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日本・歴史

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2023年3月 5日

東京の珠玉の美術館たち

(これは2月末発行のメルマガ「文明の万華鏡」の一部です)

最近、都心の「菊池寛美記念 智(とも)美術館」https://www.musee-tomo.or.jp/に行ってきました。

ご存じの方も多いと思いますが、これは実業家菊池寛美(菊池寛とは無関係)の虎ノ門近くの屋敷跡に、令嬢の菊池智(とも)女史が建てたもので、建物自身が粋の極み(坂倉建築研究所設計)。

美術館はその建物の地下にあるのですが、一階の入り口を入ってまっすぐの廊下の突き当りには、篠田桃紅の高貴そのものの作品があり、異界という雰囲気を醸し出しています。地下の美術館は宝の祠に入っていく感じで、陶磁器作品の並ぶ陳列室は小さいながら無限の夢幻が漂います。レイアウトは米国のモリナロリだそうです。

趣味三昧で、近くにある大倉集古館、住友家の屋敷跡の泉屋(せんおく)博古館と同じ伝。少し視野を広げれば、渋谷の根津美術館、軽井沢のセゾン現代美術館、倉敷の大原美術館、現代では江之浦測候所等、趣味三昧の個人設立美術館は日本中、枚挙にいとまがありません。

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