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街角での雑想

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2012年7月31日

東電は火力、関電は大飯でしのぐ夏

(8月2日、大飯原発の発電能力を、関電資料に基づき、再開された3号機、4号機それぞれ342万KWから118万KWに修正。それに伴って論理立ても少し変えた。しかし基本的にはそれほど変わらない)

いつものようにエアコンを使っていて、ふと思い出して電力使用状況をチェックしてみた。

東電は昨日、供給能力5485万KWに対して、ピークの使用量は4849万KW。つまり原発がなくても、暑さの中で88,4%という、若干余裕のある体制になっている。

5485万KW供給能力は、昨年とあまり変わらないと思う。昨年7月16日のピーク使用量は4640万KWで、これもそれほど変わらない。

関電はどうかと言うと、供給能力が2984万KWある中で、昨日はピークで87%分、つまり2596万kwを使っている。まだ余裕が388万kwあるのだが、7月に再稼働した大飯原発の3,4号機はそれぞれ118万kw、合計で236万kwあるので、これがなければ関電は確かにぎりぎりのところになっていたのだ。関電の説明はうそではなかった。だが、東電と比べてこの一年、火力増強の手を打たず、今頃になって大飯原発地下の断層を問題にしているのは、問題だ。保安院も知っていただろうに、再開されてしまった今になって後出しで、調査を要求したりして。皆、責任逃ればかりしているように見える。

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