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2013年6月12日

外交官の仕事

「外交官の仕事」 河東哲夫 草思社

1990年代後半、官僚たたきが激しくなり、一部政治家はそれに乗って外務省をたたき(それだけの材料があったことも確か)、そうすることで外務省を従えようとしました。また田中真紀子外務大臣は、外務省を伏魔殿であるかのように言い立てることで注目を引き、外務省への信頼を失わせました。当時外務省は北方領土問題解決、国連安保理常任理事国化等、最重要の外交課題の扱いで失敗し、自らも国民の信頼を失いました。

しかし、それによって日本の外交官を全部捨ててしまうのはいかにももったいない、「外交官」というものの仕事は実際にはどんなものなのか知ってもらいたい。そう思って書いたのがこの本です。

「外交官」とはどのようにつくられるものかから始まって、日本国内での政策決定のやり方、外国での情報の取り方、経済援助(ODA)の実態、広報と文化交流のあり方までをわかりやすく書いたものです。

データは少し古くなりましたが、基本は変わっていないでしょう。

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