Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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インド

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2012年4月14日

インド旅行記 last さまざまのこと、そして日本へ

まだ低価格
インドの価格水準はまだまだ低い。ムンバイのガイドは半日で2000円だったし、タクシーは3時間使って600ルピー=1000円だった。他方、大学6年間には100万円が必要だと言うし、IBMでの初任給は約1000ドルで、もはやそれほど安くもない。インドの低価格も、あと10年くらいで様変わりになってくるのではないか。

南インドの人たちの心情

バンガロール周辺の南インドにはタミル人やドラヴィダ人など、北インドのアーリア系とは言葉も全く異なる人種が集住する。彼らが北インドの連中を見る目には、一種独特のものがある。
「北インドの人たちは乱暴で(aggressive)、行列は横入りしますし、私たち南インド人を下に見ているところがあるんです」
このあたりは、学校教育は標準語としてのヒンズー語だが、テレビはローカル言語のチャンネルを見るのだそうだ。それもあまり見るわけでもなく、ニュースは英語のチャンネルで見ている。インドは民族別、地域別の文化の違いが大きい。だから標準言語は英語にするしかなかったとも言えるが、下層階級になると英語もできない。「インドはパキスタンという目の前の敵がいて、かろうじて統一国家たりえている」という者もいた。インドは国家連合に近い。インドの通貨ルピーには、十六の言語が書かれている(のだそうだ)。

日本へ

今回(も)、カレーには飽き飽きした。Vegi(野菜)かNon-vegi(肉)かの2種類しかなかったのだ。しかもNon-vegiはChickenだけ。ビーフはもちろん、ポークもマトンもない。もうたくさんだ。成田へのインド航空の機内食で、「チキン・カレーにしますか。それとも中華のチキンで?」。インドへの復讐の意を込めてもちろん、「中華!」。

機上では一夜明け、窓から日の出の光りが射し込む。外務省に入って初めてアメリカに渡った時のことを思い出す。あれ以来、全く新しい世界に生きている。素晴らしかった。外交官をしていた間は、日本経済の頂点と重なった。ユニークな一生だった。暗い空には三日月と、導くかのような星が煌々と輝く。
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僕の隣の席にはITエンジニアとおぼしきインドの青年が座った。洗練され、高い能力をうかがわせるその様は、日本人ではとても太刀打ちできないだろうと思わせる。
だが成田空港に降り立って、黒猫ヤマトにスーツケースを預けたとき、女子従業員の素早い、そして気配りのきいた対応には心が洗われる思いがした。日本の救いは現場の強さだ。
   

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