Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2014年10月20日

ユーラシアバロメーター ロシア 2014年7月から9月

自分で作っているデータベース、もったいないのでアップしておく。時間がないので、コメントを付さない。基本的には、ウクライナがらみで国内はプーチン支持の反米・保守化が続く。他方、世界の石油価格がかなり落ちていることは、国家歳入の60%以上を原油・ガスに依存するロシアとしては不気味なところ。ルーブルが年初から30%近くも下落していることから、ルーブル・ベースでの国家歳入はむしろ増加しているも、いつまでこれで持つというものでもない。西側の制裁はこたえないとタメ口をきいてきたが、そろそろ五右衛門ロシアも茹ってくる頃だ。


★14、9、24 Window on Eurasia
Yevgeny Gontmacherが警告。ロシア人がもっともおそれるインフレ等、8の悪のすべてが今起こりつつある。国民が「何かおかしい。何かやらねば」と思い出す時、政府は対処しかねるかもしれない、と言う。
彼は、社会は安定している、しかしそれはstability connected with slow rottingなので、急速に消失し得る、と言う。
(ソ連末期と同じ)

・8月Levadaの調査では、「怖いもの」に71%がインフレ、40%が貧困、30%が格差、28%が経済危機、26%が失業率、26%が腐敗、26%が移民、23%が薬が入手できなくなること。

★14、9、21 M.T.
ホドルコフスキー、ベルリンでOpen Russia再開の会見。ル・モンド等に、「ロシアが正常に発展するのだったら大統領になる意志はなかったが、アジア的権威主義ではなく欧州的法治主義、選挙改革、三権分立のためなら大統領になる用意がある。選挙制度が悪いために、ロシアの権力は正当性を欠いている。
Open Russiaを登録したり、事務所を作るつもりはない。SNSで。
当面の目標は2016年選挙。あらゆる者を支援する。金目当ての者であっても。
米国の資金は受けていない。Our Compatriotsが資金をくれている」
Forbesは彼の財産を、2014年1、7億ドルと推計。

★14、9、19 M.T.
エフトシェンコフ、House Arrestを解かれる。

★14、9、18 Reuters
CSKA、ローマでの試合で大負け。ファンは地元ファンと乱闘。
CSKAのファンはこれまでも、人種差別的ヤジで問題を起こしている。

★14、9、18 Vedomosti
議員3名、マスコミにおける外資の比率を20%以下に抑制する法案を提出。
これまで規制はテレビ、ラジオのみ。
ひっかかるのはVedomosti(FT,WSJ、フィンランドのSanoma)とForbes(Springer)。
・2017年2月までに実行すればいいようになっている。

★14、9、18 Reuters
不況が始まろうとしている中で、利権の再配分が始まった。政権に忠誠でない者、今の政権に恩を着ていない者がまずねらわれる。

★14、9、16 Vedomosti
Bkontakte、ウスマノフ所有のMail.Ruに100%買われる。

★14、9、16 Vedomosti
カバエヴァ、The National Media Group(ロシア・マスコミ:第1チャンネル、イズベスチア等)会長職をオファーされ、受ける。6年間やっていた議員を辞める。これまで会長は所有者Yury Kovalchukの兄弟Kirill。

★14、9、15 M.T.
雨テレビの社長(?)Ksenia Batanova、自宅近くで襲われ負傷。携帯、イヤリングを奪われる。

★14、9、15 M.T.
(モスクワでの低投票率はOminous。21%。そろそろ不満が溜まってきている)
統一地方選挙。「統一」は30のうち28の知事を獲得。その中にはピーテル、クラスノヤルスク、沿海、ニジニ。
オリョールでは統一は候補をたてず、共産党が勝つ。キーロフでは現職のベールイフが無所属として勝利。
統一は14すべての地方議会で多数。その中にはタタール、ヴォルゴグラド、モスクワ、クリミア。
モスクワでは45議席のうち5が共産党へ。これまで2だった。共産党は、ライバルの公正党候補を破った。
モスクワでの投票率は21%と記録的に低く、投票所での割引野菜とソーセージに引き寄せられて投票した者も多いためだろう。

★14、9、15 James Pavel Baev
プーチン、ウクライナについて今後の戦略ない。何を獲得したいのかが不明確。
ウクライナの親ロ派は、ポロシェンコの自治案はのめない。さりとて、現在の小さな支配地域だけで独立国を作ることもできない。
ところがこの小さな地域だけでも、ロシアにとっては手に余る。住民も独立を支持しないだろう。
・→休戦が続くと、プーチンには不利になる。ロシア経済の弱さが目立ってくる。一番痛い石油開発を制裁されている。
・マクドナルドを閉鎖したり、IKEAにOMONを送ったりしているが、ビジネス環境を悪くするだけ。
・今政府は、国営企業に金をつぎ込むか、インフレ回避を優先するか迷っている。
・→プーチンは破局に向かっている。

★14、9、14 Vk.com
有名弁護士タチャーナ・Akimtseva、自宅前で殺される。Orekhovo暴力団のDmitry Belkin組長と法廷で戦っていたSergei Zhurba(実業家)を弁護していたためと見られる。

★14、9、12 M.T.
ウクライナで戦死した(同僚談)兵士の棺がロシアに戻ってきている。ささやきが社会に広がっている。チェチェン駐留の部隊所属の兵士などがウクライナで戦死している。
世論は、ウクライナへの出兵には反対である。5%の支持しかないとの調査結果もある。
・タクシー運転手の息子はPskovの空挺部隊で徴兵勤務。契約に変えないと外国へは派遣できないので、上部は契約変更を強制。息子は断ったが、それでもウクライナに派遣。
兵士を「休暇」扱いにしてウクライナに送るところもある。
・ウクライナとの国境ははっきりしない。ひまわり畑のこちらがロシア、向こうがウクライナ。

★14、9、12 M.T.
Levada(ロシア・世論調査)、8月22ー25日、134カ所前他国、1600名。
30%は政治に無関心。23%は政治が嫌い、40%は政治ニュースを追っているが政治活動には加わらない。2%が運動に加わっている。
・プーチン支持率は84%で、月初めの87%より下がったが、誤差の範囲内。

★14、9、11 RBK
Strelkov、モスクワで記者会見。国防相辞めて以来、これまで居場所不明だった。
「やめたのは、それでないと皆をまとめられなかったため。自分を含め少数の者は、決定的反撃が準備されていることを知っていたが、これを当時言うことはできなかった。」
「敵が後退するや、クレムリンに浸透したAgentsは、停戦という罠にプーチンを誘い込んだ」
「自分は政府への反対勢力に担がれることはない」

★14、9、9 TASS
14日地方選。5000万が投票。重要。
85地方のうち30で首長を選ぶ。14で議会を選ぶ。クリミアでは初めてState Councilの選挙。

★14、9、2 M.T.
NTV、Friends of the Juntaとしてシリーズで文化人を糾弾。作家のDmitry Bykov,歌手のMakarevich,美術のNoize MC。

★14年8月
モスクワ市役所、Public Wi-Fiを使うには国内旅券を提示せよとの布告を出して不評。後退。

★14、9、3 ?
ウクライナについて、文化人を魔女狩りする動き。NTVが音頭。
たとえば作家のDmitry Bykovはホドルが主催した4月キエフでのウクライナ・ロシア対話フォーラムに参加して非難される。
★14、8、22 M.T.
LimonovのThe Other Russiaのブログ、"Russia without Putin"という標語は有効性を失ったとの意見を掲載。リベラルと決別。
★14、8、21 TASS
ネムツォフのRPR-PARNAS、9月21日に平和行進予定。ヤブロコ、Solidarity,NavalnyのProgress等の参加を期待。
★14、8、25 Trenin
クーデター記念日、まるで無視された。ソ連の破壊は歓迎されない。
(まるで今、クーデターがやっと成功したかのようだ。ゴルバチョフは悪者)
★14、8、14 M.T.
プーチン人気は頂点にあるが、専門家は既に疲労の兆候を感じている。マスコミ等は人気の急落を防ごうとするだろうが、11月には人気は下がりはじめ、同時に国外より国内の敵が標的にされることになるだろう。

