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日本・歴史

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2018年8月29日

東博の縄文展

今日思い立って、国立博物館の「縄文展」に行ってきた。行ってびっくり、館の周りを行列が取り囲む感じ。でもけっこう速く動いて、20分待ちほどで切符を買い、そこから更に別の行列で10分ほど。中は満員で、人しか見えない感じ。日本のルーツへの関心、強いんだよな。

再認識したが、縄文時代は1万3千年ほど前に始まって、実に1万年間、その前の石器時代は4万年間続いているのだ。弥生時代は稲作、青銅器、鉄器とともに始まり、以後まだ3000年程度。要するに、生産性が向上し、余剰が生じると、歴史は加速度的に「進歩」を始めるものらしい。

で、1万年も同じことを続けるのはかなわないが、展示された土器のデザイン、意匠は素晴らしいと思った。

実は僕の母方の祖父は考古学者の後藤守一で、日本の考古学界の草分けの一人。彼が戦後、同業の杉原壮介教授、そして陶芸家の濱田庄司氏、島岡達三氏とのコラボで作った、学校教材用の「現代縄文土器」も陳列してあった。僕は子供の頃、祖父の家の座敷に飾ってあった埴輪を倒して壊したことがある。もともと欠けているもの、少し壊れたくらいいいだろうと思って放っておいたが、あれはどうしただろう。今日、陳列されてなかったようだが。

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