Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2019年10月24日

旧ソ連旬報第1号 ウクライナ 6月から9月

(今でも、旧ソ連圏でのできごとについては、ロシア語、英語のニュース、論評を毎日読んで、自分でデータバンクを作っている。それをベースに四半期ごとに若手の専門家の参加を得て勉強会を開いている。そのデータバンクを旬報として、簡単なコメントつきで公開することにした。あと何年できるかわからないが、お役に立てば幸い。日付は新しい順に並べてあるが、乱れているところもある。情報源として、IとかKとかの略号があるが、これはイズベスチヤとコメルサントの略。何もないものはwww.centrasia.ruあるいは日経の記事である)

この期間は、ゼレンスキー大統領の選出が最大のニュースである。彼は既存の政党と無関係、かつウクライナでは異端視されやすいユダヤ系である。それがテレビでの知名度を利用して、汚職一掃、東ウクライナの紛争収拾を掲げて75%近くの得票で当選したのである。
財閥による経済と政治の私物化、そして「東ウクライナ奪還」の旗を自分の権力維持に利用してきたこれまでの政権に、国民がいかに飽き飽きしていたかを示す。同時に、自分の権力と財力の基盤を持たないゼレンスキーの力は、国民の支持度如何にかかっていて、非常にもろいものであろう。

ゼレンスキーはまず、ロシアとの間で東ウクライナをめぐる戦争捕虜の交換を実現した(初めてではない)。次に東ウクライナの自治性を強化し、国家連合形成に近い方向で事態を収拾する方向(ロシアのかねての主張)に歩みだしたところで、国内の右翼、そして軍の抵抗を受けて挫折しているのが現状である。軍は、東ウクライナでの前線から後退すればロシア系勢力が進出してくるだけとして、抵抗しているのである。

同時に、ゼレンスキーは財閥の勢力一掃、汚職一掃を掲げて当選していながら、ポロシェンコ時代にはイスラエルに避難していた財閥コロモイスキーの影響を強く受けていることが露になりつつある。また、ウクライナは米国大統領選に変な形で巻き込まれてしまい、米国との関係を進められないようになってしまっている。オバマ時代にウクライナとの関係を「担当」していたバイデン副大統領が、その地位を利用して息子をウクライナの企業の取締役に据える等、公私混同をしていた証拠を渡すよう、トランプがゼレンスキーに迫り、ゼレンスキーが渋ったためにウクライナへの軍事援助の供与を遅らせたquid pro quo事件が、米国でトランプ弾劾の引き金を引いているからである。

ただウクライナは手練手管に長け、口八丁手八丁。何がどこに隠れているかわからない。そういった要素を、未整理のまま以下に並べてみた。

1)ウクライナ・ロシアの経済関係は切れていない
 両国は断交したわけではないし、宣戦布告もしていない。貿易は行われている。2011年のピーク時よりは半減しているが(おそらく東ウクライナからロシアに出ている石炭、鉄をウクライナの輸出として勘定することができなくなっていることも作用しているだろう)、2017年の貿易は16年より25,6%増加している。

2)ウクライナは自分の石炭をロシア経由で輸入?
2017年1月、ウクライナの右翼は東ウクライナと本土を結ぶ鉄道を封鎖してしまった。東ウクライナの経済を牛耳るウクライナの財閥が、ロシア制圧下の東ウクライナでビジネスを続けてロシア側に「税金」を払っているのは許せない、という論理。このために、ウクライナは東ウクライナが主要生産地となっている石炭・鉄の移入ができなくなった。
このためもあり、東ウクライナの石炭は現在、一部がマリウポリやタガンログ等のアゾフ海沿岸の港から「ロシア産」のラベルで密輸出されている。そして一部はロシアからウクライナに「輸出」されている。ウクライナではロシアからの石炭輸入が増えており、2017年には8億ドルに上っているのである。特に上記の鉄道封鎖以来、無煙炭のロシアからの「輸入」が倍増していて、ウクライナの無煙炭輸入の91%を占めている。

3)ソ連の兵器廠ウクライナは健在。そして中国も関心
ソ連時代、ウクライナはICBM、空母、軍艦のエンジン、ヘリコプターのエンジン等の製造で、主要な地位を占めていた。しかし2014年のクリミア併合後の7月に、ウクライナはロシアへの兵器輸出を禁止した。そのためロシアは大慌て、ウクライナの企業も顧客を失って破産寸前、というのが筆者の抱いていたイメージだったのだが、ロシアはそれほど困っている様子でもない。変だな、と思っていたら、やはりウラがあった。何のことはない。ウクライナからは兵器、兵器用物資の対ロ輸出が続いていたということである。ロシアに直接出すと問題なので、独立国の建前を維持している南オセチア共和国をトンネルにして輸出したりする。Motor Sichというヘリコプター・エンジン製造の大企業は、ボスニア・ヘルツェゴビナをトンネルに、ロシアへの輸出をしているとして、現在ウクライナ当局から捜査を受けている。