★14、8、14 James
人道物資を積んだというコンヴォイがウクライナ国境で滞留している中、プーチンはヤルタに政府・民間のエリートを召集してスピーチ。
ジリノフスキーは、選挙jも廃止してプーチンが絶対的支配者となり、国境に軍を配置することを提案して、プーチンのスマイルと否定。
しかしプーチンは、「これまで黙っていた新しい核兵器で西側を驚かす」「INF協定は守るが、問題があった」「欧州人権裁判所の判決は認めない」「ロシアは平和外交」。
★14、8、14 Www.rt.com
プーチン、ヤルタ演説で、「ロシアは孤立主義にもならない。他方誰かを喜ばせるために、自分の威信を犠牲にすることもない」。
「我々の焦点は今、国内問題である」
★14、8、7 
Facebook,Alexander Mercouris
この前、CIA元幹部が、オリガークによるプーチン暗殺をそそのかす発言をしていたが、これはロシアについての無知を暴露したもの。ロシアはプーチン独裁ではなく、彼を暗殺すればもっと強硬な指導者が出てくるのに。
このごろは、ロシアのオリガークが制裁に閉口して、路線闘争を始めたかの報道があるが、それはロシアにはもう昔のオリガークはいないということを無視している。
★14、8、7 M.T.
プーチン支持率、87%。
8、1ー4、134都市で1600名。レヴァダ。
★14、8、7 RIA
国家安全保障防衛委員会議長Parubiy辞任。
ポロシェンコは労に感謝。これからもチームの一員と側近は言う。
Parubiyは、自分が手がけたbattalions of volunteersのためにこれからも働くと言う。
★14、8、6 James
(北コーカサス)ゴリコヴァ会計検査院長、10日報告。歳入の60%以上を中央からの助成金に依存する地方について。平均75%にも上った。アルタイ、トゥヴァ、ダゲスタン、イングーシ、チェチェン、Karachaevo-Cherkessia、カムチャトカに80億ドルの助成金がはらわれている。7つの地方のうち4は北コーカサス。
これら7地方は、Accountabilityに疑義あり。制限する必要あり。
★14、8、6 New Republic
Julia Ioffe
(全く同じことを言っている)
ロシア革命のそこには経済困難があり、ソ連崩壊もそうだった。今回も、Sectoral制裁の影響は大きいかもしれない。
「プーチンが去った後」を考えてみよう。パブロフスキーは、「それは一日で起こる。そしてプーチンと同じような者が後に現れるだろう」と言う。
または2012年大統領選挙の前プーチン支持派がYouTubeに流した偽テレビ番組があって、そこではプーチン後、ロシアには百もの政党が入り乱れ、ナショナリストはイスラムと戦いを始め、ピーテルはスキンヘッドが統治し、シベリアは中国が占領し、カリーニングラードはNATO、クラスノダールはグルジア・・・という情景が映されている。
「西側はプーチンという独裁者が民の自由を抑えていると思いこんでいるが、実際は民はプーチンに物質的利益を期待し、代わりに政治は彼に丸投げという体制なのである。物質的利益をもらえないとわかった時の反応は怖い」
★14、8、5 RIA
VCIOM、8月初め42地域で1600人。生活に満足している者、7月と変わらない78%。
★14、8、5 M.T.
Timchenkoは妻がスイスで背中を手術。しかしクレジット・カード止められて払えず。それでも、自分の財産は「明日にでも国に差し出す用意がある」。
制裁を受けたが故に、政策を変えろとはプーチンに言わない。
★14、8、5 Interfax
VTsIOMによると、生活に満足している者は記録的な79%(6月)、7月も78%。
★14、8、1 Reuters
プーチン、クレムリンのオフィス・ビルを一つ壊して、昔のように修道院を二つ、教会を一つ作ることを提案。クレムリンに文化的な香りを。
★14、8、1 Kyiv Post Editorial
ロシアのアネクドート研究家インタビュー。「プーチンは大衆からは救世主のようなオーラをもってみられており、最近では彼に関するアネクドートは減っている」
★14年8月
マカレヴィチ、歌手Diana Arbenina等、ウクライナ支持で非難される。
★14、7、31 Politico.com
Ben Judah
これまでロシアは、EU諸国をそれぞれの利益で釣り、ブラッセルで拒否権を行使させたりしていた。特にギリシャとキプロス。
この両国は、グルジア戦争の際、南オセチア、アプハジア、モルドヴァに国境モニターを送ることに反対したのである。
・マレーシア機撃墜がすべてを変えた。欧州各国指導者は、ロシアを制裁しないと政治的にもたないようになった。
・ロシアのオリガークはこれまで、西欧各国に資産を持ち、そこで生活し、あたかもグローバル経済の一員であるかの錯覚を持っていたが、それも危うくなった。今や彼らは、アジアに資金を移したい、上海のナイト・ライフを楽しみたいと考えている。
また資産は現金で保有する傾向が増え、モスクワでは金庫が売れている。
・こうしてプーチンは、彼らの富の保証人から疫病神になった。
・プーチンの支持率は高いが、グルジア戦争の時もそうだった。その後金融危機で半分になり、2011年12月反政府集会に至る。
・→西側は、ロシアの経済困難をどのように利用していくか考えるべき。NATOを強化するより(プーチンの力を高めることになる)、オリガークに餌を与え、プーチンから離すやり方を考えるべきである。
★14、7、30 NYT
今のところ、ロシア人は強がっているが、マレーシア機撃墜で制裁が本格化することは、プーチンの計算に入っていなかった。ロシア人の間には不安感がみられる。
これまで、プーチンのメンツを何とか救ってやろうとしていた欧州も、手のひらを返した。これまでのプーチンの微妙な綱渡りができなくなった。
★14、7、29 New Republic
Julia Ioffe
"The West has cornered Putin-and that's when he's most dangerous"
★14、7、29 Vzglyad Petr Akopov
「寡占エリートのパニック。プーチンの主敵は外より内」
米国はプーチンを除去することを目指している。プーチンは先刻承知で、2011年から準備している。主敵は国内の(コスモポリタンの)西側寄りインテリ。ロシアの現実を認識せずに、ロシアは西欧文明の一員と唱えている。
(この反ユダヤ主義が、米国のユダヤ系をRouseして、中国よりロシアの方を脅威と認識させるのだろう)
★14、7、29 Window on Eurasia
ロシアの識者たち、「東ウクライナ住民はなぜ武器を取って立ち上がらないのか」の分析に忙しい。当て外れ。
★14、7、29 TASS
7、19ー20、WCIOMが42地域で1600名調査。
87%がウクライナでの戦いを知っている。
63%は、ロシア軍を東ウクライナに送ることに反対。
外科手術的攻撃に賛成する者は22%。
軍派遣を支持する者は11%。
★14、7、29 Interfax
7、18ー21、Levadaが46地域で1600名に調査。
64%はウクライナ紛争の背後に西側の介入、20%はキエフ政府の国家主義。
・82%は長期の内戦、62%はロシア・ウクライナ戦争、52%は第3次世界大戦になるだろう。
・55%は、政府は親露分子を積極的にこれからも助けなければならないと考える。
22%はそれに反対。
・23%は、南東ウクライナはロシアの一部になるべきと考え、17%はそれに反対。
★14,7,29
ロシアに5兆円賠償命令、国際裁判所 ユーコス事件巡り。常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)。原告はユーコスの持株会社の関連会社が中心。同裁判のホドルコフスキー氏は関係していないもよう。常設仲裁裁判所は、ロシアの措置が「エネルギー憲章条約」にある投資家の財産を原則国有化してはならないとの条項に反すると判断。
★14、7、28 Gazeta.ru
Bovt、「戦争の危機が迫るほど、プーチンの支持率は高くなる。ロシアの問題は全体に知的レベルが下がり、世界認識のレベルが下がっていること、そして政権を担える代替エリートがいないこと。
★14、7、23 新新聞
オランダの市長、プーチン長女(?)Mariyaがオランダ人のボーイ・フレンドと暮らしているVorskhotenから出ていくように求め、すぐ撤回。周辺のウクライナ人にピケの動きあり。
★14、7、23 CSM
クレムリンでは、「米国はロシアを倒し、レジーム・チェンジを実現することを目標としている」と言う者がでている。
制裁に対抗するため、「国内資本を動員する」、「外貨準備を使う」。
★14、7、23 Interfax
7月12ー13日、42地区で1600名をVTsIOM調査。
88%が、「ウクライナのロシア人口に危険あり。ロシア政府は守るべし」。84%が「大統領が守るべきだ」。モスクワ、ピーテルでは96%。
★14、7、22 Russia Direct
22日国家安保委は、「国の主権について」が議題だったために皆アラーと。しかしプーチンは、「外部からの直接の脅威はない。しかし備えは・・・」
ルキヤノフ、「ロシア国内では外部からの脅威についてのうわさが流れている。プーチンが怯えているとの観測も流されている」
「プーチンは親露派を見捨てれば、ロシア国内で反発があるだろう。彼はもっとも難しい局面にある」
「同盟国がいない。自分しか頼れる者はいない。BRICSは中立だ」
★14、7、21
StratforでGeorge Friedmanはプーチンの危機を指摘。フルシチョフ除去の時のような。
★14、7、19 Window on Eurasia
Piontkovskyは、プーチンがウクライナでひるむと、国内の国家主義者が騒ぎだすだろうと言う。
★14、7、15 Rbth.ru
8月1日から、一日3000名以上のヒットがあるブログは、表紙で持ち主のフル・ネームとEアドレスを書かなければならなくなる。
★14、7、14 RFE/RL
このごろは、セルビア・クロアチアの紛争にウクライナ情勢をなぞらえ、プーチンをミロシェーヴィチになぞらえることが流行っている。
★14、7、14 Reuters
World Cup。レーニン・スタジアムで決勝戦。大改造中。
11都市の12スタジアム。
カリーニングラード、ピーテル、エカテリンブルク、ニジニ・ノヴゴロド、ヴォルゴグラド、カザン、サマーラ、ソチ、Saransk、ロストフ・ナ・ダヌー。
・スポーツ省試算では182億ドルかかる。うち1726億ルーブルがスタジアム関係。
メドは200億ドル以上かかるだろう、とする。
ソチの最終額は不明だが、510億ドルの数字があった。当初の見積もりは120億ドルだった。
・ロシアのサッカーは腐敗している。成績もよくなかった。ワールド・カップではイタリア人コーチ、Fabio Capelloを雇ったのだが。
★14、7、8 Window on Eurrasia
1904年、「日本に対する短い戦争での勝利」は逆に作用。暴動へ。今回も? という議論が起きている。
この2日で発表された世論調査では、大多数はウクライナで戦うのは望まず、しかもウクライナ政府を制裁するために禁輸をするのも望んでいない。
今日ノヴォシビルスクでは、「国内に金を使え」(クリミア批判)というデモが予定されている。
★◇14、7、8 TASS
(ウクライナ)WCIOM調査。6月21ー22日、28ー29日。42の地方、130カ所の1600名。
66%はウクライナへの軍事介入に反対。
44%は食料・衣料、その他の人道的援助は支持、21%は募金、9%は寄宿させる。
★14、7、7 Christian Science Monitor
Duginに電話インタビュー。最近、モスクワ大学の「国際社会学部長」(?)解任。
プーチンのラスプーチン。
「クレムリンでウクライナについての論争ひどくなり、プーチンは介入時期を遅らせた。これは、プーチン=裏切り者というイメージを生むかもしれない。プーチンは西側の制裁を恐れ、西側と話し合い解決が可能だと思っている」
「ドネツクも平定すれば、キエフ政府はクリミア奪還に向かい、それはロシアとの戦争になるだろう」
・レヴァダによると、64%は義勇兵のウクライナ行きは支持。しかし68%がウクライナとの戦争を恐れ、54%は世界大戦になることを恐れている。
★14、7、3 M.T.
検察、「Yandexはマスコミではない。Yandex Newsは他マスコミのニュースをまとめただけ」
★14、7、3 Www.rbth.ru
プリマコフ、Rossiya 24テレビでインタビュー。
「ウクライナについての報道、少しやりすぎで、tone was such as if we were preparing the country for war」
★14、7、2
映画、テレビ、文学、新聞、コンサート、演劇でバリ雑言を禁ずる法律が1日に発効。
★14、6、26 Bloomberg
Levadaの20ー23日、1600名の世論調査だと、プーチンへの支持率は86%で、2008年の記録88%に迫る。
★14、6、25 Bloomberg
TimchenkoはGunvorの株44%を、彼が米国の制裁対象になる前に売却。
★14、6、19 Guardian
Pussy RiotのTolokonnikovaとMasha Alekhinaは政治家志向。9月14日のモスクワ市議会選挙にでたかったが、「重罪」のため10年間選挙に出られない。
他に選挙に出ようとしたリベラル系のNikolai Lyaskin,Konstantine Yankauskasは自宅捜索を受け、ナヴァリヌイ関連の不正を指摘され、裁判待ち。Yankauskasは自宅軟禁状態で、外界との連絡を断たれている。
★◇14、6、17 Vineyardsaker.blogspot.ch
プーチンが東ウクライナになにもしないことで、国内での不満がマスコミでも強く表明されるようになっている。議会でも与党内でも不満。
東ウクライナの親ロシア分子も、ロシア国内で強いロビーイングを行っている。
プーチンが何もしなければ、不満は爆発するだろう。
→自分は、ロシアの侵入が差し迫っていると考える。
かつてロシアはブルガリアをオトマンから解放し、セルビアをオーストリアから解放しようとして自ら倒れた。今回もーーー
(進んでも退いても倒れる)
★14、6、16 Www.rt.com
「ウクライナ情勢は、民主主義革命ではなく、国家主義者によるクーデター」という当局プロパガンダのせいで、ロシア国内の国家主義への支持も下がっている。元々低かったが。しかし、これは一時的な現象、との見方も。
(東ウクライナで活動しているのがロシアの国家主義者だから支持しない、という風にはならないだろう。他方、ロシアのリベラルは今黙っているが、東ウクライナへの介入には反対だろう)


