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街角での雑想

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2010年12月21日

日中関係――双方のマスコミの質

日中関係においては、双方のマスコミが互いに相手についての誤った像をつくりだし、増幅して読者に伝える問題が以前から指摘されているが、日本で発行されている中国語新聞についても問題を指摘する友人がいた(匿名希望)ので、彼からの投書を以下に掲載しておく。

「中国メディアについては、中国本国のもさることながら、日本における中国メディアも、本当に問題だらけです。
中国のWEBサイト上に掲載されている記事を、ほんのわずか書き換えただけで転載するのは日常茶飯事ですし、丸ごと転載などというケースも散見されます。

それを指摘しても、『価値のあるニュースはより多くの人に伝えたほうがいいでしょ!?』という、何の悪びれもしない返答がくることもしばしば。
アニメや漫画の海賊版の議論をする際の、『より多くの人がその漫画を知ってくれるきっかけになるんだから、むしろプラスに考えたほうがいいんじゃないの!?』という議論そのままの屁理屈です。

日本で生活し、日本で新聞を発行している人がこんなスタンスなのですから、本国における意識は言わずもがなのところです。
見識のあるジャーナリストももちろんたくさんいらっしゃいますが、こういう価値観で活動しているメディア関係者が多数存在することが、業界全体の地位向上を妨げているような気がいたします。」

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