2011年8月15日
歴史ドラマはコスプレか NHKも実際の視聴にあわせての料金制に
昨日、NHKの大河ドラマを久しぶりに見た。「江~姫たちの戦国~」。この頃の時代劇を見て思うのだが、若年俳優たちが表情も話しぶりもまったく現代風で、仲間内でのやあやあ会話的なのが興ざめだ。江戸時代と言えば、義理と人情の間で挟み撃ちに会うとか、いろいろ精神的に厳しいものがあったろうに、今の若年俳優の表情はあまりに屈託がない。
江戸時代の表情とか、話し言葉がどうだったのか、確かなところはわからないだろうし、僕が小さい頃見ていた時代劇も、そこらは推測でやっていたのかもしれないが、少なくとも身のこなしでは足を摺りぎみにするくらいの工夫と訓練のあとは見せて欲しい。
これでは、世界中どこへ行っても日本と同じなのだと信じ込んでいる、近頃の若者丸出しではないか。衣装とかインテリアはNHKだから豪華なのだが、素人芸だから高級コスプレでしかない。
こういうことに僕の視聴料が使われている。NHKが視聴料を取るのはいいが、各人一律に取るのではなく、どの番組を何分見るかでその都度課金するシステムにしてほしい。折角デジタルにしたのだから、もうそういう細かい芸ができるだろうに。
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