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文学

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2011年1月 9日

演歌はまだ生きている――一青窃

正月に妙高に行ってたいへんな雪にふりこめられたがその帰り、長野駅のラーメン屋「ゆきむら」で、一青窃の歌がバックに流れる・・・。「もらい泣き」。あのはりつめた声が、逆上がりに5度、7度とメロディー線から突き抜ける。それを聞く快感。

もうこの15年くらい、J-Popの世界は国籍不明、メロディー不明のかしゃかしゃしたものばかりになってしまったと思っていたら、この台湾の血がはいったシンガー・ソングライターの歌に、五音階とこぶしの演歌の世界が生きていた。

自分を捨てた男の靴下を編んで女が涙を流したり、倒錯して抑圧された演歌の世界がなくなってさっぱりしたと僕は思っていたのだが、一青窃はその五音階とこぶしの世界を蘇らす。現代風のアレンジと少々のエキゾチシズムのスパイスをつけて。だが、男にすがりつく弱き女のかげはもうそこにはない。自分で自分の生き方を決めている。

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