ロシア・経済
★14、9、18 Reuters
ブラッセルのEuroclear(債券交換所)、ロシアのequities取り引き開始。制裁企業は新規株を欧州で売ることはできないが、既存株の取り引きは可能なため。
Euroclearはこの方面で最大の取引所で、2013年にはロシア国債取り引きを始めている。
・同種取引所のClearstreamは7月にロシアEquitiesの取り引き開始。

★14、9、17 Vedomosti
3年予算案、財政赤字をGDPの0、5ー0、6%に見積もり。しかし原油価格を100ドル平均としているのは楽観的。現在でもウラル原油は96ドルだし、ブレントは2015年末には90ドルと予想されている。
・対外借り入れは難しいし(しかしこの案では、2015年に70億ドルの対外借り入れを行う計画が維持されている:既存のものではないか?)、国債売り出しはこの9週間中止。条件が悪いので。
・制裁はこれから2年間で520億ドル分の歳入欠損につながると推算。
・しかしルーブル下落で来年は1兆ルーブルの歳入。
さらに1000億ルーブルがロスネフチ株19、5%の売却で得られるはずだが、ロスネフチは現在政府に400億ドルの支援を要請中。
・2015年も本年に続き年金基金への払い込みを控えることで3090億ルーブルを得る。
・Retail tax導入論議がある。しかしそれはインフレを高めてしまう。
・Reserve Fundは9月1日現在、917億ドル分ある。2015年歳入不足になれば、5000億ルーブル使用する予定。
しかしこれをやると、Reservefundは1年くらいでなくなる可能性大。
・リーマン危機で(?)原油価格が38ドルになると(?)ロシアのGDPは7、8%下落し、ルーブルは3分の1下落した。

★14、9、16 M.T.
この2ヶ月で数10の旅行代理店、倒産。
13万のロシア人が被害を受ける。

★14、9、16 M.T.
ウリュカエフ経済発展相、西側の制裁に逆制裁を考えるより、制裁を受けたロシア企業救済を考えるべきだと発言。

★14、9、15 M.T.
シルアノフ蔵相、「年金基金用の金、そして本年繰り越し資金から、数10億ドル規模の救済基金を、制裁でやられた企業用に作る」

★14、9、15 M.T.
クドリン、「イランのような制裁を受けると、経済は3ー4%縮小するだろう」。

★14、9、15 M.T.
ルーブル、更に低下。原油価格減と中央銀行が利上げしないため。

★14、9、12 Reuters
ロシア、石油精製能力、需要にほぼ等しく、余裕がない。近代化が制裁のために阻まれると、故障などからガソリン不足が生じる可能性大。
西側に触媒、装置、ガス・タービン部品を依存。
生産量は消費量を300万トンは越えていないといけないが、2014年のガソリン生産量は3800万トン。
2011年5月、輸出がせんこうされて、国内でガソリン不足が生じたことあり。
年間150万トン生産しているベラルーシからのガソリン輸入を増やすことも可能。

★14、9、12 Reuters
外国での融資入手困難になり、ロシアの銀行による国内融資増加。本年初から8月にかけて、10、5%増。昨年同期比3%増。
→ロシアの銀行の資本率、低下。債権の質も低下。ズベルのTier 1は6月末で10、5%、VTBは9、4%。

・ただしそれは、政府資金をもらえるズベルとVTBに限定されている。前者はこの8ヶ月で9%、後者は13%、国内融資を増やしている。
同時に両者は不良債権用Provisionsを増やして、ズベルは1510億ルーブルに、VTBは930億ルーブルにした。
・不良債権率は8月1日現在で3、9%。
・アルファやRussian Strandard Bankなどは、政府資金を求めていない。アルファは引き当てを増やしたために上半期の純益を半減させたが、今月劣後(? Subordinated)ユーロ債発行予定。
・消費者ローン、成長が鈍っている。1月~7月には9%増で、昨年同期の半分。

・国民が新規銀行預金をしていない。
1~7月、0、9%増のみ。昨年同期は11%増だった。
ズベルバンクは個人預金の50%近くを保有しているが、預金額は上半期0%の増加。

★14、9、9 WSJ
Skolkovo、外国企業も手を引き始めている。

★14、9、9 M.T.
単位面積当たりの調査だと、8月最終週、学校はじめ、通常ならもっとも込み合う時期に、モスクワの60以上のモールでの人出は、昨年同期より23%少ない。
Adidasはロシア店数倍増計画を中止。

★14、9、9 Interfax
8月の食品輸入、ロシアの逆制裁で大幅減。
野菜、鶏肉、豚肉を中心に、昨年8月より7、5%減。野菜は44%、酪農製品は57、2%、鶏肉は38、9%、豚肉は44、6%減。
ただし牛肉だけは46、9%増。

★14、9、8 Interfax
メド、「今年の成長率は0、5%、来年は1%。欧米とも低成長なのだから構造的。(彼にとって「構造的」とは、ロシア経済内部の構造ではなく、欧州への輸出が減るということなのだろう)」