そして中国がウクライナの軍需企業に目をつけており、峡西省に工場まで作って、アントノフ、Motor Sich、Yuzhmash(ミサイル製造)等の従業員を家族ぐるみで招聘しているそうだ。8月には、中国がMotor Sichを買収しようとして、米国のボルトン大統領補佐官がウクライナを訪問、止めようとしたが、その直後に彼自身、実質的に解任されてしまった。

4)米国絡みの利権の迷宮
基本構図は、ポロシェンコ前政権は親露のトランプが大統領に当選するのを阻止しようと動いたようで、トランプの選対本部のマナフォートがヤヌコヴィチ大統領の顧問を務めていたことを喧伝する等したようだ。このため、トランプはポロシェンコにきつく当たったのである。

ではゼレンスキー新大統領とトランプの仲がいいかというと、これも前記のquid pro quo事件でミソがついてしまったし、ゼレンスキーの大統領府長官を務めるボグダンがバイデン中傷材料の引き渡しに反対して、トランプの顧問弁護士ジュリアーニと対立しているという、ねじれた関係にある。ジュリアーニ達はゼレンスキーにボグダンの解任を迫り、ゼレンスキーに拒絶されている。ボグダンとそのボスである財閥のコロモイスキーは、米国民主党に近いのだろうか?

コロモイスキーはウクライナ南部を基盤とする財閥で、ポロシェンコとは対立して海外に逃避していた人物。彼がゼレンスキーのスポンサーと目されていて、ボグダン大統領府長官はコロモイスキーの番頭だとされている。現に、ボグダンはコロモイスキーの利便を図り、これに反対したOleksandr Danylyuk国家安全保障・防衛会議事務局長は辞任している。コロモイスキーは、米国民主党と近いのかもしれない。

そしてコロモイスキー以外の財閥は、今や勢力を回復したコロモイスキーに利益を圧迫されているのだが、その中にバイデンの息子に便宜を供与したBurisma社も入っている。ということは、ウクライナの財閥はコロモイスキーも反コロモイスキーも民主党寄りだということになる。

以下は、データ・バンクより

★19、2、12 James
ロシアはアゾフ海の自分の港から、東ウクライナの石炭をロシア産と偽って、諸国に輸出している。そのためにマリウポリ等を締めあげている。
ウクライナ本体への鉄道を閉鎖したことが誤り。開放の必要。
・1月21日、アゾフ海のロシアの港Temryukに向かう途中の(?)タンザニア籍LNGタンカー(インド人、トルコ人の乗組員)、MestroとCandyで火災。双方とも表向き、トルコのMilenyum Denizcilik Gemi社所属。米国による制裁対象。ロシア、カザフスタン産のエネルギーをシリア等、中東に輸送してきた。
・1月7日には、パナマ籍の船(ウクライナ人乗り組み員)がトルコ沖で沈没。これはアゾフ海のロシアの港からトルコのSamsun港に、東ウクライナ産石炭を輸送していた。これはポーランド、モルドヴァ、ルーマニア等に売られている。
Vneshtorgservis(南オセチア)、ロシアのGaz Alians、ウクライナの亡命実業家Serhiy Kurchenkoが関与。コザクの庇護を受けている。
Taganrogも同様の密輸に使用されている。
★18、2、10&11 Awful Avalanche
ロシアとの経済関係回復へ。
2017年貿易は、16年より25、6%増。130億ドルへ(ピークの2011年には200億ドルだった)。
ウクライナ輸入が80億ドル。これは16年より25%増。ウクライナ輸出は26%増で、50億ドル。
・ウクライナの輸出品目で成功しているのは靴、アパレル等軽工業品。
・ウクライナは自分の石油製品を失い、今ではロシアから輸入している。ウクライナの農業は強いが、燃料・肥料不足に悩まされている。
・以前のウクライナ工業の栄光は残っており、ロシアには製鉄用パイプ、製鉄用炉、トランス、モーター、工作機械、トラクター部品等を輸出。
・ヒュブナがルーブルに対して下がっていることも、ロシアへの輸出を助けている。
・天然ガスのロシアからの輸入は約30%減少している。しかし原油の輸入量は変わらず。石炭輸入が増えている。
2016年ロシアから6、35億ドル分の石炭を輸入。5億ドルの原油も。
2017年には8億ドルの石炭と6億ドルの原油を輸入。増加のほとんどは価格要因。
・ウクライナは東ウクライナの石炭を失い、米国、南アフリカ、ロシア等から輸入。
★18、1、9 ケナン研究所
ロシアは東ウクライナの石炭をトルコ等に輸出している。封鎖以来、ロストフからの無煙炭輸出は50%、アゾフ港からのは100%増加。
ウクライナは封鎖以来、ロシアから無煙炭輸入を倍増。無煙炭輸入の91%を占める。7000万ドル。大きく報道されるポーランドや南アフリカ等からの輸入は僅か。
★17、7、26 Svpressa.ru
「アントノフ破産」は形式上の話。国営企業に移行している。中国と新型輸送機を開発中。
アントノフは2016年はじめ、破産の決定。傘下の企業がすべてUkroboronpromに移行したため。
★◇19、10、5 Intellinews.com、Ben Aris
・他方、改革派のOleksandr Danylyukは、先週国家安全保障・防衛会議事務局長を辞任。10月3日のインタビューで、コロモイスキーとの関係をめぐってゼレンスキーと衝突したことを認めた。PrivatBankを返還、あるいは20億ドルの補償金を払うことはしない保証を友好国に与えることの是非をめぐって。
・IMFはコロモイスキーに懸念を示して、Extended Fund Facility(EFF)供与を少なくとも年末まで延期している。
・コロモイスキーが所有するウクライナ国際航空に、ロシア上空を飛べないことに2、16億ドルの補償金を払う話もある。
同じような話は不動産、メディア等、諸方にある。
★◇19、9、30 Carnegie.ru
コロモイスキー、のさばる。アフメトフ、政府、議会での手足失う。しかしゼレンスキーは国民の支持を足がかりに、コロモイスキーといつか決別するかもしれない。
・Forbesによれば、この4年間でコロモイスキーは資産を21億ドルから11億ドルに半減させており、耐えられないだろう。
・目下アフメトフに不利な措置、次々に。ロッテルダム+社の石炭(アフメトフ系)輸入の代わりにベラルーシの電力を輸入することにしたし、人民の僕等のGetmantsevが提案している新税制は、鉄鉱石企業への課税強化を提唱アフメトフとNovinskyのMetinvestをねらい打ち。他方、コロモイスキーの手がけるマンガン鉱の方は手つかず。

