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世界はこう変わる

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2007年4月 7日

気候異変ーーモスクワ川に鯨出現

ロシアのテレビ・ニュースによると、モスクワの都心を貫くモスクワ川で、鯨が泳いでいるのが目撃され、携帯電話のビデオで通行人が撮った映像も放映されました。鯨類研究所専門家の話では、おそらく北の白海からロシアの水系に入り込み、運河や湖を伝ってモスクワまでやってきたのだろう、ということだそうです。

さもありなんと感心して、ニュースの日付を見ましたら、「4月1日」とありました。如何にもロシア人らしい、奇想天外、かつ凝ったエイプリル・フールではありました。

奇想天外と言えば、まだ小生がモスクワに勤務していた1993年でしたか、ロシア・テレビのニュース時間だったと思いますが、日本の国会に相当する最高会議の議長ハスブラートフ氏が「北海道から自動車の寄贈を受けるのと引き換えに、日本にクリル諸島[北方領土のこと]を引き渡すこととした」という声明を読み上げました。東京では白バイに乗ったおまわりさんがロシア人からインタビューされて、「いつかは北方領土に行って、交通整理をしたいと思います」と言っています。

これも、エイプリル・フールでした。きわどい冗談だよと思いましたが、親日家で北方領土返還を支持してくれていた故ツベートフ記者のいたずらだったのです。テレビ局には方々から問い合わせ、抗議が殺到して大変だった、と彼は言っていました。

閑話休題、失礼しました。

コメント

投稿者: 勝又 俊介 | 2007年4月11日 23:19

笑いは「緊張と緩和」があってこそはじめて生まれるものですし、私が存じ上げているロシア出身の方も、最初は冗談などとても言わなさそうな風であるにも関わらず、真面目な議論のなかでも、それをさらりとやってしまうところが楽しく、その方の魅力を倍加させてるのではないかと思う次第です。
ロシアの現代カルチャー・ポップカルチャーのなかにも、そういったウィット・遊び心がふんだんに盛り込まれていることを実感したのは、お恥ずかしながらつい最近だったりもするのですが。

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