Huffington
キッシンジャー、Council on Foreign Relationsでベルリンの壁崩壊25周年でスピーチ。質問に答えて、「プーチンが今の統治システムのままでいいと思っているとは思わない。プーチンはスターリンとは違うし、今の情勢は冷戦とは違う。それでも、国が他国の領土を削り取るようなことは許しておけない」

★14、11、1 M.T.
上院も共和党がとったことにより、対ロ制裁が法律になることを、業界はおそれ始めている。

★14、10、29 RIA
米国民間がISSに貨物を届けるために使ったAntaresロケットが爆発したが、その「ロシア製」エンジンの基本設計はウクライナのユージュノエ設計事務所。

★14、10、24 WWW.europeanleeadershipnetwork.org Alex Pravda
まだ新冷戦になっていない。修復可能だ。ロシアを孤立させるのは意味がない。

★14、10、16 Www.rbth.ru
ケリー、ラヴロフ、パリで14日、3時間会談。
ISISとの戦いでの協力に合意。当面ISISの位置についての情報交換。
現在500名の人間がロシアからISISに加わっている。
2001年アフガニスタン戦争を始めた時、両国諜報機関は協力していた。これと同じ態勢に。

★14、10、2 R.G.
プリマコフ、ISISは米国のせいだとしながらも、ISISは最大の脅威で、ウクライナなどの問題にかかわらず、P5による調整された対応が必要だとする。
これは対米協力の呼びかけであると同時に、シリア領への一方的な攻撃に対する非難でもある。

★14、10、1 AP
N.Y.でドクトル・ジバゴのミュージカル、来年4月にスタート予定。

★14、11、11 Reuters
APEC、開会では習近平、オバマ、プーチンとともに入場。プーチン、オバマに英語で「"It's beautiful, isn't it?"。オバマ、あまり反応せず。プーチン、オバマの肩をたたいた後、着席。
国務省報道官、「両首脳は合計15ー20分間会話。イラン、シリア、ウクライナについて」

★14、11、10 K
ルスギドロ、中国の複数国営企業と合弁。ルスギドロが支配株。
アムール川の洪水対策用水力発電所、レニングラード揚水式発電所。

★14、11、10 Www.rbth.ru
APECでプーチン、訪中。アルタイ経由でガスを輸出する約束。ミルレル「中期的には、対中輸出が対欧輸出を上回るかも」

★14、11、5 遼寧日報
営口港は満州里からロシア領を通る、欧州への主要なランド・ブリッジに。国境通関量では中国一。
週6便。
毎月300隻の貨物船。

★14、10、8 RIA
ロシアは2004年、NATO軍の「地位協定」を結び、2007年批准している。
下院国防委員会長Komoyedov,「破棄しろという声があるが、経済制裁はいざ知らず、軍事で動くには慎重であるべき」。
★14、10、1 Window on Eurasia
ロシアが欧州の右翼に資金を流している。
プーチンの言う「伝統的な価値観、家族の擁護」が右翼にあっている。
→欧州の24の右翼団体のうち14はウクライナでのロシアを支持している。7は中立。
・イスラム移民の増加が欧州での右翼化を起こし、ウクライナがそのあおりを食っている。
★14、9、19 M.T. Reuters
ロシア、ISISにからみ、terrorist fightersと戦う安保理決議に賛成の構え。
米国が提案し、徴募を妨げるもの。

