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政治学

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2012年11月30日

寒くなって、また停電の危機なのか

おとといの日経で、「東電の電力使用率が供給力の96%に達した。昨年4月以降で最高の数字だ」という小さな記事があったので、これはおかしいと思って調べてみたら、やっぱり一面的な記事だった。

確かに28日の東電最大供給力は4419万キロワットで、午後5時のピーク需要は4263万キロワットだから、停電すれすれ。

そこで東電のホームページで8月の供給力を調べたら、約5500万キロワットで推移している。要するに、この日経の記事は、「今日現在動いている発電所の発電量の96%に達した」ということなので、動いていない発電所を稼働させれば(まあ、多分夏に無理して稼働させたので、点検中なのだろうが)、あるいは発電所を増設すれば、停電の危険性は去る。

新聞はもうちょっと全体像を教えてほしい。でないとすぐ、「やはり原発が必要だ」ということになってしまう。

ところで、年取った政党や政治家たちが原発撤廃を政治の道具にしていて、気持ち悪い。だいたい、今回の選挙は(も)気持ちが悪い。選挙というものを冒涜するような、政党と議員の野合集散。

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