★14、9、5 RFE
ロシアはウクライナの分割を望んでいない。それよりも、東ウクライナを形式上(財政上も)ウクライナの一部に残したまま、ボスニアのような分割自治制を導入したい。
1995年のDayton accordsで、Sprska共和国はロシアと親密な関係。ロシアの合意なしに重要な決定できない。

★14、8、9ー22 Center
上半期、鉱工業生産は統計局で対前年同期比1、8%増。製造業は2、9%増。鉱業は0、7%増、発電+公営は-1、9%減。建設はー2、9%減、卸売りはー4、2%。

★14年9月 田中
英国はEUに対し、ロシアをSWIFTから追放することを提案。しかしロシアはこれを機に、BRICSを中心に独自の銀行決済制度を構築する構え。
★14、8、29 WSJ
ルーブルは一時37以下に落ち、記録的落下。
★14、8、25 Vedomosti
ウリュカエフ、これから数年油価が100ドル近辺と予想される中、軽い財政赤字が不可避。新たな成長源泉探索が必要。現在3案が議論されている。一つは歳出大幅削減、大幅増税、もう一つは財政赤字拡大である。
・悪要因としては、ロシア経済が以前から後退局面に入っていて、需要が盛り上がらないことである。この中で財政支出を削減すると、不況を拡大するだろう。2012年以来の後退は、ロシア経済の弱さによるものである。
・他方、制裁で輸入代替の必要がでており、食品加工、農業等近代化の好機。
・→予算規則を変える必要があるのではないか。公的債務はGDPの11%以下で、非常に低い。予算支出拡大するとインフレを招き、対外借り入れの際の格付けを下げるからやめろという声もあったが、制裁のために対外借り入れはどうせダメになったのだ。
・→GDPの2%相当程度の財政赤字認めては? 国債発行が国内金融を圧迫しないように、中銀が都銀所有の国債を買い上げるようにしては?
同時に、「東」から長期信用を誘致しよう(東に長期信用市場はない)。
・機械、通信、研究開発、教育、保健等に投資が必要であり、これらボトルネックに投資しても、インフレは生まないだろう。
・もちろん、政府投資の効率は低いという問題があるのだが(これが一番の問題だろう)。
★14、8、25 RIA
ウリュカエフ、ロスネフチ株の19、5%を2015年民営化する計画を確認。
★14,8,23
香港の金融管理局が7月から香港ドル売り・米ドル買い為替介入。制裁を逃れようとロシアマネーが流入し、通貨に上昇圧力。携帯電話大手のメガフォンは、ドルやユーロで保有する手元資金の4割を香港ドルに。ノリリスクニッケルなどもドル資金の香港ドルへの振替に。香港ドルは「ドルペッグ制」
〇資源中心のロシアの輸出や決済の多くはドル建て。ノリリスクニッケルやガスプロムネフチは対中輸出をドルから人移民元建てに変える方向で交渉中。
★14、8、21 
ロシアは半年で54トンの金を購入。保有量1094、7トンで中国を抜く。ただし、外貨準備高の10%にすぎない。
★14、8、20 M.T.
通信・メディア大臣Nikiforov,「外国ソフトへの依存を解消する。輸入代替する。ほとんどのものについて、3年で。プログラマーを今の35万から100万に増やす」。
★14、8、20 TASS
ストルチャク、「制裁が直接的に響いてくるかもしれない。VISA、MasterCardが制限を課してきたのがアラーム。海外からの送金が滞るのを心配している」
★14、8、20 Reuter
ロシア、自ら課した対EU食品輸入禁止制裁を一部緩和。サケマスの稚魚、種イモ、タマネギの種等。栄養補助食品も。
これまで魚の最大50%をノルウェーから輸入していたため、サケの価格が急騰。
★14、8、20 M.T.
ウラル原油が今週、1年ぶりに100ドル以下に。1ヶ月で15ドル落ち、97ドル弱に。エコノミストは、95ドルで景気が後退し、80ドルで危機になると言う。
104ドルなら、財政黒字が可能。
・当面は、ルーブルが10%下がったことで、国内石油企業の収益はもつが。
・1ドル落ちるたびに、ロシア政府が失う税収は14億ドル。
・石油企業の投資計画に響く。
・しかし12日、ロスネフチ株価は1、2%、ルークオイルは1%上がった。
→専門家は油価低迷は一時的とみている。
(米国が動かしている可能性あり)
★14、8、19 Rbth.ru
西側による食品禁輸で、ロシアのレストラン、大困り。2013年、ロシアは13億ドルの食品、農産品輸入。60%以上の牛肉は輸入、50%の魚、海産品も、48%のチーズ、45%の青果。
★14,8,16
ロスネフチは債務返済のための資金調達が難しい。政府に420億ドル規模の資金支援を要請。年末までに120億ドル、来年中に170億ドルの返済を迫られている。国民福祉基金を活用し、ロフネフチが発行する約420億ドルの社債を買い取るよう求めた。中国からの資金調達が可能なため、今のところは債務返済が滞るリスクは大きくない。
〇ロシア農業銀行と対外経済銀行は1千億ルーブル、500億~600億ルーブルの金融支援を政府に要請。ガスプロムは13日、4~6月期に2008年の金融危機以降で初めての赤字を計上したと明らかにした。
★14、8、7 Interfax
食品禁輸(ロシアが課したもの)は、ロシアにあまり響かないだろう。他の国から輸入できる。
これまで、234万トンの牛肉消費のうち5、9万トンを米、豪州、ノルウェー、カナダから輸入。豚肉は342万トンのうち45万トン、鶏肉は428万トンのうち33、8万トン。酪農品は3600万トンのうち45、9万トン。
★14、8、4 クレパチ・インタビュー
心配なのは、2016ー17年、健康保険に大きな赤字が生ずること。2000ー3000億ルーブル。
・経済発展省は予算規則を大きく変えることを主張している。GDPの0、5ー0、7%分、緩和して、財政赤字はGDPの1、1ー1、5%は許容するべし。
★14、8、1 M.T. Mark Adomanis
今度の制裁は響く。1年は続くだろう。
まだEUは対ロ融資を止めたわけではないが、いつ止められるかもしれないと言う恐怖が、その供与の意志を下げ、利子率をつり上げる。これまでロンドンを中心に長期資金を依存していたのだが。
・ロシアでは、「輸入代替」という言葉が流行している。しかしものづくりをちゃんとできるのは、自由で透明で、清廉な政府を持つ社会だ。
★14、7、31 Valdai
Yaroslav Lissovolik,Chief Economist、Deutsche Bank in Russia
資本純流出は1000億ドルに。これは2008年の1300億ドルに次ぐ。
100億ドル毎に、ルーブルは2、4%下がり、GDPは0、2ー0、3%下がると推算。
・中央銀行がタカ派だから、ルーブルは少し支えられるかもしれない。
しかし、社会予算が増えるだろうし、設備稼働率が高いことを勘定に入れると、インフレ圧力は高いだろう。
・企業の負債が大きいことも問題。これから1年で、ロシアの企業は1300億ドル以上の対外債務支払いをしなければいけない。
他方、ロシアの企業は1500億ドルの外貨を持っている。
★14、7、30 RFE・RL
制裁の効果。最大は欧州からの融資が難しくなること。石油技術が入らなくなること。
制裁では、欧米銀行は90日以上の融資をろしあの大銀行にできなくなった。
アジアの資本市場は政府系金融機関が主なので、欧米の銀行ほどリスクをとらない。
・FTによれば、7月30日現在、ロシアの国立銀行たちはこれからの1年で330億ドルのたいがい債務支払い義務あり。金融以外のロシアの国有企業は410億ドル、民間銀行・企業は870億ドル。
★14,7,26
4~6月の実質経済成長率(速報値)が前年同期比で1.1%。0.9%だった1~3月期と比べてやや改善。政府の想定(2.5%)を大きく下回る。中央銀行は同日、主要政策金利(7.5%)を8.0%へ引き上げ。
★14、7、22 TASS
クドリン、「ウクライナでエスカレートすれば、ロシアはGDPの5分の1を失う」
(Reuters)「反西側の物の言い方はロシアを孤立させ、近代化を台無しにするだろう」
★14、7、9 Interfax
ロシア中銀によると、上半期の資本純流出は746億ドル。前年同期比120%。
★14、7、9 米上院外交委員会におけるDaniel Glaser財務次官証言
(ロシア・対米)
これまでに52名の個人、19の組織を対象に制裁。
格付けを下げる等して、対外借り入れコストを上昇させたのが効いている。5月末、ズベルバンクとVTBはそれぞれ、利益を18%、98%減少させている(通貨投機をやめたからではないのか?)
・ロシア中央銀行は今年2回金利を上げ、300億ドルの外貨準備を、資本流出で低下するルーブルの買い支えで使った。
ロシア民間銀行の中銀への負債は2月以来300億ドル、25%分増えた。
★14、7、3 TASS
メド、今年は経済伸び遅いが、2015年は2%、17年には3%以上になるだろう。
★◇14、7、3 WSJ
財務省内部文書で、本格的制裁はロシア経済に深刻な影響と述べる。
起債格付けは落ち、ルーブルは下がり、インフレは上昇、消費・投資も減少。
・先週インフレは7、8%に(政府予測は6%)。
1ー5月資本流出は800億ドル。
・財政赤字を2015年、GDPの1%ではなく0、4%にすることを提案。
・緊縮財政で、歳出をGDPの18、7%に2017年することを提案(2014年は20、0%)。
★14、7、3 Www.rt.com
HSBCエコノミストは、「6月ロシアはゼロ成長だった。Recession」
★14年7月
クレパチの後任、Vedevは、数理経済研究所出身。おそらくインフレ・ターゲットを導入するだろう。
★◇14、6、24 Aleksashenko前中銀副総裁(ジョージタウン、フェロー)
5月ピーテルでのプーチン演説を分析。
「石油からの脱却を言っているが、産業政策に過度に依存。何をやるべきかを政府が決め、予算、中銀融資で助成し、国内市場を保護するという方向だ」
・エネルギー以外の輸出を年6%伸ばす。
・輸入代替。国産品を保護。
・肉体労働者訓練システム創出。
・技術革新。
(外国との技術協力、民間重視には言及せず。
・「やすい融資」がキーだとして、これを中銀に担わせる方向。但し規模は明言せず。
・新規設備への税控除
(これまで、この制度は効果を発揮したことがない)
・工業発展基金の創設。
(2015年300億ルーブルで発足予定されるも、経済発展省は融資方式、財務省は利子補填方式にこだわって合意なし)
・中銀による融資、財政赤字制限緩和、双方がインフレを激化させるだろう。
★14、6、25 FT
株式は3月の底以来、RTSで33%上昇。世界で3番目に調子の良い市場。
★14、6、12ー27 Center
上期、どの部門も悪く見える。伸びが目立つのは金融のみ。これは人々がパニックで貯金を処理しているから。
・しかし上期が悪く見えるのは、昨年第4四半期、鉱工業が非常に好調だったこと、豊作だったこと、ソチ・オリンピック建設駆け込みがあったことにもよる。
★14、6、12 Center
小売り、2013年まで伸びてきたが、14年以降、停滞している。
特に耐久消費財需要が低下。
乗用車は4月に6、1%、5月に4、4%減少。本年10ー15%の減少を予想する向きも。
・投資もこれから数年休息期。
・輸入が減少している。これがGDPを押し上げているのだが、果たして輸入代替生産が育っているのかどうかわkらない。
ルーブル下落が一因。
・14年第1四半期
ロシアの貿易中、中国が11%、オランダが10%、ドイツが9%、イタリアが6%、日本、トルコが4%づつ、英国、米国が3%づつ。
・輸出は、1ー4月で対前年同期比、99%。
メタノルが188%、パネルが130%、鋼鉄が132%、銑鉄が148%、木材が125%、天然ガスが103%、小麦が495%、新聞用紙が164%、機械設備が88%(つまりマイナス)、原油が92%、未加工アルミニウムが77%。
★14、6、9 Reuters
株価下がったことを理由に、ロステレコム、Sovkomflot、ノヴォロシイスク港の株売却(民営化)は今年は行わないことを財務次官Tatyana Nesterenko言明。
★14、6、9 M.T.
コザックの下で、経済特別区を連邦から地方政府に移管する方針採択された。閣議で決定する。
これまではSpecial Economic Zones公団(SEZ)が予算を地方支部を通じて執行していた。特別区のインフラの70%は公団が負担した。4月1日現在、707億ルーブルが支出されている。
これからは、連邦から地方政府に予算がいく。新しい特別区を認める権限は連邦が保持し、地方は毎年目標を提示して予算を連邦から受領。目標を達成できないと予算を返す。
(どうやってもダメ)