・→コロモイスキー以外の企業家は野党勢力として結集しつつある。その中に、バイデン、Anders AslundのBurisma。

・アフメトフは自分のテレビ局「ウクライナ」で、かつて人気の司会者Savik Shusterを起用してトーク・ショー開始。

・閣僚、議員にコロモイスキーの息のかかった者多数。国防相Zagorodnyukはコロモイスキーの石油部門のパートナーの息子、官房長官のDmitrii DubiletはPrivat銀行の会長の息子。
議会には、人民の僕、無所属で30ー40名はコロモイスキー系。コロモイスキーのビジネス・パートナーのIgor Palitsaが財務委員長。彼はかつてオデッサ州知事。

・「人民の僕」党は、こうして一枚岩にひびが入っている。
→議会では、会派を出た場合、議員資格を剥奪する法律が廃案に。

・コロモイスキーは西側でも、ロシアでも愛されていない。ボグダン大統領府長官の電話は、ロシア大統領府で受けてもらえない。ジュリアーニも、コロモイスキーを「危険人物」と公言。
(しかしジュリアーニにとっては、ゼレンスキーがBurismaと敵対すれば、いいのでは?)

・ゼレンスキーとコロモイスキーはいつか決別するかもしれない。土地民営化あたりがその潮目になるかもしれない。
★19、10、7 TASS
辞任したVolkerは、米国のPR企業BRG、それとからむMcCain研究所、Raytheonと結びついていた。これがJavelinの供与を実現した。
Burismaと契約を持っているAtlantic Councilとも関係があった。

