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街角での雑想

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2010年1月 5日

少子化対策担当大臣、福島さん、保育園不足対策は?

新年早々、福島瑞穂少子化対策担当大臣の記者会見があったので、今全国で深刻な問題になっている保育園不足対策でも発表するのかと思ったら、自分の党が掲げる安保政策のことばかり。
保育園不足は規制緩和だけではだめで、財源不足の地方自治体に中央政府がもっと補助金をつけなければ動かないことだと思うのだが、昨年末のあの予算組み換え騒ぎでこのことは何か議論されたのだろうか?

保育園増設は、所管の厚生労働省、幼稚園を所管する文部科学省、地方自治体、予算を握る財務省がからむ問題だが、この複雑な方程式を解いて解を出すのは、少子化対策大臣の仕事ではないか? 保育園は、福島大臣が担当する「男女共同参画」の基礎でもある。

出産を奨励するだけで、あとは女性を家庭にしばりつけて子供の面倒を見させるだけでいい、まさかそういう風に彼女が考えているとは思えないが、この問題についてこそ福島大臣に記者会見を求めたい。それとも、社民党は女性票を軽視しているのか?

コメント

投稿者: たろ | 2010年1月 6日 05:09

社民党の頭がマスメディア化してるのではないでしょうか?
国民がそうでやるように、事大主義的な感覚になってますよね。

社民党が独自のデータ集計をせずに、民政を行えない様子が伺われますね。党の情報源がマスメディアのみなのではないでしょうか・・・。結果としての、「安保」のような自らの職とは直接関係のない観念論・・・。

同時に、現実を巡る政治ではなく、政局を巡る政治ゲームに堕してるのは、相も変らぬ55年体質なのでしょうか・・・。

昔、この種の政策を積極的に進めていたのも、社会党ではなく、公明党の方なんですよね。ひとえに、公明党が事大主義に陥る必要があまりなかった政党であるせいもあるのかもしれませんし、独自のメディアで広報できるからなのかもしれません(信者に割ってもらえればそれでいい)。

こんな問題から見えてくる「自己顕示欲」ばかりの不毛な政策立案は、本当に大衆マスコミ的で嫌気がします。

脱官僚を訴えるならば、その官僚の持つデータと自分たちのデータを付き合わせ政策立案する気概を見せて欲しいものですが、そのための人材も組織もガタガタなのでしょう。また反面で、保育園の側も自治体の側も、それらの意見を上に上申するシステムが存在してるのでしょうか? 上からの恩寵的な自民政治のつけが出てるようにも思えます。

この問題、日本で生活と政治が今後どうつながっていくのかという点でも、興味深い話になってきますね。

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