ロシア・石油・ガス
★14,8,19
エスポ原油の9月積み商戦で異変。入札で応札価格が低迷し、入札やり直し。1バレル102ドル。邦銀がロスネフチとの原油代金決済を拒めば、取引が成立しないリスク。「日本の元売りはリスク回避のため、ロスネフチとの取引を敬遠」
〇ロスネフチ、「返済資金を確保するため、ロスネフチは開発投資を削減せざるを得ない」
★14,6,20
モスクワで15~19日、世界の資源エネルギー企業幹部が集まり、「第21回世界石油会議」エクソンCEO、5月下旬にサンクトペテルブルグ、欠席したが、今回はあえて出席。
○インド国営のインド石油は18日、ロシア政府が放出を計画するロスネフチ株を取得しLNG事業への参加も検討。ガスプロムは17日、ベトナム国営石油のペトロベトナムと石油精製事業での協力を話し合った。
★14,6,6
英BPは5月24日、ロスネフチと合弁会社を設立することで合意。BPは2013年にロスネフチの株式19.75%を取得。今年1~3月期だけでロスネフチ関連で5億ドル強の利益。新たな合弁会社では、ロシアのボルガ・ウラル地域でシェール鉱区などの開発を推進。
〇仏トタルも23日、ルクオイルとの合弁会社を設立。西シベリアでシェールオイル開発を進めることで合意。トタルは49%を出資。
〇難しい立場に立つのが米エクソンモービス。
〇シェルも「ロシア事業は急拡大しにくくなっている」。英銀がロスネフチとの取引に関するBP向け融資を引き揚げる。

★14、6、26 Christian Science Monitor
プーチン、オーストリアに飛び、南流管建設に合意。EUはUnhappyだが止めはしない。
これにEncourageされて、一時はEUの圧力で南流をあきらめたブルガリアも、考え直しつつある。セルビアも関心表明。
オーストリアは南流のハブになるが、管までガスプロムが所有予定で、これはEU委員会のラインに反する。
・北流完成で、ウクライナ経由は半分以下に減少したが、南流でとどめをさされる。
但し南流はそれほど利益が上がるわけではなく、ウクライナ回避という政治的目的のため。
プーチンの友達RotenbergのStroygazmontazhは儲かるが。
★14,6,19
ガスプロムは18日、「サハリン2」LNG、2020年までに生産能力を1.5倍の年1500万トンに引き上げる計画を明らかにした。
★14、6、9  James
Oresharski首相、連立政権が崩壊したこともあり、また6月8日マッケイン等が来訪して圧力をかけてきたこともあり、南流をEU委員会とすりあわせるため、しばらく検討を止めると声明。
この件は、与野党の間の政治イシューになっている。米国、EUはこれまで大きな圧力をかけてきた。