★19、9、28 Moon of Alabama
ゼレンスキーは、2014年2月マイダン射撃事件を捜査すると言ったことがある。これは米国CIAとして好まないところ。
・Volkerは7月26日、ゼレンスキーを訪問している。トランプとの電話会談の次の日。対処法を指南したに違いない。
・VolkerはマッケインInstituteの所長。
ウクライナに殺傷兵器を供与する方向でロビイングしてきた。対戦車Javelin等。
★17、9、8 N.G. Anatolii Komrakov
中国は工場まで作って(峡西省に124平方キロの工場団地が作られている。ここにアントノフ従業員。Motor Sich、Yuzhmash従業員は春津(?Chuntsin)に工場、ウクライナの軍需工場技術者を千人単位で、家族ぐるみ誘致している。
・ロシアにも同様の流入はみられるし、2014年プーチンはおおっぴらに呼びかけているが、実態は誰も把握していない。
それどころか、これからはロシアの技術者も中国に吸収されかねない。
・Yuzhmash、Antonov、Motor Sich等の技術者。
・ロシアがウクライナ兵器代替計画を2018年中に完成する。Motor Sichの受注は85%減少し、何千人もの従業員が解雇されている。
★◇14、10、2 Business New Europe
EUとの協定が成立すれば、ウクライナの製造業はEU企業に国内でも負ける。入札で負ける。ロシアへの輸出も減少し、工場閉鎖多数。
リヴォフのバス工場は9月15日、操業停止。
ザポロジェのウクライナ最大の自動車組立工場も操業一時停止。
西ウクライナでシュコダの車を組み立てているEurocarも操業停止。
中部のKremenchugのKryukov鉄道車両製造工場も、2014年上半期ロシアへの輸出が7、5億ドル減少。既に2013年生産は50%減だったが、1ー7月にさらに50%減。
Kremenchuk製鋼所は9月29日閉鎖され、1500ー2000名が解雇されるだろう。
・Sumy Frunzeはタービン生産だが70%をロシアに輸出してきた。上半期、ロシアからの注文は50%低下した。
・7月、政府がすべての兵器輸出をロシアに禁じたため、ザポロジェのMotor Sichのヘリコプター・エンジン輸出が宙に。
2011年、12億ドルの5年契約を結んでいた。ロシアはピーテルの工場で生産を始めたが、まだ世界への契約を満たせる量がない。
MykolaivのZorya Mashproektは船舶用タービン。
・政府は国防支出増加で補填すると言っている。
・Antonovは新政府がこれまで長く社長をやりロシアに依存してきたDmitry Kivaを更迭したため、彼を支持する者達が後継陣営を工場に入れない。訴訟になる。
・酒造企業は、政府が酒税を上げたことが売れ行き低下。SUN InBev Ukarine,Carlsberg。
・ウクライナ航空も財政難。
・Kremenchugのトラック工場KrAZだけは戦争で30%売れ行き増。
鉱山実業家のKonstantin Zhevago所有。
★19、9、17 James
Motor Sichが2014年8月の禁輸後も、様々の方法でロシアにヘリコプターのエンジン等の輸出を続けていたことについて、捜査が進行中。
1)東ウクライナの支社、Snizhneがドネツ共和国に税金を払っている。2015年だけで3200万ルーブル。武装勢力に技術支援もしている。ここはヘリコプター、航空機のタービン羽を作る工場で、禁輸後も3交代制でフル稼働を続けていた。タービンの殻は本土のMotor Sichから送付。
・Motor Sich会長のVyacheslav Boguslayevは国民英雄であるが、制裁をくぐるために会社の経営を形式的にロストフ・ドンにロシアのビジネス・パートナーと作ったAviatechに移譲。更にロシアでBorisfen等の会社を作って、製品へのメンテ・サービス等ビジネスを続けている。
・更に2018年にはロシアへの直接の輸出を止めたと思われるが、同時にボスニア・ヘルツェゴヴィナにInzeniring BNを設立、ここへの輸出を急増させた。これはロシアへのトンネル。同時に、ボスニヤ・ヘルツェゴビナでの親ロシア団体の仕事ともなっている。
★19、9、19 Bloomberg
たぶんEUの要請で、ロシアとウクライナは天然ガス通過についての交渉を再開する。ロシアから欧州への天然ガスのほとんどはまだウクライナを通過している。

★19、9、17 James
Motor Sichが2014年8月の禁輸後も、様々の方法でロシアにヘリコプターのエンジン等の輸出を続けていたことについて、捜査が進行中。
1)東ウクライナの支社、Snizhneがドネツ共和国に税金を払っている。2015年だけで3200万ルーブル。武装勢力に技術支援もしている。ここはヘリコプター、航空機のタービン羽を作る工場で、禁輸後も3交代制でフル稼働を続けていた。タービンの殻は本土のMotor Sichから送付。
・Motor Sich会長のVyacheslav Boguslayevは国民英雄であるが、制裁をくぐるために会社の経営を形式的にロストフ・ドンにロシアのビジネス・パートナーと作ったAviatechに移譲。更にロシアでBorisfen等の会社を作って、製品へのメンテ・サービス等ビジネスを続けている。
・更に2018年にはロシアへの直接の輸出を止めたと思われるが、同時にボスニア・ヘルツェゴヴィナにInzeniring BNを設立、ここへの輸出を急増させた。これはロシアへのトンネル。同時に、ボスニヤ・ヘルツェゴビナでの親ロシア団体の仕事ともなっている。

★19、9、16 RFE/RL
Prystayko外相、欧米が平和を望むあまり、ウクライナに不利な取引を押しつけることに、懸念を表明。

★19、9、12 James
35名ずつの捕虜交換成立。ウクライナでは切望していた。ロシアでは熱意ない。しかも、ロシアが抑留している捕虜の方がぜんぜん多い。
・ポロシェンコはこれまで約3000名の釈放に成功。
・ロシアが第1に釈放を求めたのはVladimir Tsemakh。マレーシア航空事件の容疑者で、西側はウクライナに対し、ロシアに引き渡さないよう求めてきた。
なのに・・・
・ロシアとの捕虜交換で、ゼレンスキーは熱意を見せすぎてプーチンに足元を見られた。多くのことで一方的に譲りすぎた。ロシアは譲ったかっこうを見せて、結局元に戻した。たとえばゼレンスキーの電話での要請にこたえてMedvedchukを通さない、Direct lineの設置(これはミンスク合意に違反。捕虜交換はミンスク合意の下にもうけられたMinsk Contact Groupの委員会が行うことになっている)に同意していながら、東方フォーラムに彼をわざわざ招待して、役割を強調している。一方ゼレンスキーは、ミンスク・ラインの交渉者Roman Bessmertnyを除去しているのだ。
・東ウクライナでウクライナ軍が一方的に武装解除している。
・8月7日、ゼレンスキーはプーチンとの会談の後、ブリーフィングしたが、恐怖を表情に露わにしていた。

