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2011年10月14日

ぺこぺこ社会と自由

この頃の日本の青年たちの立ち居振る舞いはずいぶん自由でありながら、他人の権利にも配慮する、いいものになってきた(人もいる)なと思っていた。

だが話を聞いてみると、道府県では地元選出の国会議員に対する扱いが、まるで殿上人に対するように、ぺこぺこ奉仕する感じのままであるようだ。日本は変わらないな、と思う。

だが考え直してみれば、ぺこぺこしているのは役人だけなのだろう。選挙民は別に、地元議員に対して卑屈になる理由はない。霞が関の官僚も、政治家に対するときは表面だけでもへりくだるではないか。

とすると、社会は近代的なものに変わってきたのに、政府内部は前近代的な人間関係を続けている、ということになるか。日本語には敬語が過剰なほどあって、上下関係をいやでもはっきりさせてしまうことも一因だろう。だが、いつまで続くのだろうね。

コメント

投稿者: 高木恒久 | 2011年10月15日 11:21

ぺこぺこ社会。芸能界に登場する新人がTVで紹介されると、決まって「よろしくおねがいします」とだけ言って頭を下げます。先日も若者グループ芸人がTVで紹介された。皆同じ顔(化粧?)していて、個々の顔が見えず、個性を感じさせない。スクリーンの裏側には異質なことを口にする人を叩き出してしまう社会があるのだろう。沢尻えりかは思ったことをずばずば言って面白いのだが、干されてしまいました。これが日本の社会風土となっていて、日本の自由と発展を著しく阻害しているように思います。以上

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