ロシア・軍
★14、9、17 M.T.
ミサイル、戦闘機、無線研究等の債務を政府が保証する指令にメド署名。40億ルーブル分。

★14、9、12 AP
(日ロ関係・政治)プーチン、11日、東部(極東?)軍の準備度確認のための演習を命ずる。

★14,9,4
揚陸艦引き渡し、ロシア向け凍結。オランド大統領は3日、国防政策に関する関係閣僚会議、会議後に声明。
★14、8、7 TASS
シャマノフ空挺司令官の提案で、空挺能力を5年でほぼ倍増して7、2万名にする計画、内部を通過。まだ最終決定ではないようだ。陸軍の航空部隊を合体し、偵察用無人機も装備する。
・セルジュコフは逆に、空挺部隊を半減させようとしていた。脅威の見積もりが変わった。これまでNATOとの対決はないと思われていたが・・・
★14年8月 軍事研究 小泉
「2020年までの国家装備計画(GPV-2020)」GPV-2015の後継計画。GPV-2015では9年間で4兆9394億ルーブルを投じ、全軍の30%を近代化。GPV-2020では19兆ルーブル以上(軍以外の准軍事部隊も含めると20兆7000億ルーブル)、2015年までに全軍の30%,2020年までの全軍の70%を近代化。同時に「2020年までの軍需産業コンプレクスの発展」が策定され、3兆ルーブル以上が軍需産業の発展に。GPV-2015と比べ4倍に。国家国防発注(GOZ)費も年々増額。2013年度は国防省向けだけで1兆3000億ルーブル、2014年度は1兆5000億ルーブルを超える。
〇GPV-2015では計画された装備調達がほとんど実施できていなかった。
〇GPV-2020の最優先の調達課題は戦略核戦力。C4ISRシステム、航空宇宙アセットがこれに続く。プーチン首相は2012年2月に公表した国防政策論文。・地上配備・海洋配備型長距離弾道ミサイル400基/SSBN8隻/水上艦50隻以上/近代的な航空機(第5世代戦闘機含む)600機以上/S-400防空システム28個連隊分/近代的な戦車2300両以上
〇国防省は「2013-2020年のアクション・プラン」達成目標を2020年までに1年刻み。
〇2013年時点におけるロシア軍全軍の装備近代化率は2割弱。
〇RS-24ヤルス、トーポリ-Mと同じモスクワ熱力学研究所(MIT)が開発した固体燃料ミサイル。熱核弾頭を4発搭載。製造元であるヴォトキンスク機械工場。生産能力を倍増させる計画。2012年には9基、2013年には15機。2014年には22基。
〇トーポリとRS-18については、ヤルスを配備。概ね1対1で代替。弾頭数は2013年のRS-12MとRS-18の合計搭載弾頭数300~350発に対して600発以上まで増加。
〇ヤルスに続く次世代ICBMの開発。ヤルス-M。詳細は明らかではない。
〇RS-20Vは現在46~52基、搭載弾頭数はミサイル×10発(つまり460~520発)。RS-20Vは誘導システムや機体の整備をウクライナのユージュマッシュに依存。このため、ロシアは2010年前後からサルマートと呼ばれる新型重ICBMの開発に着手。生産はクラスノヤルスク機械工場。開発に遅れが出ている。
〇さらに、アヴァンガルドまたはRS-26ルベーシュ。正体がはっきりしない。固体燃料ミサイルで、ヤルスをベースとし、MIRV。米国の安全保障関係者の間では、事実上にIRBMではないかとの疑惑。これまで4回実施された発射試験のうち2回はカプスティン・ヤール演習場からカザフスタンのサリ・シャガン(直線距離2000km)というごく近距離で実施。確かに成功したもう1回の発射試験では、プレセツク宇宙基地からカムチャツカ半島のクラ射撃場まで5800kmを飛行。極超音速兵器を搭載した新型攻撃システムである可能性。ロゴージン副首相が、ルベーシュは「極超音速兵器を搭載したMDキラー」であると発言している。しかも、ロシアは旧式化したトーポリに「将来型弾頭」を搭載した実験ミサイル(トーポリ-Eと呼ばれる)の発射試験を繰り返している。
〇新START条約の交渉過程でも弾頭の種類に関係なくあらゆる長距離弾道ミサイルを配備制限に含めるよう主張して米国に認めさせた経緯がある。
〇FAS(米科学者連合)のクリステンセンは、2020年頃までにロシアのICBM戦力は減少傾向を続けて250基以下となり、2020年代以降に緩やかに戦力が回復するという予測。
★14年8月 軍事研究 傭兵
香港のPMSCs『Slavonic Corps』ロシア国内で募集広告。
〇別のロシア系PMSCs『Moran Security』社。習近平に海洋警備業務を専門。業務の多くをFSBから請け負っている。この事件後に『Slavonic』社は消滅。契約社員は帰国後にロシア政府によって逮捕。
★14、7、23 Rbth.ru
(ウクライナ)ウクライナとの協力をなくすには、2014年から18年にかけて合計9、38億ドル必要、との試算をRoskosmos発表。
ウクライナからの輸入の30%はSS18の重要部品。ハリコフで作られる誘導装置。メンテはドニエプロペトロフスクのユジマシで。
・これまでSS-18の後継液体ミサイルをウクライナと共同開発しようとしてきたが、これもだめに。
・プーチンによれば、輸入代替を完成するまでに2、5年はかかる。それでも兵器調達計画は変える必要がない。
(クレパチは、この「輸入代替」を指揮するのだろう)
★14、7、2
CSTO、夏の3の演習のうち一つをキルギス、タジク軍も入れ、総計6、5万名を関係させて行った。6月21ー28日、中央軍管区で。
アフガニスタンからの米軍、ISAF軍撤退に備える。タジク国境防衛のため。
IL76が96回飛行し、2日間で装備も含めて空挺師団一個を移動。全国の軍を関係させた。
★14、6、12 Reuters
NATO、米国がバルト、東欧地域で演習をやったのにあわせて、ロシア軍はカリーニングラードで演習。規模は明らかにせず。しかし現在リトアニア、ラトビア、エストニアで行われている米国のSaber Strike演習は10カ国から4700名だから、その程度だろう。


ロシア・外交
★14、9、5 James
     ロシアとEUの白人右翼、提携しつつある。ロシアはこれを利用の構え。たとえばクリミアで、彼らのための国際会議を開く等。東ウクライナ独立支持声明など。
・10月3日にはブダペストで"2014 Identitarian Congress"開かれる。Dugin、ハンガリーのJobbik党のGabor Vona党首(頻繁にロシア訪問)、クロアチアのTomislav Sunic,ハンガリーのMartyon Gyongyosi,Philippe Vardon、Marine Le Pen等が出席。
この会議は米国の白人至上主義National Policy Instituteが資金。
・東ウクライナにもロシア語系によるOriental Falangeがある。
・2006年にはモスクワでWhite World's Future"会議があり、米国からDavid Duke出席。ロシアで中心になったのは、2010年まででていた白人至上主義雑誌Athenaeumの社長だったPavel Tulaev。
この会議はロシアのEuropean Synergyが資金。あやしい団体。
・DuginはVKontakteで9000人のフォロアー。

★14、9、19 M.T. Reuters
ロシア、ISISにからみ、terrorist fightersと戦う安保理決議に賛成の構え。
米国が提案し、徴募を妨げるもの。

★14、9、18
豪州財務相、G20にロシアが残ることを支持すると述べる。

★14、9、16 M.T.
スウェーデン、ロシアの通商代表部建物を競売に出そうとして、抗議を受ける。

★14、9、12 Reuters
先週、エストニアとの国境でエストニアのsecurity officer、ロシアに拉致される。
EUは返還を求める。

★14、9、10 Business New Europe
Mark Adomanis(ワシントン)
Russia's pivot to Asia is not going to work.

