2009年11月24日
民主党の「マニフェスト厳守」は国民のためにやっているのか?
竹中大臣はその「市場原理主義」を批判されたが、今の民主党はその「マニフェスト原理主義」で選挙の票を失うのではないか?
世の中や世論は刻々変わっていくのに、マニフェストとかいう聞きなれない、「市場経済」よりもっとバタくさい(と言っても、欧米で「マニフェスト」という言葉を聞いたことはない)言葉に引きずられて、結局はばらまき政策に堕し、その尻拭いはインフレの形で国民に押し付けることになるのでないか?
選挙の後はどこの国でも、八方美人の選挙公約は現実に見合う形で徐々に変えられていく。それを少しも変更まかりならぬと言うのは、国民への信を重んじてというより、右から左まで(それこそ60年代のマルクス主義学生運動の連中まで)様々の勢力から成り立つ民主党の党内をやっとまとめて作ったものをまた崩したくない、社民党、国民新党との連立協定の基礎になっているものを今崩したら面倒なことになるというような、手前の都合ではないのか?
それにもともと国民の大半は、マニフェストを読んで民主党に投票したわけではない。民主党が自民党ではないから投票した、という人が多いだろう。
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コメント
大阪の食い倒れ。民主党のマニフェスト倒れ。