Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
ChineseEnglishRussian

政治学

Automatic Translation to English
Automatic Translation to English
2012年11月23日

総選挙とは大きな懸案をかたづけるチャンス

自民党と社会党のようなイデオロギー的対立のない、民主党と自民党、またはアメリカの民主党と共和党のような政党のあいだで、選挙を争う意味がよくわからなくなっている。今度の日本の総選挙など特にそうで、まるで「行きがかり解散」だ。その結果、沢山の国会議員が落選して、文字通り失業してしまうのだが、そうまでして選挙をやる意味は?

総理の外遊というものを考えてみる。外交は外交官や外相がやっていれば良さそうなものだが、大きな懸案は首脳同士の合意がないと片付かない。だから、総理の外遊というのは、日本と他国の間の懸案を片付ける最高の機会なのだ。

同じ伝で言うと、総選挙は内政上の大きな懸案について国民投票を得るのと同じ意味を持っていると言える。TPPとか日銀法改正を争点にすれば、それを公約にして勝った政党は進みやすい。

でも、多数の国会議員が路頭に迷うのは何とかしないと。路頭に迷うのがいやだから、皆必死で、選挙で通ることを至上命題としてしまう。民主党から自民党に移ってみたり。

落選は、言ってみれば昔の殉死。親党が政権を失うと、自分は落選するというわけだ。
では殉死の代わりに兵馬俑とか埴輪とかではどうか。大体、あんな沢山国会議員いらないのでは? 沢山いるから、落選する議員も増える。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/2339