★14、9、10 M.T.
YouTubeに、ISISは北コーカサス、チェチェンへの拡張をねらっているとの記事がでて、波紋を呼ぶ。

★14、8、26 R.G.
カラガノフ、シベリア、極東の急速な開発がロシアの新しい対アジア包括的戦略の核となるべきだとかく。

★14年8月 選択
プーチン、7月11日キューバ訪問の際、ラウル・カストロとハバナ南方の「ルールデス電子諜報基地」復活に合意。

★14、9、4 Window on Eurasia
カラガノフ。米国との対立は長期に。
オバマは介入を嫌ったが、都合の悪い国を不安定化させようとした。
オバマの後は、ロシアに復讐しようとする勢力が来るかも。
ロシアは欧米に対しては失うものはもうないと考え、カザフスタンに手を出すかも。
ロシアはこれから経済、情報面で劣勢にたつが、それでショック改革をやり、東部を開発する契機になるかも。
そしてロシアのエリートにとってはいやなことだが、中国、イランとの関係を増進すること。
★14、8、29 TASS
プーチン、29日青年大会で演説。「誰もロシアに本格的戦争を準備していない。ロシアも大規模戦争に引きずり込まれる状態からは遠い。我々はそんなことを望まないし、しようとも思っていない」
「ロシアは安全保障のために核兵力を築き続ける。CompactでEfficientで近代化されたもの」
★14、8、26 Kremlin.ru
ベラルーシでの関税同盟諸国ーウクライナーEUの首脳会談でプーチン。
・ロシアの資本は、ウクライナの銀行の約32%。
・関税同盟とウクライナの貿易は2013ねん、500億ドル。
・EUの基準導入で、ロシア製品はウクライナ市場への道を閉ざされる。
・欧州製品は「ウクライナ製」というラベルを貼って、ロシアに再輸出されるだろう。すでにベラルーシがやっていることだ。
→ウクライナにはFTAは適用できず、対EUと同じ扱いになる。
・こうしたことすべてによってロシアが受ける被害は最低30億ドル。
・それでもロシアは、二つのシステムをCombineする道を探求したい。双方の利益を考慮するものなら、どんな協力シナリオでも考慮する用意がある。
★14、8、20 Russia Direct
イランとの石油・貿易取引合意で喜んでいる者がいるが、ロシアとイランの経済構造は類似しているので、合意の効果は大したものにならない。
★14,8,7
ロシアに対して制裁を課した国からの農産物などの輸入を禁止・制限する大統領令に署名。輸入禁止対象リスト策定を政府に指示。1年間。
〇イランの原油ロシア購入へ。引き換えに、自動車、電力、インフラ関連の資材や技術を提供する取引に向けた覚書に署名。
★14,8,7
米農産物すべて対象。ロシア禁輸、欧州は野菜・果物など。具体的な禁止品目は、政府が7日に発表。禁輸措置の期間は1年間。
★14、8、6  Www.rt.com
エネルギー相ノヴァクはイランの石油相Zanganehと、5年間の覚書に署名。ロシアは石油ガス開発、発電、送電、設備、消費財、農業で協力。
原油は年間23、5億ドル分を買い取り。これは日50万バレルで、6カ国取り決めの日100万バレルより下。
・これまで両国貿易は年間50億ドル。
★14、7、30 Johnhelmer.net
(英国)何名かの英国貴族は、制裁対症になったロシア企業の取締役。
Michael PeatはアブラモヴィチのEvrazで年25万ドルはもらっているだろう。
Guthrie of Craigiebankは金鉱山のPetropavlovsk Plc.の取締役。
Roderic Lyne(元在ロ大使)、Malcolm Fieldもしかり。
Paul Myners, Peter MandelsonはMegafon。
Robert MargettsはUralkali。
★14,7,28
ロシアW杯の開催権剥奪を。英国のクレッグ副首相。
★14、7、26 Economist
嘘で固めたプーチンは、ロシア国民にとっても脅威、強い対応が必要とする論説。
★14,7,25
6月、ベトナムの駐ロシア大使がモスクワで突如表明、「カムラン軍港の優先使用権はロシアにある」。同日、ロシア太平洋艦隊の艦船が寄港。
★14,7,21
EU、対ロ強硬論高まる。オランダのルッテ首相はプーチン大統領との「非常に激しい電話協議」で協力を迫った。英独仏の首脳は20日、EUが22日に開く外相理事会で対ロ追加制裁の準備をすすめることで合意。
★14、7、16
マレーシア航空撃墜寸前、プーチンはBRICS首脳会議出席を主目的に中南米歴訪。キューバではカストロに会う。
ウルグアイでは、「多極化世界に対処するため、メルコスールとユーラシア連合の協力を深める」との(国際会議)声明。
★14,7,12
プーチン氏、カストロ前議長と会談。11日、キューバを公式訪問。2008年のメドベージェフ大統領以来。訪問直前に同国の対ソ連債務352億ドルの9割を帳消しにする法案に署名。ロスネフチがキューバの大陸棚での資源開発に参入。インテルRAOが発電施設を建設。
★14、7、11 Www.rbth.ru
11日、プーチンは6日間の南米訪問に出発。キューバ、アルゼンチン、ブラジル。5月にラヴロフが露払いしたばかり。
訪問に先立ち、ロシア史上最大の債務放棄。ソ連時代のキューバの債務352億ドルのうち317億ドル。残りの35億ドルは、これから10年の間に20回にわたって返済。
・さらにキューバの沖合資源開発をロスネフチとザルベシュネフチが担当。
・アルゼンチンには10の水力発電と少なくとも一つの原発。このため、原子力平和利用協定を結ぶ。
★14、7、10 RIA
外務省スポークスマン、「ロシアは、国境を国際査察するのに賛成。Gukovo,Donetsukショウショにウクライナ国境警備兵を受け入れてもいい。もちろん停戦があればの話」」
ポロシェンコ、メルケル、オランド、プーチンが電話会議して、OSCE監視団を派遣する可能性を話し合ったのを受けたもの。
★14、7、10 Window on Eurasia
クレムリンは、ロシア国民を扇動するのを控え、出口に向かい始めた。制裁が怖いし。
メディアは東ウクライナの難しさを強調。
市民は、自分たちの負担になること、大災難が起こることを心配し始め、これが世論調査の侵入を望まないという結果にでている。
この中でプーチンは、「災難を防ぎ、平和をもたらした男」という役割をねらっている。
★14、7、7 www.foreignpolicy.com
Mark Galeotti(N.Y.大教授)
GRU、これまで圧迫されていたが、クリミア占領で息を吹き返す。今や諜報における海兵隊的組織(武力まで何でも)として、外交においても主要な武器になりつつある。
・2003年 FSBが海外でも活動を許されたことがGRUの凋落を生んだ。
2009年にはKorabelinikovが軍改革を批判して更迭、その後任Alexander Shlyakhturovは病弱で、2011年交代したIgor Sergunは戦闘経験もない、これまででもっとも低位の長。
Main DirectorateをただのDirectorateに降格するかという話も出た。
そして100名の将軍のうち80名は更迭され、Spetsnazの多くは正規軍に移動させられた。
・それが、GRUの情報に基づいて参謀本部が作ったシナリオでクリミアを占領できた時から、すべては変わった。
・GirkinはGRUかもしれず、東ウクライナに送り込まれたチェチェンの東部隊はもともとGRUの息がかかったもの。
Vostok部隊は戦闘をするよりも、現地の反政府勢力への押さえとして乗っているように見える。そしてウクライナ人を徴募しつつある。Vostokも、ウクライナ諜報を裏切ったAlexander Khodakovskyが隊長を名乗るに至っている。
・GRUは便利である。SVRは1992年のアルマ・アタ宣言によって、NISでは活動を禁じられている。
・これからはNon-linearwar"の時代。ゲラシモフ参謀総長は昨年雑誌に書いている。「新しい戦争は、involves the broad use of political,economic, inromational, humanitarian, and other nonmilitary measures」と。
スパイ、コマンド、ハッカー、Dupes、傭兵が重要になり、GRUはすべてを備えている。
★◇14、7、4 Russia Direct
7月1日、2年に一度の大使会議でプーチン演説。2年前はソフト・パワーと「欧州より中国」。
今回は「欧州とロシアは互いを必要としている。米国がじゃまをする。欧州はPriorityであり、Vitallyに重要なパートナーである」、「中国も大事だが、ベトナム、日本、インド等との友好を害さないように」
・「世界の問題は米国の外交政策に発している。イラクもウクライナも。
・「(アメリカにドアは閉めない)。しかし米国が大幅にその政策を変えない限り、ロシアは応えないだろう」
・→CSCE.2への動き。
「シリアや、イラクが欧州に伝播しないように、comprehensive package of proposalsを準備するよう、外務省に命じた」
・「給料・年金を上げる。本省は1、5倍、在外は4倍。
・キャッチ・ワードは"non-compliance with standards of decency","truth,justice, and the power of moral superiority"。
★14、7、2 RIA
ロシア国家安全保障会議副書記Yevgeniy Lukyanov「ウクライナでは停戦をずっと続けてほしい。ロシアはウクライナ、ロシア、欧州、全世界で軍事行動が拡大するのを望まない」
★14年7月
ポーランドが果たしている、反ロの方向でのウクライナへの貢献に対して、ロシア国内では目の据わった反感が盛り上がりつつある。
★14、6、29
(自分)ロシアはマリキ政権にSu-25を10機ほど「売り」、顧問団も派遣したが、これは2013年9月シリアと同じく、米国が反対できないところ、むしろ歓迎せざるを得ないやり方で、しかも中古の戦闘機供与というやすい形で、中東情勢に非常に強いくさびを打ち込む、機敏な外交。
マリキの方が先に動いたのだろうが。
★14、6、27 M.T.
EU連合協定で受けるロシアの経済的被害は大したものではない。ウクライナの基準がEU並になることで輸出が難しくなるロシア産品はせいぜい農産品程度で、大した額ではない。
他方、ウクライナを経由してEU産品がロシアに流入するのを防ぐため、対ウクライナ関税率を上げることには、関税同盟のベラルーシ、カザフスタンがうんと言わないだろう。シュヴァーロフはロシア単独でもあげると言っているが、そんなことをすれば自分で関税同盟を害してしまう。
・ロシアは現在EU委員会と、連合協約がロシア経済に及ぼす影響について協議を行っている。
・2012年、ロシア輸出の5、2%がウクライナへ。第4位市場(EU統計)。
ロシア輸入の5、7%がウクライナから。
ウクライナ輸入の32、4%がロシアから。輸出の25、6%がロシアへ。
・ロシアにとっては、勢力範囲にEUが入り込んでくるという、政治的な影響の方が大きい。
★14、6、24  Russia Direct
ロシアとサウジ接近。ISIS拡張の中、ラヴロフはサウジを訪問中。
これまでシリア、イランへの対応をめぐって対立気味の両国だった。
しかし2月、ファイサル王子が外相になり、バンダルが除かれて潮流は変化。
6月初めにはファイサル外相が訪ロしてプーチンと会談。
サウジはイラクが分裂すると、サウジ国内で宗派争いが激化するのを恐れる。
プーチンは6月20日マリキに電話してISISに対する行動を支援する旨伝えた。これで、マリキはイラン、米、ロシアの支援を得ている格好となり、これもサウジには望ましくない。
→ロシアは調停者として振る舞える。
アサドの居座りを認めるとともに、アサドがISISを掃討することを前提。
★14、6、24
ウクライナ情勢の中、プーチン、オーストリアを訪問。事前に南流協定調印。
EU委員会はUnhappy。
★14、6、20 トレーニン
シャングリラ会合で、アントノフ国防次官は、「アジアにおける色付き革命の危険」についてスピーチ。呆れられる。

(米ロ関係)
★14、9、18 M.T.
米国のUnited Launch Allianceとドス・ベゾスのBlue Originは、ロシアのエネルゴマシ製RD-180に代わるロケット・エンジンを3年で開発する成約。BE-4。

★14、9、12 M.T.
Hewlett-Packard、ロシア官僚に贈賄したことを認め、米国政府に5800万ドルの罰金。

★14、9、10 Business New Europe
Mark Adomanis
"Russia's pivot to Asia is not going to work"
極東の人口は少ないから、という理由。

★14、9、10
元在ロシア英国大使Tony Brenton(2004ー2008)、The Daily Telegraphに"It's time to back away form the Russian wolf. Russia's President Vladimir Putin won't be thwarted by NATO or economic sanctions and his aim of a neutral Ukraine is acceptable"

★14、9、9 NYT
ロシアのBoris Kagarlitskyが書いた「The West is rong to see Putin as the enemy」を掲載。ウクライナ騒動の経緯を振り返ったもの。

