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世界はこう変わる

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2012年2月 6日

欧州危機にだれがどう対処するか

特別投稿 重城康二
 欧州の金融危機は泥沼状態。時間は稼げても「脱出」はかなり難しそうだ。「福祉国家が必ずたどる道」という議論はさておき、当面どうするかについて、思いついたことをリポートする。

 思いついたきかっけは、日本はなぜ「安全」といわれるか?個人金融資産と消費税の引き上げ余地が負債総額を上回るからだそうだが、欧州にそれに匹敵するものは何かと考えてみた。

 「愛国債」というものが、イタリアで売られているようだが、それよりも多額の資産が欧州にある。世界遺産などの不動産は国の主権が絡むので除外するにしても、動産・・モナリザやミロのビーナス、最後の晩餐から...欧州には、貴重な美術品がヤマのようにある。これらは誰が所有しているのだろうか? 個人?財団?国? いずれにせよこれらを欧州中央銀行に担保に差し出し、「債券」を受け取ればいいのではないか。何兆ドルになるか、資産評価は分からないが、このままどこかに流出してしまうよりは...欧州中央銀行が「持っている」だけで、欧州にとっては「安全」といえるだろう。もちろん債券を受け取った側も「売却」しないことが暗黙の条件になる。保存=管理の場所はいままで通り。壁から剥がす必要もなければ、フィレンツェやルーブルを空っぽにする必要もない。「見せ金」みたいなものだが、欧州中央銀行の資産が積み上がれば、「信用」も増えるはずだ。

 個人でいえば、宝石などの貴金属も同じ。日本のように個人資産をばか正直に「国内の銀行」預けていないだけで...やせても枯れても欧州各国にはこの種の動産の個人資産がたくさんあるはずだ(日本だったら相続税がかかってしまうので、先祖伝来というわけにはいかないが)。このままでは「値下がり必至」の「貴金属」のリスクヘッジに「国債」を...という風には考えられないのだろうか...必要なのは「デフォルトしない」という安心感なのだから。
 パパンドレウやベルルスコーニはまさか、国外脱出はしない??と思う。
                              

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