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世界はこう変わる

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2012年8月12日

ロシア文化はボリショイのバレーだけじゃない

ロシアと言うと、みんなすぐボリショイ劇場でバレーを見たがるが、バレーが好きでない僕にはそれよりも、もっと現代に生きている出し物の方がいい。何しろボリショイのバレーは19世紀のヨーロッパをそのまま化石にし、それにソ連という固いニスを塗ったようなところがあるので、5分でもう御馳走様なのだ。

で何がいいかと言ったら、それはもう種々様々の趣向をこらしたレストラン(窓の向こうの中庭でロバとかヤギがつながれていたり、床がガラスで、その下の水槽には大きなチョウザメが5匹も泳いでいたり)から始まって、ロックのライブ・バー(昔の共産党本部の真向かいに「中国の飛行士」という奇妙な名前のがある。いや、もうないかも)や小劇場、そして僕がいちばん好きだったのはミュージカルだ。

これはアメリカのミュージカルの翻訳ものが多いのだが、ビジネスライクでドライな英語と違ってロシア語は日本語と同じ感性の言葉だ。しかも響きはフランス語に似て美しい。それをモスクワ音楽院などを卒業した極め付きのプロが歌うから、もうーーー。

例えば「METRO(地下鉄)」というのがいい。http://www.youtube.com/watch?v=oYfJQTecS60で、見ることができる。便利な時代になったものだ。

見ればわかるが、「ロシア」のイメージとはぜんぜん違うと思う。世界中の青年は、もう感性でいけばすぐ共感を持ちあえるようになっている。国と国の間の関係に、これがどう響いてくるか、それはまだわからない。少なくとも、国後でしか国民に相手にしてもらえないメドベジェフには共感できない。

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