★14、9、9 WP
Nation雑誌のKatrina vanden Heuvel、NATO首脳会議で西側がウクライナ解決の代わりに対ロ圧力を強めたことを批判、西側は自分たちがロシアを挑発したことも自認するべきだとする。

★14、9、9 Int'l NYT
Matlock,Pickering, Collinsの3元大使、"Give Diplomacy with Russia a Chance"と寄稿。

★14、9、8 Reuters
Gottemoeller、11日訪ロし、INF条約遵守ぶりについての協議を行う予定。

★14、9、3 Christian Science Monitor
Fred Weir,NATOは早期展開部隊を作ろうとしているが、これは早い段階で米軍を戦闘に巻き込み、Spiralに陥る危険性を持つ、とかく。

★14、9、3 
Joseph Nye、Project Syndicateに寄稿。
ロシアを完全に孤立させてはならない。帝国の衰退は国際システムによくない影響を与える。ロシアも回復がもっとも望ましい。
プーチンは長期戦略を持たず、機会主義的に反応する。

★14、9、18 M.T.
ロスネフチは、ヴォストーチヌイからナフタ9万トンをVitolに輸出。

★14、9、2 K
(中国)(中ロ関係)1日、「シベリアの力」ガス・パイプライン着工式出席のプーチンは、張高麗副首相を前に、「セチンはバンコールの株を中国にオファーした。支持する」  (まだ未確定のようだ)

・ロスネフチは2013年にCNPCと、25年にわたって石油3、6億トンを輸出する契約。170億ドルの前金を受領。

★◇14、9、18 Vedomosti
(ロシア・石油)(ロシア・天然ガス)
ロスネフチは他社を買いすぎ、ガスプロムは投資し過ぎで金が足りなくなると、中国に前借りして、不利な価格で長期間の供給を約束する。
中国人はじっとチャンスを待っていて、チャンスが来ると飛びかかってくる。

★14、9、12 Reuters
習近平、ドシャンベでSCOの際、プーチンと会談。ウクライナは政治的に、Inclusive dialogueによって解決するよう求める。

★14、9、2
中国からの豚肉輸入解禁。2004年口蹄疫で禁止していたもの。ハバロフスク地方の肉製品自給率は20%。ただし、中国産には偏見。

★14,9,3
ガスパイプライン、ロシア・中国間着工。式典にプーチン氏。ヤクーツク近郊。同席した中国の張高麗副首相と会談。
★14、8、21 Ferghana
Mikhail Kalishevsky
「ロシアの中央アジアは中国の近隣外国になるのか?」
カリモフの訪中結果にひっかけて。

ロシア・極東
★14、9、15 M.T.
ハバロフスク知事、1400名のウクライナ難民流入で非常事態を宣言。

★14、5、21 K
サハリン、マガダン、カムチャトカの光通信ケーブル敷設に、中国の華為、下請け選定。
既に2010年、チェリャビンスクーハバロフスクの実績あり。

★14、8、18 R.G.
メド、ウラジオストクに工業生産型経済特区の形成を発表。
トルトネフ副首相、「10年間の予算支出は53億ルーブル強。必要資金の一部のみ。残りは投資家。自動車、自動車用部品製造が有望」
・2005年の経済特区法以前に存在した経済特区は、目標を達成しなかったため、カリーニングラードとマガダンをのぞいてすべて解体された。
★14、8、14 K
中国との国境で、中国の果物、ロシアの木材輸出を簡素化するための税関での実験始まる。
★14、7、25 吉林日報
ザルビノ港強化を吉林省とロシアの運送大手スンマ・グループが遂行中。5月上海でのCICAの際に枠組み協定に調印。
(吉林省のOutletになるだろう)
吉林省は道路と鉄道を建設する構え。同時に揮春物流センター建設も加速。
・ザルビノには、「越境式経済開発区」を設立する。
★14、7、18 
羅津第3埠頭、改修完工式。ロシアが使用権。ヤクーニンが出席。北朝鮮は全吉沫鉄道相が出席。
ロシアは石炭輸出などに使用の予定。
★14、7、2 K
RUSALがザルビノ港拡充にコミット。年間200万トン規模のアルミア輸入専用ターミナル建設に関する覚書を、ロシアのスンマ社傘下のFESCOグループと結ぶ。
スンマのザルビノ・プロジェクト責任者はアンドレイ・ザゴルスキー。
★14年7月
中国の国営Jun Gun Shin、運輸路「プリモーリエ2」に出資。吉林から揮春、クラスキノを経由してザルビノ、ポシェット、スラビャンカ港へ。
スラビャンカ港の拡充で、年間千万トンの荷物を出荷。満州からの出口。
スラビャンカにホテル建設、中国国境までの
道路拡張。
★14、6、6 Innolife.net
羅津に出入りする船舶の安全を確保するため、ロシア補助艦隊を駐屯させる案を北朝鮮、ロシアが検討中。(ロシア放送)
★13、8、2 ネット
マハリノと揮春を結ぶ鉄道(30キロ)の9年ぶりの運行再開決まり、試運転。
本格運行、9月に始まる予定。貨物。
★13、5、29 K
ハサンー羅津間の鉄道、改修完成。3つのトンネル、電力系統、信号等。全50キロ。
6月末開通予定。ターミナル改修できれば、年内にも羅津から石炭積み出し可能。
★13、5、22
揮(王へん)春とマハリノ間の鉄道輸送の再開合意。吉林省がロシアの石炭、木材を輸入できる。
同時に、長春、吉林、図門(にんべん)、揮春を結ぶ新幹線、工事の54%が完成。長春ー揮春が2、5時間になる。
★13年5月 ネット
吉林省交通部、揮(王へん)春~図メン間の道路の改造工事開始。11月に竣工予定。57キロを1米拡幅する。路面幅8米に。

日ロ関係
★14、9、15 M.T.
スシ・チェーンのYevraziyaは、モスクワの店15すべてを売却、ピーテルの店のうち10を閉鎖。
経済悪化、魚価格の上昇のため。
社長Fursovは、ついこの前、2015年までに1億ルーブルでチェーンを近代化すると明らかにしていたばかり。

★14,9,5
上院のゴルブノフ農業食料政策・自然資源活用委員長は4日、日本の対ロ制裁への対抗措置として、ロシアの排他的経済水域で操業する日本漁船によるサケ・マスの流し網漁を禁止するようロシア政府に求めた。約6600トン。
★14,8,26
ラブロフ外相は25日の記者会見で、大統領の訪日についえ「日本の招待を受け入れ、日本が時期も確定した」と指摘。
★14,8,23
ロシア、日本に対抗制裁、複数の法人入国を禁止。具体的な対象者や人数は明らかにしていない。国会議員が含まれているという。
〇北方領土で演習、「受け入れがたい」。首相。
★14,8,13
クリール諸島で千人規模の軍事演習を開始。北方領土では4日にも軍が地対空ミサイルの演習。
★14,8,2
ケリー米国務長官は29日に岸田外相との電話協議で、対ロ追加制裁に謝意を表明するとともに、その日が誕生日だった岸田氏にお祝いを伝えた。
★14,7,30
仏国防相に中止を要請。防衛相、ロシアへの軍艦売却。「日本の安全保障の観点から懸念」
〇自衛隊と仏軍が物資や輸送業務を融通しあう物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けた協議開始で一致。EUで対ロ武器輸出を全面的に禁じる制裁を決めない限り、揚陸艦納入の「契約を尊重する」と言明。
〇水中航行の無人機などを念頭に、共同開発を進めやすくする政府間協定の交渉加速も確認。
〇日本の追加制裁、ロシアが批判。正式な声明ほど厳しい形式ではない同外務省のコメントとして。
★14,7,29
対ロ追加制裁。クリミア編入やウクライナ東部の不安定化に直接関与していると判断した個人や団体の日本国内にある資産を凍結する。加え、クリミア産品の輸入制限、EBRDを通じた新規融資の承認を見合わせる。
〇ラブロフ外相は28日の記者会見で、プーチン大統領の訪日について訪日の合意はいまだ有効。
★14、6、20 Interfax
(世論調査)5月末レヴァダ。全国。
24%は第2次大戦での連合国を知らない。
ドイツ以外の敵国として日本を知っている者は45%、イタリアが24%。
85%が敵国を憎んでいない。8%は復讐したい。
戦争での犠牲者については、51%が敵国のせいだとし、17%がスターリン、12%が共産党・政府のせいだとした。

★14年8月
ロシアは千島、国後、択捉で1000人規模の軍事演習。本格的演習は2010年7月以来。
日本は、事前に中止を申し入れ、事後安倍総理は「到底受け入れることはできない」。


コメント

投稿者: Fiberglass Sump Liner | 2014年12月 7日 05:33

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投稿者: katrimaza | 2015年10月16日 21:23

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投稿者: katrimaza | 2015年10月16日 21:24

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投稿者: خرید vpn | 2016年5月31日 22:37

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投稿者: خرید vpn | 2016年5月31日 22:38

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