★14,10,18
「プーチンの鉄拳」「強権と鉄腕 プーチン伝」などと題した書籍がずらり。「中国人は強い指導者が好きだ。ベストセラーだ」
★14,10,18
プーチン氏「愛虎」中国に越境。中国ではトラは漢方薬として重宝。
★14、10、16 Valdai Discussion Club   Alexei Fenenko
中国の軍事力はまだ米ロにはおとり、超大国ではない。すべての種類の兵器を自力で作っていない。兵力も不足。
そして侍、騎士の伝統もない。
★14、10、15
Eurasia Outlook,Krutikhin
李克強来訪。アルタイ・ガス・パイプライン、中国断る。
→困ったロシア、「シベリアの力」ガス・パイプライン契約についての政府間協定をでっちあげた。
しかしここにおいても、中国は融資額を明確にせず、逆に中国におけるガス・パイプライン建設への協調融資を持ちかけてきた。
★14,10,15
中国商務省、1月~8月の中国の対ロ投資額は前年同期の1.7倍に急増。
★14、10、14 N.G.
李克強来訪で、中国は多くの融資を提供。しかしすべては中国製品輸入のため。欧州向け借金の支払いには使えない。
中国輸銀は対外経済銀行に対し、20億ドル(とは言っても、元かルーブルで)のクレジット・ライン。シベリア・極東開発案件のため。
メガフォン社は中国開発銀行と、15億ドル融資で合意。Huawei輸入のため。メガフォンの輸入におけるHuaweiの比率は21%に。
★14、10、14 K
(ロシア・天然ガス)
李克強来訪。アルタイ・ガス・パイプラインは成立せず。
ガスプロムはウラジオストックの液化プラントを断念すると明言。需要増が止まっていることを理由としているが、実際は資金の当てがないのだろう。
李克強は液化についての合弁を作ったとかいったが、その内容不明。多分既存のヤマル・プロジェクトのことだろう。ここはNOVATEKに60%、CNPCとTOTALが20%ずつ。
・Novak大臣は、「中国にはロスネフチの極東液化プロジェクト、ウラジオの液化プロジェクトを提案してある」
★14、10、10
ヒムキンスクのエネルゴマシュは中国に、環境を汚さない(液体)ロケット・エンジンの共同開発を提案。中国にとっては、開発期間を10年は縮めることができる。
★◇14、9、18 Vedomosti
(ロシア・石油)(ロシア・天然ガス)
ロスネフチは他社を買いすぎ、ガスプロムは投資し過ぎで金が足りなくなると、中国に前借りして、不利な価格で長期間の供給を約束する。
中国人はじっとチャンスを待っていて、チャンスが来ると飛びかかってくる。
★14、9、12 Reuters
習近平、ドシャンベでSCOの際、プーチンと会談。ウクライナは政治的に、Inclusive dialogueによって解決するよう求める。

★14、10、16 M.T.
Hagel国防長官、Association of the U.S. Army年次会議で、「Threats fromterroristsand insurgents will remain with us for a long time, but we also must deal with a revisionist Russia-with its modern and capable army-on NATO's doorstep."
・そしてオバマは国連総会での演説で、ロシアはISIS以上の脅威だと述べて、メドから「気でもおかしくなったのでは」。
・(14、10、16 Interfax)ショイグは「ヘーゲルの発言は深刻な懸念を呼び起こす。NATOに迫っているというが、境界をこちらに動かしてきたのは米国ではないか。関係のあらゆる側面について、西側パートナーとの率直な対話が必要だ」
★14、10、14 Reuters
パリで外相会談。ラヴロフ、新たなResetを呼びかけるも、ケリーはウクライナからの撤兵等を求める。
他方、ISISについては共通の敵として情報を交換していくことで合意。グローバルな問題については協力する、とケリーは言う。
★◇14、10、1 国務省
9月1日現在の半年一回交換データ
実働ICBM、爆撃機、SLBMは米国が794、ロシアが528。
実働ICBM,SLBM、重爆撃機搭載の核弾頭は米国が1642、ロシアが1643。
(ロシアが上回ったのは初めてではないか?)
★14年10月
ロシア、2015ー16のFLEX計画をキャンセル。学生の留学。
★14、9、23 Reuters
Wikicommonsを引用。IAEAで米国官僚が言ったところでは、最近ロシアと協力して50キロの濃縮ウラン(実験炉から)をポーランドからロシアに移管した。武器用ではない。
同様協力は今でもロシアと続けており、最近では16キロをベトナムから移動した。
・現在1440トンの濃縮ウランと500トンのプルトニウムが世界で備蓄されている。
・核爆弾は濃縮ウラン50ー60キロでできる。
★14、9、18 M.T.
米国のUnited Launch Allianceとドス・ベゾスのBlue Originは、ロシアのエネルゴマシ製RD-180に代わるロケット・エンジンを3年で開発する成約。BE-4。