★19、9、7 Intellinews.com
7日、35名ずつの捕虜交換、ロシアと成立。その中には2014年5月クリミアで捕まり、20年の刑を受けていた映画監督Oleg Sentsov、昨年11月ケルチ海峡で捕まっていた24名の海軍軍人も。

・政府はこれからの3ヶ月で500以上の法案を通し、改革を始める構え。

・(東ウクライナ)ドイツのシュタインマイヤー元外相は、ミンスク合意をいくつかに分解して、それぞれで制裁を小出しに解除していく案を出したことがあるが、もしかするとそれが実行されつつあるのかもしれない。

★19、8、21 TASS
ウクライナ、NIS版ワッセナー協定から正式に脱退。これは1992年6月に締結されたもの。EUとの連合協約の義務と矛盾する。
・しかしザハロヴァは、「文書を受け取っていない。ウクライナはNISのフルのメンバーであり続ける」。
★19、9、20 Interfax
Prystaiko外相。
「東ウクライナへの年金支払いを再開するだろうよ。すでに彼らはウクライナからの水道にカネを払うようになっている。更に、双方の商品の往来をポジ・リストからネガ・リストに代える作業をしている。しかし国家安全保障会議がブロケード、禁輸を解く決定をしてくれないとできない。寡占資本の活動のブロケードは別にして、消費財の往来は禁輸を解くべきである」

★19、9、18 Interfax
参謀長クラフチェンコ、「ウクライナ軍は東ウクライナでの戦線から全面撤退する用意がある。しかし結局は、相手の出方次第。相互の撤退が必要」
★19、9、4 Ukraina.ru
ボクサー政治家のヴィターリー・Klichkoキエフ市長、政府が「辞任を承認」。Bogdan大統領府長官(辞めたのではなかったのか?)からの要請に基づく。
彼を除くと言うよりは、彼を操ってきた資本家Vadim Stolar(建設業)を除くため。
市民は、6月くらいから予期しており、騒ぎは起きず。

★19、7、22 Vesti.uz
国民的英雄ナジェジダ・サフチェンコ、ドネツで立候補して、8票獲得したのみ。
★19、8、31 Fondsk.ru
トランプはジュリアーニを使って、バイデン中傷材料を探したが、ゼレンスキーは拒否。ジュリアーニは大統領府長官のボグダンを米国の敵と呼ぶ。そしてVolker Kurtとトランプは、ボグダンの解任をゼレンスキーに迫った。
しかし、新内閣の多くはトランプとは反対のリベラル系。それは、国会議長のドミトリー・Razumkov、ゴンチャルク首相、力の機関の長。
・バイデンの資料を渡すかどうか判断する立場(?)の検事総長Ryaboshapkaも、ボグダン系。
・トランプとの関係で良い材料は、元在ウクライナ大使(72歳)のウィリアム・テイラーTeilor、Taylorが臨時代理大使として戻ってきたこと。そして彼は、ゼレンスキー政権に好意的な発言。人事には干渉しないと言っている。
・「人民の下僕」の中には、Avakov系議員が「未来のために」グループを作っている。

★◇19、8、31 Carnegie,Moscow
内閣、議会初日で深夜までの審議で承認。
人民の下僕議員は未経験ではあるが、垂直組織に統制されている。勝手にマスコミにしゃべれない等。
しかし様々の利益を代表しているので、そのうち党内の抗争がウクライナ政治の主要要素になるだろう。
野党は街頭行動に出てくるだろうが、そこを留任のAvakov内相が対処する。それに力の省庁はゼレンスキー側近が任命された。
コロモイスキーの力は不明。しかし彼は事前の発言で、非常に正確に人事を予言している。

・大臣たちは若い。それに西側大学をでた改革派。首相は35歳。政府のデジタル化、社会のスマホ化が予定され、担当大臣はベンチャー出身の28歳、ミハイル・フォードロフ副首相。
・首相は大統領の指令を実行することを想定。アレクセイ・ゴンチャルクGoncharuk。
彼をコロモイスキー系とするものがあるが、コロモイスキーの弁護士のアンドレイ・ボグダンが彼を推薦しただけの話し。しかし、ゴンチャルクには政治の経験はない。世銀肝いりでできた「効率的規制オフィス」でなをあげた。ここからは、法相のDenis Malyuska、エネルギー相のアレクセイ・Orzhelも。
・当面の行政課題はIMFとの関係、そして民営化。特に銀行の民営化。外国銀行の招聘。Privat銀行がコロモイスキーに戻ることはないだろう。
・土地民営化モラトリアム解除も課題。これは野党の反対運動を招くだろう。
・内閣官房長官にコロモイスキー系。Privat銀行のIT部門を率いたあと、スマホ銀行を設立していたドミトリー・Dubilet.
・外相はVadim Pristaiko、キャリア外交官。カナダ、NATOで大使。
国防相は実業家のアンドレイ・Zagorodnyuk。
・Avakov内相は、コロモイスキーと手を握って大統領選を仕切った褒賞として留任。
・諜報SBUはゼレンスキーの幼友達イヴァン・バカノフ、検事総長は反汚職担当だったルスラン・Ryaboshapka。

