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世界はこう変わる

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2017年11月29日

過ぎたるは及ばざるが如し 党大会で権力の純化を達成した習近平の弱み

10月中旬の共産党第19回党大会で、習近平は政治局常務委員から張徳江、張高麗等のロートル、かつ「他派」の連中を追い出し、李克強、汪洋以外は自分の手兵で固めた。有力者と言うより手兵、秘書とも言える連中ばかりで固めたのである。

誰でもそうだが、絶頂で「やり過ぎる」ことで、高転びする。全国津々浦々、諸組織、諸利権を動かすには、餅は餅屋で、それぞれの分野の有力者を取り込んでおかないと、いくら秘書が声高に命令してものれんに腕押しで動かない。

それは、日本の石田光成の例があるし、ソ連では1980年代後半、ゴルバチョフ・ソ連共産党書記長が「ペレストロイカ」と称していろいろ新機軸を打ち出しても、全国の党官僚たちは、「樹上は嵐でも、樹下は静穏」とか言って、サボタージュを決め込んだ。業を煮やしたゴルバチョフが党官僚を公選制にするとともに、その権限を奪ったことで、ソ連はかえって統治機能を失い、経済混乱に突入したのである。

中国でも、習近平指導部に自分の権力・利益を奪われるのを恐れる党幹部たちは、サボタージュをしてくることだろう。習近平のやっていることは日本ならば、自民党の幹部ポストに政治家ではなく、自分の手下の官僚を据えたようなもの。政府は官僚で動かせても、政党は動かせない。

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