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2009年12月25日

選挙目当ての子供手当より保育園増設を

なぜか突然子供手当などが支給されることになるらしいが、数年前、政府の「少子化対策」に踊らされて子供を産んだ働く女性達は、保育園が足りないので大弱り。ひどい倍率らしい。これは本当に、めちゃくちゃな政策だと思う。

多分当局に、「女は家で子供を育てていればいい」という意識があるから、こんなちぐはぐな政策をやるのだろう。本来これは厚生労働省や少子化対策相だけに丸投げしていないで、保育園を司る厚生労働省と幼稚園を司る文部科学省の間の権限争いの調停とか、保育園への補助金を司る地方自治体の財源不足を中央から補うとか、内閣官房が真剣に乗り出すべき話だったのだ。

働いていた女性を2,3年家庭にしばりつけておくよりも、自分で稼げる環境を作ってやる方が、モラル的にも経済的にもずっといい。保育園を増やせば、そこでの雇用も増える。

おそらく、都市の働く女性のことを考えるより、全国の子を持つ女性に広く薄くバラまく方が、来年夏の参院選挙対策になる、と思ったのではないか? ならば、都市の働く女性は、そのような政治家はボイコットするしかないだろう。保育園の不足している地域の国会議員、市会議員を調べ上げ、皆でメールを送ろう。

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