Japan and World Trends [日本語] 日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。
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世界はこう変わる

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2019年10月22日

旧ソ連諸国旬報第1号 6月から9月 中央アジア

(今でも、旧ソ連圏でのできごとについては、ロシア語、英語のニュース、論評を毎日読んで、自分でデータバンクを作っている。それをベースに四半期ごとに若手の専門家の参加を得て勉強会を開いている。そのデータバンクを旬報として、簡単なコメントつきで公開することにした。あと何年できるかわからないが、お役に立てば幸い。日付は新しい順に並べてあるが、乱れているところもある。情報源として、IとかKとかの略号があるが、これはイズベスチヤとコメルサントの略。何もないものはwww.centrasia.ruあるいは日経の記事である)

1)中央アジアでは、カザフスタンのトカエフ新大統領とナザルバエフ前大統領との間の軋轢を指摘する報道が増えていること、そしてナザルバエフ前大統領の娘のダリガ上院議長への権力移譲が策されているのではないかと思われる事実が増えていること、に注目している。新大統領と前大統領の間の意地の張り合い、そして両者を囲む側近達の間の利権・ポスト争いは、キルギスでは遂にアタムバエフ前大統領一派と政府の間の「武闘」を起こし、アタムバエフは8月、銃撃戦の末に逮捕されるに至っている。

2)ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は就任して既に3年。自由化・経済改革を進めている格好を取っているし、外国企業もいくつかの面でその恩恵に浴している。しかし同大統領は、政府全体をしっかりと把握はできていないと思われる。カリモフ前大統領時代、彼は首相であったが、カリモフに野心を疑われると粛清されるので、政府内で自分の人脈を形成するのを避けていたからである。
また、彼が大統領になるに際してキング・メーカーの役割を果たしたイナヤートフ(元)国家保安庁長官との関係は疎遠となり、ミルジヨエフは旧KGB勢力と距離を保つ姿勢が目立つ。今年2月にはIkhtiyor Abdullaev国家保安庁長官は突然更迭され(のちに逮捕されていたことが判明)、次長以下数名が大統領の家族を盗聴していたとして逮捕されているし、Abdullaevが1年前まで率いていた検察庁では大規模な人事粛清が起きた。
旧社会主義諸国では、いわゆる「秘密警察」を権力の基盤とすることが多いのだが、ミルジヨエフは自らそれを拒否し、確固とした基盤を欠いたままに見える。

3)ウズベキスタンは外交では、ロシアとの軍事協力を強化し、ロシア主導のユーラシア経済連合に加盟することを検討してもいいという姿勢を示す一方で、WTO加盟への手続きを本格化させたり、8月には中国にアリーポフ首相を送って第5回政府間協力委員会を開催する等、巧みな全方位バランスを外交を展開している。中国はロシアを抜いて最大の貿易相手国となり、Huaweiはウズベキスタンの電信設備の最大のプロバイダーとなっている。ミルジヨエフは18年5月には米国を公式訪問してトランプとも会談している。
唯一の問題は、ミルジヨエフ外交の一つの目玉として打ち出した、中央アジア諸国間の協力関係推進、特に中央アジア諸国首脳会議の開催が、18年3月以来実現できないでいることだろう。これはキルギスでの政情混乱、カザフスタンでの大統領交代が原因となっているし、ロシアも陰に陽に中央アジア諸国の団結化を阻害しようとしているだろう。ロシアは以前にも(2003年頃)、中央アジア諸国首脳会議のメンバーに強引になることで、この会議をつぶした前科がある。

以下はデータ・バンクより

NIS
★19、8、16 M.T.
ロシアのFSBは20年ぶりに、外国からの移住者数を公表。
上半期、240万の者が出稼ぎでやってきた。
首位は91、8万のウズベク、次が52、4万のタジク、26、5万のキルギス、16、5万のウクライナ、10、5万のカザフスタン。中国は5万、ドイツが1万、トルコが1万。
英国からは4300、米国からは3700名が仕事で。

