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経済学

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2010年6月 2日

政府にカネを貸す代わりに差し出せ? 本当に増税でいいのか?

1年前、自民党のやることはみんな駄目だということで、民主党が政権についたが、今度は逆で、「民主党のばらまき政策は駄目だからもう増税しかない」とかいうことで、世論が誘導されている。僕もまだはっきり確信をもって言うわけではないが、本当にそれでいいのか?
国債の累積が大変だと言うが、そしてそれは「子孫からの借金になる」と言うが、10年もたったら政府がまた返済してくる(それも利子つきで)カネが、どうして「子孫からの借金」になると言うのか? 
日本での租税負担率は他の先進国より低いのだから、その分を国民が使っていない貯蓄から政府が借り上げて使って経済を膨らませる、どこが不都合なのだろう? 

国債累積額が野放図に伸びていけば、それは危険だ。でも、国内の貯蓄で国債を賄えるのなら、国債を「利付き回転税金」のように考えて財政政策のなかに組み込むこともできるだろう。

消費税が15%、25%にもなると、それはちょっとしたものだ。買い物に行っても、レジでカネが足りないという場面が出てくるだろう。

増税は政府にフリーハンドを与える一方で、こちらの財布は苦しくなる。そして増税しても、またきっとばらまき政策で財源が足りなくなって国債を出すにきまっている。政府にカネを差し出すよりも、これまでのように貸していた方が、ばらまき政策にもブレーキをかけることができて、かえっていいのではありませんか? 
暴論だ? コメントに期待しています。

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