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街角での雑想

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2011年11月25日

公務員宿舎たたきの行き過ぎ

公務員叩きの続きで、この頃は公務員宿舎たたきが流行っている。贅沢はいけないが、必要なものまで奪うべきではない。

僕の若い頃、つまり1970年代や80年代の公務員住宅は、家賃こそ安かったものの(給料も、その頃は民間より低かった)、内容もその家賃に見合ったものだった。六畳間と四畳半だけとか、ふすまも障子も子供たちがぼろぼろに破った狭いアパートに、ドイツ在勤時代のドイツ語教師を招いてこれはドイツならスラムだと呆れられたり、ぼろぼろに腐った風呂おけを引き継いだり、と逸話には事欠かない。

企業でも同じだろうが、外交官も外国での勤務から帰ってくると、ほとんどその翌日から働かされる。そしてその翌日に国会で担当事項についての質問が出る予定だと、その準備で夜1時、2時までの勤務は当たり前、翌朝は悪くすると7時くらいから、大臣との答弁打ち合わせ会議に出席しなければならない。

もし公務員宿舎がないと、どうなるのだろう? 住む家を探している暇がない。そして公務員の給料の範囲で借りることのできる家やアパートは、通勤60分以上もかかるところにしかないだろう。夜1時、2時まで勤務して、そういうところにどうやって帰れるというのだろう? タクシーに乗る金も支給されない、そして夜1時、2時まで超過勤務しても、もらえる超過勤務代は本来の3分の1、5分の1しかない(予算が足りないのだ)、ということだと、ホテルに泊る金もない。

それでも議員宿舎はあるんだよな。国民に選ばれた人たちだからいいのか? 

やはりもっと考えを整理して、なくてはならないものは提供することにしないと、官僚たたきが単なる官僚とその家族をいじめることにしかならない。贅沢や慢心はいけないが、必要なものまで奪うべきではない。

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