★◇19、8、19 Centrasia
(2年越しの裁判の決着ではあるが、資産再分割が始まった感あり)
Ukrtelekomの株93%、Oschadbankへの18億フリブナ借金の片に政府が没収。競売に出される。
100%の株をアフメトフが2013年に買収していた。
入札に参加するのは、コロモイスキーの企業、ドイツ・テレコム、Telenorグループ、Turkcell、アブラモヴィチの企業、AFKシステム、ヴィンペルコム。

・Industrial Alliance of Donbass(主要企業はAlchev製鉄所)の25%株を所有していたSergei Taruta、仲間で社長でさらに株を所有していたOleg Mkrtchanがモスクワ裁判所で、対外経済銀行の資金を横領した罪で5年の刑を受けたことで、支配権を失う。
対外経済銀行の金で、Evrazの創設者の一人のアレクサンドル・Katuninに融資をさせた。
★19、9、6 James
元SBU長官Ihor Smeshko、Gordonua.comに、Motor Sichを中国に売却するのはウクライナの安全保障を脅かすものだとかく。
・他方、ウクライナは中国にとって、米国以上の穀物輸入相手になっている。

★19、9、6 James
ウクライナはリビアの双方に兵器を売っているようだ。政府軍には、ウクライナのアドバイザーもついているようだ。昔兵器を売ったので。2014年からオデッサのAviation Factory。
・8月6日、北西部Misrata空港に着いた、赤十字への人道物資を積んだIl-76がハフタル勢力の攻撃(中国製ドローン)で破壊。
・6月23日にはトリポリ空港で、ウクライナからのアントノフー124が大砲で破壊。
・7月26日にはIl-76、2機、ウクライナの私企業所属。ミサイルで破壊。その際、ウクライナ人パイロット、Bukhalsky死亡。
・ベラルーシも同じようなことをやっている。カネ目当て。政治に介入していない。

★19、8、27 RFE
ボルトン、27日ウクライナを訪問。ゼレンスキー当選後、最高位の米国高官。
この後、モルドヴァ、ベラルーシ訪問の予定。

★19、8、24 Centrasia
ホワイト・ハウスによれば、ボルトンは中国のBeijing Skyrizon AviationがウクライナのMotor Sich買収団の中に入っていることを憂慮。近くキエフに赴く予定。

★19、7、29 Centrasia vz.ru
Il-76 撃墜され、パイロットのウクライナ元軍人死亡。傭兵。
ウクライナ人救出の目標なるも、実際はUAEの注文でトルコから兵器を輸送していたもよう。
★19、8、14 Intellinews.com
政府発表では、第2四半期GDP4、6%成長。良いニュース。
インフレ収まり、財政赤字小さく、穀物は豊作で輸出増(ロシアを抜いて世界一に返り咲くだろう)、消費も増加。
★19、9、5 Kremlin.ru
(Kremlinがわざわざアップ)
メドベドチュクMedvedchuk、プーチンに東方フォーラムに招かれてウラジオで彼に挨拶。
昔、ここで学生建設部隊で働いた思い出。

★19、9、3 TASS
ベルリンでNormandy4の代表集まったが、マクロンの提案した「9月中の首脳会議をフランスで」の日程は合意できず。
出席したのはスルコフ。ウクライナはPristaiko外相。