ロシア・軍
★◇14、11、6 James Felengauer
ショイグ大臣、核、民間防衛も含めて統合参謀本部、アルバートからフルンゼ河岸に12月1日移転予定。National Defense Management Center(NTsUO)。1000名以上。24時間体制。周辺のボート・レストラン、レストラン、カフェは撤去・閉鎖された。
コンピューターはすべて国産になる(これまで情報部分は外国製)。
→移行期のコンピューター故障は危険なことになる。
郊外のOdyntsovoには予備の核指令センターがあるが、NTsUOが故障すると、独断指令を下す危険性がある。

・これまで戦略兵器指令は参謀本部のCnetral Command Post(TsKP)。既に4月、解散してNtsUOに移動。

・核攻撃を探知する体制は弱体。早期警戒衛星第一号のTundraはやっと本年打ち上げ予定。既存のOko-1衛星2基は不十分。地上レーダーはカバーしていない方角がある他、落下15分前にしか判別できない。

★14、11、4 James
フルンゼ通りの新統合指令本部(National Defense Management Center、NTsUO)は、権限等不明(イワショフは、これは参謀本部学校が主導したものと言っており、統合を志しつつも、各部署の抵抗、非能率によって、結局大スクリーンを使った遊びに終わるのではないか。1日のK.P.は、このセンターは既存の参謀本部等に代わるもの、だぶるものではないと述べている)。

・国防省、参謀本部、内務省、非常事態省のCrisis Center、ロスアトム、Roshydromet等を包含。
・上から地方までの直通。
・このセンターは参謀総長が率いるべきとの意見がある(ということは決まっていないということ)

★14、10、28 Www.rt.com
スウェーデン、ストックホルム沖で「ロシア潜水艦を探知」。1週間にわたって捜索するも見つからず、ロシア政府の抗議を受ける。

★14、10、16 FT
下院で審議中の予算案、政府は国防支出を2016年は5、3%削減しようとしている。1998年以来、初めての削減になる。

・Renaissance Capitalによれば、原油価格が80ドルになるとロシアのGDPは1、9%減少し、60ドルになると3、4%縮小する。

・→Pukhov、「2016ー2025年の兵器調達計画が変更されるだろう。ウクライナ情勢に鑑みて陸軍、ミサイルの予算を削るわけにいかないので、海軍関係が削減されるのでないか」

★14、10、16 M.T.
下院国防委員会長Komoyedov、「2015年の防衛予算は記録的な3、3兆ルーブルに。GDPの4、2%相当。2014年より8120億ルーブル増」と述べる。

・2013年、米国ではGDPの3、8%(世銀)。世銀によれば、ロシアでは2013年既に4、2%。

★14年11月「軍事研究」 小泉
イスカンデルは、K-500巡航ミサイルを搭載したイスカンデルーKにConvertできる。
これは、INF条約が禁じている長距離地上発射CMに相当するという指摘もある。
・プーチン論文では2020年までの近代化計画で、固定翼機600機の近代化を予定。Su-30SM、Su-34,Su-35S等は毎年1個飛行隊から一個航空連帯のペースで更新中。
・スホーイが開発中の第5世代戦闘機T-50の配備は2016年予定。
ステルス。次世代の主力。
・AWACSの近代化も重要。2013年現在でベリエフA-50,17機(実働は9機)のみ。
近代化してA-50Uへ。
★14、10、31 Www.inquisitr.com
(NATO)6月、デンマークのBornholm島で政治集会があった時、ロシアはミサイル付きの軍用機数機を接近させた。スウェーデン周辺でも軍事活動を活発化させている。
★14、10、13 Www.rt.com
下院国防委員会副議長Klintsevich、予備役の組織化、給料の支給が決まったかのようにいいたてて、否定される。
★14、10、7 James
9月末ロゴージン、2020年までに核兵器を100%更新すると言う。それは無理だろうという声あり。
RS-20Bの後継、Sarmatはマケーエフの工場に委託された。
しかし製造を西側工作機械に負っているため、制裁にやられるかもしれない。
★14、10、7 Reuters
シルアノフ、「軍備計画、今のままでは実行できない。We cannot afford it」
2020年までに23兆ルーブル。これが作られた時には、GDPは年6%伸びていた。
空軍、潜水艦、宇宙等は予定通り続けられるだろうが、他で節約が不可避。
・2004ー2014年、ロシア国防費は倍増。本年は予算の17、6%だが、2017年には20、8%、3、36兆ルーブルになる。
★14、9、23 M.T.
サハリン海岸で演習中の装甲車、波にさらわれて3名死亡。
★14、9、17 M.T.
ミサイル、戦闘機、無線研究等の債務を政府が保証する指令にメド署名。40億ルーブル分。
★14、9、16 James
NATOは9月16日からウクライナでRapidTrident共同演習をやったが(恒例)、ロシアも周辺で演習を頻繁。
7月14日にはセルビア陸軍とロシアの空挺部隊がセルビアで秋、共同演習を行うと発表。これは新たな動き。
9月3ー7日にはアルメニアで共同演習。8月15日にはモンゴルとSelenga 2014共同演習。
★14、9、16 James
9月11日プーチンが発令した東方軍区Snap inspectionは、10万の兵力を動員した本年最大の演習。軍種間の提携、長距離輸送・編成能力。
北方領土についても防護演習。日本海、オホーツク海にも展開。
空挺、海兵も。

