Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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街角での雑想

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2007年6月 4日

日本人女性、ミス・ユニバース1位! ―――そして国内の無関心

知らなかった。2007年のミス・ユニバースは日本人女性が一位になったのだそうだ(http://news.goo.ne.jp/topstories/entertainment/20070529/592954b9c7445a8007d638eecc863362.html?fr=RSS)。日本人女性も最近ではめっきりスタイルが良くなったから驚かない。僕が驚いたのは、日本国内で報道がほとんどないことだ。以前日本人が一位になった48年前には、その女性はほとんど国民的英雄になったのに、今回は殆んど無視だ。

どうしてなのか? 一つには、女性が権利意識を強め、この種のビューティー・コンテストを敵視するようになったことが挙げられる。男が水着姿の女性を「審査」して順位をつけるのは女性軽視だ、というわけだ。

もう一つ、現代の日本の青年は自分達の国、自分達の生活に自信を持っており、外国人が日本をどう評価するかにあまり関心を持っていないのではないかと思われる点がある。欧米のスタンダードより、自分達のスタンダードをごく自然に楽しんでいる―――そんな感じだ。

コメント

投稿者: 勝又 俊介 | 2007年6月 5日 00:40

「どの程度ニュースとして取り上げられるか(話題となるか)」は、その他のニュース・その他の芸能ニュースとの相対的な兼ね合いになってくる側面も多分にありますし、前回、知花くららさんが2位になって相当話題になっていることもあって、森さんのインパクトが多少なりとも薄まってしまったかもしれないですね。

日本人が上位に来る・来ないに関わらず、ミス・ユニバースそのものの話題性も、ここ10年くらいは相当落ちてきている感はありますし、
こうしたイベントに出場するような方々だけでなくても、欧米のコレクションで一線級の活躍をしている日本人モデルの方も少なくない(富永愛さんの華々しいご活躍などを見ていると、ミス・ユニバースの位置づけって一体・・・!?などともふと思ってしまいます)ことが、一因とも言えるかもしれません。

その一方で、日本のアパレルメーカーの水着のモデルに、中国出身の方が起用される例も増えているなど、日本国内のシーンでも、色々な変化が起きているような気がしますが。

投稿者: H.M. | 2007年6月 5日 23:18

去年のミス・ユニバース2位に入賞した知花くららさんやアカデミー賞にノミネートされた
菊池凜子さんと比べて今回の森さんは1位に選ばれたにもかかわらず、ほとんど取り上げられていないのにはいくつか理由があるようです。

その一つにまずは今回の大会自体がかなり波乱含みの展開であったことが挙げられます。
現在不法移民の取り締まり強化をしているアメリカに対して反米意識が高まっている開催国のメキシコの観衆からミスUSAへの激しいブーイングが起きたり、優勝を有力視されていたスウェーデンの代表が直前に出場を辞退するということがあり、結果的に審査員のほうでアメリカやラテン国以外のアジアから優勝者を選ぼうとの声が上がったそうです。
その結果トップ5に日本と韓国が入り、二つの特別賞は中国とフィリピンの候補が選ばれました。

もう一つにはご存知の通り、発表の前後に現職の大臣やその関係者の自殺報道や、また人気女優藤原紀香さんの披露宴など大きなニュースが連続していたので、自然と放送する枠がなかったのではないかと思います。

それに、現代の日本の若者は、先生が指摘された「欧米のスタンダードより、自分達のスタンダードをごく自然に楽しんでいる」というのはまさにそういうことだと思います。自分たちの望む形で評価してくれれば飛びつくけど、そうでなければ「へー」の一言で終わってしまいがちです。

投稿者: H.M. | 2007年6月 5日 23:18

去年のミス・ユニバース2位に入賞した知花くららさんやアカデミー賞にノミネートされた
菊池凜子さんと比べて今回の森さんは1位に選ばれたにもかかわらず、ほとんど取り上げられていないのにはいくつか理由があるようです。

その一つにまずは今回の大会自体がかなり波乱含みの展開であったことが挙げられます。
現在不法移民の取り締まり強化をしているアメリカに対して反米意識が高まっている開催国のメキシコの観衆からミスUSAへの激しいブーイングが起きたり、優勝を有力視されていたスウェーデンの代表が直前に出場を辞退するということがあり、結果的に審査員のほうでアメリカやラテン国以外のアジアから優勝者を選ぼうとの声が上がったそうです。
その結果トップ5に日本と韓国が入り、二つの特別賞は中国とフィリピンの候補が選ばれました。

