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政治学

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2016年11月12日

エスタブリッシュメントの倨傲と鈍感  クリントン敗北の意味

クリントン候補敗北は本当にかわいそうだった。8年前はオバマにやられてしまったし。
でも、選挙民全員に気に入ってもらおうという、いかにも優等生的な選挙戦術はだめなのだ。みんなに気に入ってもらおうと思って書いた本は売れない。誰か一人を相手にするつもりで書くと、皆が読んで面白いものになる。

皆に気に入ってもらおうとするなら、政策は曖昧にしてスマイルしているのが一番いいのだが(カーターは昔この手で大統領になった)、クリントンはそこを「うそつき」だと人格攻撃されたものだから、浮かび上がれなかった。どうして途中で戦術を変えなかったのだろう。「中産階級を救うために税制を変えます」と言えば、トランプの金持ち優遇の税政策が露わになったところなのに。

クリントンはその上に、格差の象徴ウォール・ストリートに資金をもらったりしたから、貧困層のための政策も打ち出しにくくなり、サンダースに苦戦した上、トランプに負けたのだ。

そして大手メディアも、今回は惨状をさらけ出した。彼らが組織する大統領候補のディベートはもはや過去の手法、選挙結果に無関係。彼らが得々として発表する「世論調査」も、お前は一体何を調査していたんだと言いたくなるようなでたらめ。固定電話で調査するから、世論を反映しない世論調査になるのだそうだ。

大手メディアがひどいとばかり言うのも不公平で、問題は新聞も読まず、テレビの解説もろくに聞かない、大衆にも問題はある。勉強しない選挙民が投票すれば、それは衆愚政治になる。どうやって選挙民に情報を届けるか? 届けても、読み、聞いてもらうか。 これは民主主義にとって重大な問題だ。それとも煙草にならって、トランプの投票用紙に「健康に毒です」とでも書いておくか?

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