★19、8、21 TASS
Chesnakov、コメント。
プーチン・マクロン会談の結果、明らかになったのは、ミンスク会合のメンバーを増やすことは永久にない、ということ。
・そしてミンスク会合の目指すものは、ドンバスは香港と中国の関係のような、いや50年間だけでなく恒久的なもの。ウクライナは主権を得るかもしれないが、それは英国が豪州やカナダに対して持っている形式的なもの。エリザベス女王が形式的な国家元首であるような。
そしてルーブルとヒュブナの双方が通用するだろう。
★19、8、2 Lenta
大統領長官Bogdan、「米国の圧力」で辞表。8月1日更迭。司法人事を司る「司法最高評議会」へ。後任不明。
きっかけは、ゼレンスキーとトランプの会談をアレンジできなかったこと。米側は、コロモイスキーの人形に、大統領選の前にあわせるわけにいかないとする。
★19、7、31 TASS
人民の僕、新議員達を保養地Truskavetsに集めて研修。ゼレンスキーの参謀Nikita Poturayevが訓話。「諸君はこれまで政治的には無名Nikto。しかしこれから何者かになって、政党を作らないといけない。人民の僕は未だ政党ではない。君たちはゼレンスキーの名で当選したのだ」
・またキエフの経済大学では、1週間の研修。経済、予算等。
★19、7、26 TASS
中央選管、100%の票集計。
人民の僕が43、16%、Platform for Lifeが13、05%。チモシェンコのBatkivshchinaが8、18%、ポロシェンコの欧州結束が8、10%、歌手Svyatoslav VakarchukのGolosが5、82%。
・選管は正式集計を8月4日までにすませ、9日までに広報しなければならない。
新議会は9月9日までには開かれなければならない。
★◇19、7、25 Www.unz.com、The Saker
議会には、ナショナリストがほとんど選ばれず。国民が平和を求めている。
しかし、本当の力は財閥と右翼にある。
コロモイスキーは他の財閥に復讐しようとしている。
・ゼレンスキーはロシアに歩み寄れば、右翼にやられ、ロシアに対抗すると、大衆の支持を失う。
・ロシアのタンカーを抑留したが、アホなことをしたものだ。
・ウクライナの出口は分裂して互いに中立の連合国家になること。
★19、7、23 Zavtra
与党も、Vakarchukの政党も、議員未経験。
・Avakov内相の扱いが焦点。彼は結局、ポロシェンコを引きずりおろした。内相にしておくと、同じことをやりかねない。
ゼレンスキーは力の機関をコロモイスキーに与える約束をしたようだが、それはまずい。コロモイスキーには経済利権を与えることでいい。
・ゼレンスキーにとっては、土地取引自由化が大きな課題。ウクライナの地価は西側の100分の1、50分の1なので、自由化すると、外資が殺到するだろう。
・ゼレンスキーはロシアとの間では「仲介者は不要。自分でやる」と言っている。
・ポロシェンコはヤヌコヴィチよりはるかに腹の据わったやり手。恐るべき野党になるだろう。
・そして右翼が蜂起することも十分あり得る。
★◇19、7、20 Vzglyad
ゼレンスキー、活発に遊説。若い実業家、テクノクラートを知事に任命。
しかし選挙管理委員会は、選挙の後1ヶ月半は結果を集計しないだろう。大統領府長官はゼレンスキーに「命令」し、ゼレンスキーの支持率は毎週1%下がっていく。
・もっとも重要なキエフ市長の座をコロモイスキーのテレビ局1+1のアレクサンドル・トカチェンコが狙っている。
・米国も、自分の「好きな」連中を政府に送り込もうとしている。
★19、7、15 Intellinews.com
11日、ゼレンスキーの広報、Lustration法を改正し、2014年以降の議員、高級官僚にも適用すると述べる。
これに対してG7の大使達は12日、全員に適用するのは誤りだ、と声明。
12日提出された改正案では、中銀総裁、独占禁止、国家資産委(このあたりは、コロモイスキーの恨みを晴らすもの?)、国家安全保障・防衛委員会書記、軍需企業の長は、これから10年間、高級官僚となることを禁じるものになっている。
★19,7,12
新大統領、プーチン氏と初協議。電話で。専門家レベルの共同作業を続ける。12日には独仏ロとウクライナ4カ国の大統領顧問らがパリで会談。
○電話会談はウクライナ側が提案。ウクライナ国民の解放が主要議題。
★19、7、6、20 South Front
ウクライナ正教会、四分五裂。財産をめぐって果てしなく分裂。
★19、7、25 M.T.
ウクライナ、ロシアのタンカーをIzmail港で拿捕。ケルチ海峡の事件で、ウクライナ艦船の通航を妨げた船。改名してNeymaからNika Spiritへ。
ウクライナは既に乗員をロシアに送還した。
★19、7、18 Reuters
ミンスクでのウクライナ、ロシア、OSCE三者会合で、戦争捕虜交換についての合意。
ウクライナは208名を釈放、ロシア側は69名のウクライナ人を釈放。しかし、準備に数ヶ月かかり(Why?)交換の期日未定。
・2017年12月にも、ウクライナ側は300名、ロシア側は約70名を送還している。
★19,7,10
ゼレンスキーは8日、プーチン大統領に会談を提案。ミンスクで。米国や英国、フランス、ドイツの首脳も
★19、7、9 Haaretz
ウクライナの人権団体、複数、イスラエルが輸出する兵器がウクライナのネオ・ナチにわたっていることを指摘。裁判所に訴え。
