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2009年4月18日

冬の米国(雑感)2

ワシントンの対岸アレキサンドリアGatsby’s Tavern
アレキサンドリアと言えば、アレクサンドロス大王が作った街のこと。エジプトのものが最も有名だが、実は他にも沢山あって、僕が在勤していたタジキスタンのホジェントという第2の町も、昔はアレキサンドリアと言ったのだ。大王は、このタジキスタンまでやってきた。ここもペルシャ帝国の一部だったからだ。

だがアメリカはワシントンDC、ポトマック川口対岸のアレキサンドリアは、アレクサンドロスと関係ない。ここまでペルシャのダレイオス王が逃げてきたわけではないからだ。ここはアメリカ独立以前、古くからの港町、だからエジプトのアレキサンドリアに因んでつけた名なのだろう。

僕は、ワシントンDCと言えば昔は何もない沼沢地で、どうしようもない土地だったからこそ、ここらの州が首都建設地として差し出したということを読んだことがある。だからこのあたり全体、昔は何もなかったのだろうと思っていたら、アレキサンドリアは古い港町でワシントンとかジェファーソンとか独立の志士達が謀議をこらしていたのだと言う。だからこそ、彼らはその対岸の葦の生えた土地なら、首都として開発できると考えたのだろう。

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で、その志士達が謀議をこらした居酒屋というのが昔のまま(?)残っていて、その名をGatsby's Tavernと言う。Gatsbyとは英国のどこかの町の名なのだろうが、19世紀末の金満米国を描いたフィッツジェラルドの小説「グレート・ギャッツビー」の主人公の呼び名として名高い。この居酒屋と何か関係あるだろうか?

この荒削りの木の床のGatsby's Tavernでは、志士達が食べたのと同じ(当時はまずかったろうが)ピーナツ・スープ、大きなポテト・フライ、たまねぎの細切りのフライなどを食べさせてくれる。イギリスの田舎家のような雰囲気だ。

イギリスと言えば、北米植民地の連中は英国からの重税に耐えかねて立ち上がったことになっているが、実は常に英国本土よりはるかに低い税金(当時はほとんど物品税)しか払っていなかった。フランスと北米植民地を取り合い、その戦争費用に耐えかねた英国政府が印紙税などを課した時、植民地の白人達は「(英国議会に植民地の)代表も受け入れないのに、課税するとは!」と叫んで武器を取ったのだ。

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便器のサイズに反映された多民族化現象
昔アメリカにやってきた日本人男子の多くは、トイレに入るたびに人種的屈辱感を味わった。というのは、小便器がやたら高く、背伸びをしたり、・・・・を持ち上げないと用が足せなかったからだ。ところが気がつかないうちに、アメリカの小便器は低くなっていた。これも、白人ほどの上背がない民族がアメリカで増えたせいか? 
もっとも大便器は相変わらず大きいのですね。はまると抜けられなくなるほど。これは大きい方に合わせざるを得ないのでしょうね。

多民族化は着々と進行している。こういうのを(トイレのことではない)専門にしているマサチューセッツ大学のポール渡辺教授によれば、日系米国人もその37%が異民族間結婚をしているのだそうだ。00~05年、米国の人口が3%増えた中で、異民族結婚による出生数は12%増加したと言う。

ホノルルで乗ったタクシーの運転手は、ベトナムのボート難民だった。27年前ボートでタイへ逃げ、珍しいことに一度で成功したのだそうだ。しかも、米軍艦に救助されて。そしてフィリピン、アトランタからハワイにやってきた。
今では、ホンダのバンを買ってタクシーをしている。
「自分の車だ。運転するのは自分だけだ。日本人はいい。静かで互いを尊重していて(そうかね?)。中国人ときたら、3人集まるともううるさい。日本人はいい。これ、日本の車だ。3万ドルで買ったんだ」と怒ったような顔をする。そんな無愛想でも商売できるのが、アメリカのいいところだ。

だが多民族化社会では、互いの文化の深みまで大事にしない。ハワイの喫茶店でほうじ茶を注文したら、ポップコーンののりで持ってきた。

米国政治の裏
アメリカの政治にも裏がある。あれだけオープンで有権者の発言力が大きい社会だから、金のある者の発言力はもっと大きくなる。
例えばヴェネズエラのチャヴェス大統領はアメリカをこけにする発言と行動で有名だが、ブッシュ大統領は何を言われても何も反応しなかった。なぜだろうと思っていたのだが、今回旅行で知ったことは、CITCOというアメリカで最大級のガソリン・スタンド網がヴェネズエラの所有になるもので、しかもアメリカの有力政治家でこの利権に関与している者がいるのだそうだ。


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