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政治学

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2010年6月17日

外国なんてどうでもいいんだ――浮かばれない外交官

大学生の頃から世界に関心を持ち、35年外交官をやって退職し、日本の大学で教え、地方で講演をやってもう5年になる。それでやっと最近しみじと感じているのは、普通の人間にとって(日本人だろうと、アメリカ人だろうと)、外国などどうでもいい、自分とは無関係なもの(本当は自分たちの生活は世界の中で成り立っているのだが)だということだ。

世間で外交官は、「世界オタク」にでも見えるんだろう。外交官は、国際関係をしかつめらしく難しい漢語や英語の頭文字を並べて説明する前に、こうした冷厳な事実を心にたたきこんでかからないといけないだろう。

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