日ロ関係
★14年11月 文春
中国ではサンマは高級魚であり、歯舞・色丹海域に強い関心。

★14、10、28
メド、シベリア鉄道、BAM近代化のための仕様書を承認。
2020年までに輸送力を6、600万トン増やす。
1100億ルーブルを予算、1500億を国民福祉基金、3000億を鉄道が負担。

★14年
日本の銀行が制裁措置拡大を警戒して、ちぢみこんだ。

★14、10、14 K
(ロシア・天然ガス)
李克強来訪。アルタイ・ガス・パイプラインは成立せず。
ガスプロムはウラジオストックの液化プラントを断念すると明言。需要増が止まっていることを理由としているが、実際は資金の当てがないのだろう。
李克強は液化についての合弁を作ったとかいったが、その内容不明。多分既存のヤマル・プロジェクトのことだろう。ここはNOVATEKに60%、CNPCとTOTALが20%ずつ。
・Novak大臣は、「中国にはロスネフチの極東液化プロジェクト、ウラジオの液化プロジェクトを提案してある」
★14、9、15 M.T.
ハバロフスク知事、1400名のウクライナ難民流入で非常事態を宣言。

★14、10、7
安倍総理、プーチン62歳誕生日に祝電を送り、ベルルスコーニとともにクレムリンに紹介される。
★14,10,18
日ロ首脳10分会談
ミラノ。ウクライナ情勢を巡り意見交換し、両国の対話継続の重要性を確認。ASEM首脳会議の会場内のソファ。
★14,10,8
首相は7日、プーチン大統領と約10分間、電話協議。APECの際に首脳会談を開く方針で一致。7日はプーチン大統領の62歳の誕生日。安倍首相は電話協議でお祝い、この日に合わせて釣道具を大統領に贈った。
★14,9,25
対ロ制裁 金融・防衛に拡大
5金融機関。日本国内での証券発行を許可制とし制限。武器輸出規制を厳格適用、関連技術の提供も制限。G7外相会合。国連総会の際に検討していた外相会談はロシア側から断りを入れてきた。
★14,10,15
ロシア政府は宗谷海峡を経由する海底パイプラインの建設を日本側に提案。
★14,10,15
加工せずにガス価格を3~4割安くできるパイプライン。
○ミレル社長は13日、サハリン沖のガス資源を使った極東ウラジオストクのLNG基地計画の撤回を示唆。2月には安倍晋三首相に近い河村建夫元官房長官が会長を務める議員連盟が、サハリンから茨木県日立市までのパイプライン敷設を求める提言。
★14,9,27
東シベリアの天然ガス 日本に輸出せず
メドベージェフ副社長、チャヤンダ、コビクタの両ガス田。パイプラインもブラゴベシェンスクまで建設。
★14,9,27
日本への影響は限定的。日本向けに進めるウラジオストクLNG基地計画は、サハリン3のガス田を供給源。

コメント

投稿者: oqefapdcayuh | 2017年8月21日 19:52

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投稿者: uzerutidufuw | 2017年8月21日 20:07

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