2016年5月27日
カミナリ族の復活
この頃の街、そして世界のニュースを見ていると、どうも数十年前のオートバイ・ブームが戻っているのではないかと思う。暴走族と言うのだそうだ。ブカブカとことさら安オートバイのエンジンを吹かして、狭い公道を向う見ずなスピードで突っ走っていくチンピラ達。
社会に反抗して自己を安オートバイで顕示することしかできない者達。
人をはねないなら勝手にすればいい。そして彼らの増殖は、オートバイ会社にとっては晴天の慈雨。若者達がSNSとやらで、しんねりむっつり小さな画面ばかり見つめている時代は終わり? なら、彼女をSNSで楽しませるのはもういい、スポーツカーでドライブの時代・・・ということになってくると、自動車企業にとっても至極いい。
しかし、若者にどこか押しこめられた鬱屈感がある国では、オートバイから自動車に乗り換えても、お上品になりはしない。モスクワでは夜な夜な、普通の自動車をスピード違反で乗り回す暴走族が夜3時頃まで街中を吠えまわり、タイヤのきしむ金切声をあげている。
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