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街角での雑想

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2011年11月 1日

外国からの留学生は理科系、工科系を増やそう

この前、ある中央アジアの国から5つほどの大学の大学長たちが連れだってやってきた。日本との留学生交流を増やしたいというのだ。

僕もウズベキスタンで在勤していた時には、留学生を増やそうとして随分働いたからわかるのだが、この交流をめぐってはいくつかミスマッチがある。ひとつは、日本はコネを排除しようとしてガチガチの選考体制をこしらえ、本当に能力のある者を選びぬいて日本に送るのだが、コネのない者は本国に帰ってきても良い仕事を見つけにくいということ。

それから、大使館の方では留学生に本国に帰ってきて、本国を発展させると同時に、日本との関係の懸け橋になってほしいと思ってやっているのだが、日本の方ではなぜか、外国人留学生は日本に永遠に止まって日本のために働いてほしい、と思っている風情なのだ。
自分の仲間として認めたものは、もう日本人に等しいのだから、日本で働くのが当然だ、という心理なのかな? 留学生についての基本思想が正反対なのだ。

もう一つは、外交官やJICAの職員は文科系、社会科学系が多いので、どうしても国を法律とか経営とかの面から改造することを考え、その方面の学生を日本に送ることばかり考える。だが、そういう連中が日本から帰ってきても、ポストはそれほど沢山はない、という問題がある。

――とまあ、いろいろなことを考えながら、この学長たち、どんな方向で留学生を増やしたいと思っているのか、付添いの政府高官に聞いてみた。すると答えはコロンブスの卵、「理科系、工学系なのです。ウズベキスタンは工業化を進めていますが、日本にどんな機械があるのかわからない。われわれは、工作機械などは日本製が中国製よりはるかにいいことを知っているのですが、具体的に何があるのかわからないでいるのです。その点、ドイツはうまくやっていますよ」

それで僕は、ああそうだなと思った。この不景気の時代、日本はODAをもっと愧ずることなく、自分の商売促進に役立てたらいい、日本の工作機械企業とJICAがタイアップして、将来経営職につくエンジニアの卵を留学生として日本にどんどん呼んだらいい。

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