・これまでも、イスラエルは中南米等の反ユダヤ団体に武器を供与したことがある。
★19、7、5 Kyiv Post
プーチン、イタリア訪問でConte首相と会談の際、EUとの仲介を依頼。またウクライナについては、ウクライナ政府が2017年3月に始めた東ウクライナとの禁輸措置をやめるよう、呼びかける。
★19、7、2 Intellinews.com
昨年穀物(Grain。Corn等含む)収穫よく、ウクライナはロシアを抜いて世界一のGrain輸出国になるかまえ。
Grain収穫は7000万トンで、これまで4970万トンを輸出。ロシアも豊作だったが、4600ー4800万トンの輸出しか計画していない。
それでも双方にとって、200億ドルづつの収入になる。
・ウクライナのGrain輸出は1年で26%増。Corn輸出は62%増で2980万トンに。小麦は9%減少して1560万トンに。大麦も18、6%減少して360万トンに。要するにトウモロコシで稼いでいる。
★19、5、19 Www.rt.com
原発、老朽化。2017年、ロシアとの協力停止。2014年以来のWesting Houseの燃料は規格に合わない。
以前はロシアが燃料廃棄物引き取っていたが、今は米国のHoltec Internationalがチェルノブイリに間に合わせの廃棄所を建設中。
ウクライナ電力の60%は原発。
チェルノブイリ級の事故が起きるというより、スリー・マイル級の事故で停止する可能性大。
技術者は流出。
・フメリニツキー原発はこの3年で数回停止。ザポロージェでは昨年9月ポンプの不具合で1基停止。
地元はパニック。
★19年4月 JETRO
世銀8日の報告では、ウクライナは海外出稼ぎから2018年、144億ドルの送金を受けた。過去最高。500万人が出稼ぎ。
★18、10、20 Www.rt.com
11月からの市民用ガス価格、60%の値上げのはずを、IMFとの交渉で23、5%に抑えた。
★18、8、30 Intellinews.com
2018年上半期、ロシアが最大の投資手に。外国による投資12、6億ドルのうち4、36億ドルで34、6%。
2位はキプロスで2、19億、オランダが2、08億ドル、オーストリアが5900万、ポーランドが5400万、フランスが4700万、英国が4340万。
・外国からの投資の60%は銀行・保険へ。ロシアの銀行も重要。鉱工業へは8、2%、ITへは8%。
・全体に減少しており、上半期は対前年同期31%減少。
★19、8、5 James
7月18日、プーチンは欧州議会でウクライナの和平についてスピーチしてきたメドヴェドチュクMedvedchukを接遇。スピーチの主要点をしゃべらせる。要するに、ミンスク・プロセスとして、東ウクライナとの連邦制を採用せよということ。
★19、7、31 News.vice.com
欧州の白人至上主義者というか、移民に反対して欧州文明を護持する青年、東ウクライナに流れてきて、ロシア側、あるいはウクライナ側で戦争の技を磨き、本国に帰っている。イタリア、フランス等で、彼らは武器を輸入し、時に摘発されている。2017年にはスウェーデンのヨテボリで、ネオ・ナチが難民住宅を爆弾で攻撃。
世界中の仲間が集まり、戦友になって生死をともにし、「歴史を作る」という快感。
・ウクライナ側でたたかう者(スウェーデン人がアゾフ連隊に加わったりしている)は、ロシアに代表されるアジアと戦う。ロシア側で戦う者は(どちらにつくかは偶然が左右する)、イデオロギーが明確でないが(西側帝国主義に対してSelf determinationの権利を守るとか、白人の伝統とキリスト教の護持者としてのプーチンへの傾倒とか)、ロシアに軍事訓練を受けたりしている。
・アゾフAzov連隊はISISと同様に宣伝パンフ・ビデオ等を作り、欧州のネオ・ナチ系コンサート等で配布している。
・時々、ウクライナに「帰ってきて、戦友と戦争を楽しんで」帰っていく者も。
★19、7、30 TASS
ドネツ共和国の副司令官Eduard Basurin,イズベスチヤに対し、「7月21日の停戦合意以後、前線での砲火は大きく減少した。希望が持てる」。
★19、7、18 Intellinews.com
17日、プーチン特別命令に署名。
ドネツ、ルガンスク居住、あるいは前居住の「すべての」者にロシア国籍申請権を与える。
これまではロシア支配地域の者にだけ(?)
・4月にゼレンスキーは、「それならウクライナは、権威主義政権と腐敗に苦しんでいるロシア人にウクライナ国籍を与える用意あり」と声明。
★19、7、25 M.T.
ウクライナ、ロシアのタンカーをIzmail港で拿捕。ケルチ海峡の事件で、ウクライナ艦船の通航を妨げた船。改名してNeymaからNika Spiritへ。
ウクライナは既に乗員をロシアに送還した。
★19、7、18 Reuters
ミンスクでのウクライナ、ロシア、OSCE三者会合で、戦争捕虜交換についての合意。
ウクライナは208名を釈放、ロシア側は69名のウクライナ人を釈放。しかし、準備に数ヶ月かかり(Why?)交換の期日未定。
・2017年12月にも、ウクライナ側は300名、ロシア側は約70名を送還している。
★19,7,10
ゼレンスキーは8日、プーチン大統領に会談を提案。ミンスクで。米国や英国、フランス、ドイツの首脳も

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