日本経済は悪い、悪いと言われていて、みんないい加減げんなりした気分になっている。ところが居酒屋にいってみると人はけっこう入っているし、都心では若い連中の顔も明るい。そして、輸出が回復しているので、企業は好調ときている。

デフレ、デフレと言われ、デフレの中では企業の投資意欲は落ちる、などと言われながら、企業は価格の低下傾向にうまく乗って、利益はけっこう確保しているのでないか？　円高だから、原材料費は低くなっているし、賃金もこの２０年伸びていないからだ。　

経済の専門家も、マスコミも、経済の実態をもっと幅広く、深く拾って、みんなに教えてほしい。でなければ、何のために彼らは働いているのか？