もう一つにはご存知の通り、発表の前後に現職の大臣やその関係者の自殺報道や、また人気女優藤原紀香さんの披露宴など大きなニュースが連続していたので、自然と放送する枠がなかったのではないかと思います。

それに、現代の日本の若者は、先生が指摘された「欧米のスタンダードより、自分達のスタンダードをごく自然に楽しんでいる」というのはまさにそういうことだと思います。自分たちの望む形で評価してくれれば飛びつくけど、そうでなければ「へー」の一言で終わってしまいがちです。

投稿者: R.M | 2007年6月10日 03:54

他のニュースと重なったということやミスユニバース自体の重みが他の外国で活躍する日本人が増加する中比較的重要でなくなったということに以上に、正直なところ、「そんなに美人か?もっと日本人に美人はいくらでもいるのに。」という、おそらく多くの日本人が一番最初にニュースに接したときに感じた気持ちが無関心の最大の理由と思う。日本人からミスユニバースが出ること自体は誇らしいし嬉しいのだが、心中の評価と同一でない、しかも、それを表立ってはいえない(せっかく選んでもらったのに、そんなに大したことないなど、選んでくれた皆さんに対して申し訳なくて表ではいえない)ために、関心を維持することが困難になってるということではないか。但し、現時点では、ミスユニバースのニュースということで外見以上に評価しうる機会がないために上記のような現象がおきているのであって、今後、森さんが、実は、中身がとても面白いということがメディアなどで明らかになってきたりすると、活躍の場は増えることも十分ありだと思う。

投稿者: R.M | 2007年6月10日 03:54

他のニュースと重なったということやミスユニバース自体の重みが他の外国で活躍する日本人が増加する中比較的重要でなくなったということに以上に、正直なところ、「そんなに美人か?もっと日本人に美人はいくらでもいるのに。」という、おそらく多くの日本人が一番最初にニュースに接したときに感じた気持ちが無関心の最大の理由と思う。日本人からミスユニバースが出ること自体は誇らしいし嬉しいのだが、心中の評価と同一でない、しかも、それを表立ってはいえない(せっかく選んでもらったのに、そんなに大したことないなど、選んでくれた皆さんに対して申し訳なくて表ではいえない)ために、関心を維持することが困難になってるということではないか。但し、現時点では、ミスユニバースのニュースということで外見以上に評価しうる機会がないために上記のような現象がおきているのであって、今後、森さんが、実は、中身がとても面白いということがメディアなどで明らかになってきたりすると、活躍の場は増えることも十分ありだと思う。

投稿者: R.M | 2007年6月10日 03:54

他のニュースと重なったということやミスユニバース自体の重みが他の外国で活躍する日本人が増加する中比較的重要でなくなったということに以上に、正直なところ、「そんなに美人か?もっと日本人に美人はいくらでもいるのに。」という、おそらく多くの日本人が一番最初にニュースに接したときに感じた正直な気持ちが無関心の最大の理由と思う。日本人からミスユニバースが出ること自体は誇らしいし嬉しいのだが、心中の評価と同一でない、しかも、それを表立ってはいえない(せっかく選んでもらったのに、そんなに大したことないなど、選んでくれた皆さんに対して申し訳なくて表ではいえない)ために、関心を維持することが困難になってるということではないか。但し、現時点では、ミスユニバースのニュースということで外見以上に評価しうる機会がないために上記のような現象がおきているのであって、今後、森さんが、実は、中身がとても面白いということがメディアなどで明らかになってきたりすると、活躍の場は増えることも十分ありだと思う。

投稿者: 大チャン雄クン | 2007年6月14日 17:15

小生40代でありますが、回顧主義でないにしろ山本富士子のような女性というのが、日本的な美を代表しているのではと、今でも思ってしまうのです。まあ、フランス人に本当の純血種がいないのと同様に、今年・去年の日本人のミスユニバースの体型は、もう何ら代わりがないにしろ、「え!この女性は日本人なの?」と多くの方が実感されているのではないでしょうか。
余りにもつまらないコメント、お許し下さい。

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