ミシシッピー州で育ったアメリカ白人の話を聞く機会があった。
ミシシッピー州というのは、今回初めて頭の中に入ったが、ニューオーリンズのルイジアナ州の東にあってメキシコ湾に面しているのだそうだ。これまで中部かと思っていたのだが、実際にはdeep Southの一つだったのだ。そう言えば、かつての黒人差別の実態を描いた映画Mississippi Burningというのがあった。

で、ミシシッピー州とかテキサス州あたりになると、白人もめっきり素朴になってくる。ミシシッピーのあたりには貧しい白人が多く、親の代には小学４年までしか行けなかった、というような話はざらにあるらしい。「それなのに、アメリカは世界をリードしているつもりになって」というのが、ここらへんで育った人間の生活感覚。
日本ではどの病院に行っても公的な健康保険が効くのだ、と言っても、「お前、そんなことがあるはずがない。お前が知らないだけだろう」と言って信じようとしないのだそうだ。