2014年4月28日
国としてのビジネスモデル更新ができる国、できない国
まだ仮説。
世界で初めて産業革命を始めた英国が衰えたのは、植民地に大量生産品を売りつける、あるいは植民地の富を吸い上げるという安易なモデルから脱却できなかったからだろう。
一般に一つの国はうまい汁を吸ったモデルから、なかなか脱却できず、ビジネス・モデルが時代遅れになると、自分も時代遅れになるものではないか。今の日本がそうだ。
その点、日本や中国にやられたと思われた米国の経済が、20年前は金融、そして今は製造業の新しい波というふうに、国としてのビジネス・モデルを大きく変えて押し寄せてくるのは、本当に史上まれなことなのだろう。あの国は世界のあらゆる民族が、わりと自由な法制の中で活動しているから、枠を破りやすいのだろう。ダイナミックなことだ。
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