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日本安全保障

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2013年7月14日

日本海の中国海軍

5日~12日、ウラジオストック沖で中ロ海軍が共同演習を行った。中国艦船はこれまでも、対馬海峡や津軽海峡を通って日本海に入っていたようだ。今回は対馬海峡から入ってきて、面白いことに宗谷海峡を初めて通って太平洋へと出て行った。

中国は、19世紀ロシアに沿海地方を取られて以来、日本海への出口を持っていない。それなのになぜ、日本海に関心があるのだろう? 沿海地方をロシアから取り返すため、共同演習に名を借りて、ウラジオ上陸のための偵察でもしたのだろう。

韓国にしても北朝鮮にしても、中国海軍に裏庭に入り込まれたようで、気分が悪いだろう。

日本はどうする? ひとつは日本海への入り口にある「国際海峡」、つまり対馬、津軽、宗谷の守りを固め、有事には外国艦の進入を止められる態勢を整える。

もうひとつ、中国、ロシアとかなり対立する気構えがあるなら、これら海峡では3海里しかない日本領海を、国連海洋法に基づいて12海里に拡張するのを検討してはどうか。それは、政令でできるようだ。

領海にすると(対馬海峡では公海部分が残るが)、同盟国米国の艦船が核兵器を積んだままでは航行できなくなる。非核3原則に、「核を持ち込ませない」というのがあって、領海に核が持ち込まれたことになってしまうからだ。そこを、米軍については例外とする措置を取らないといけない。

僕は別に反中でもないが、目の前であまり刺激的な行動を取られたら、対抗措置を取る。この頃の中国人には、電車の中でもだんだん傍若無人な行動をとる者が目立つようになってきた。


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