・(ロシア・観光)上半期、1500万強の外国人が観光、ビジネス、留学、出稼ぎのためにやってきた。
但し、同一人物が入国を繰り返す例も多いので、実数はもっと低い。
たとえば、FSBは昨年3260万の外国人がロシアに入国したとするが、統計局では490万のみ。

★19、8、16 REGNUM
ユーラシア連合の関税同盟、国境で集めて単一基金に一度集められた関税収入をどう分配しているか。
(よくわからないが、商品の仕向先で計算するのでなく、あらかじめ合意した配分率で配分している模様。そんなバカな話しあるか?)
ロシアはこの4年通じて得している。カザフスタンは損、ベラルーシは損、キルギスは得。アルメニアは得。

★19、7、23 N.G.
ロシア1ー4月、この10年で最大の出稼ぎ者数増加。実態が統計に出てきただけの話のようだが、細かいことはわからない。そして実際の出稼ぎ者の64%はもぐりのようだ(ガイダール研究所)。
・1ー4月の増加は9、8万。昨年同期は5、7万。
・特に増えたのはアルメニア、ウクライナ。ベラルーシ、モルドヴァからは減った。
主な供給国はカザフスタン、ウクライナ、タジキスタン、アルメニア。
(ユーラシア連合加盟国からは、労働ビザ取得なしに働ける。これもウズベクがユーラシア連合加盟を検討する一つの材料だろう)
・ガイダール研究所調査では、6月1日現在、440万の出稼ぎ者がいる。うち110万がユーラシア連合。2014年以来、100万減少している。ルーブルの減価が原因。
★19、6、20 Grigory Ioffe
ルキヤノフが13日、Global Affairsに論文を出し、ソ連崩壊後の各国の発展モデルにMoment of truth。モルドヴァ、ウクライナではオリガーク寡占が、ロシアでは夜警国家が(Golunovに言及)、中央アジアではClan国家が。
それぞれ、西側からの資金に期待しての時代の産物だが、独自の発展モデルを作る時代だ。


中央アジア全体
★19、8、27
アスタナで中央アジア+米国の外相会議。米国はDavid Hail顧問。トルクメニスタンも出席。

★19、8、22
Hail米国国務省次官は、20ー23日来訪。アスタナでC5+1会合。その後、ウズベクのみ個別訪問。
カザフスタンではトカエフともあった。ウズベクでもミルジヨエフと会う予定。

★19、8、1
ウズベクとキルギスは国境画定作業、92%終えた。あと10カ所残っている。

★19、7、29 
(一帯一路)タジク・アフガン・トルクメン鉄道建設再開。
トルクメン国境からアフガンのAkinaまでの10キロ完成。トルクメンの負担、作業で。
タジク側は自分の方のFSを年末までに終える予定。
・ウズベクがタジクの貨物を通すようになったので、タジクにとっての必要性が薄れている。これに対してトルクメンは、タジク行きの貨物を止めるようになっている(?)。

★19、7、28
27日、タジキスタンのラフモンはキルギスのCholpon-Ateを訪問して、ジェエンベコフと会談。
国境・水利の問題を解決することを確認。
★19、7、9 N.G.,Panfilova
EUモゲリーニ、ビシケクでEUと中央アジア5カ国の外相会議。EU、7200万ユーロの支援を約束。
モゲリーニ、新たな戦略めいたものを開示。これはまだ中央アジア「統合」の幻想に浸っていたドイツ主導の2007年戦略を修正したもの。抽象的。
民主化、統合促進等、すべて目標となり、支援の条件とはなっていない。東と西の間での選択は迫らない、としている。


アフガニスタン
★19、8、29
ドーハでのタリバン・米国話し合いに刺激されて、マスード将軍の息子アフマドは、反タリバン連合を作る旨声明。北部同盟再現できるかどうか、不明。

★19、8、16
タリバン政府時代、国防相のSadr Ibragim、戦死。

★19、8、9
8日、ウズベク外務省に、アフガニスタンのタリバンの「外務大臣」(ドーハ所在Barodar Akhund来訪。
サマルカンドでアフガニスタン諸勢力の話し合いを再び行うとのウズベクの提案に同意。
(8、12 これに対しアフガニスタン政府、「平和促進歓迎するが、公式に受け入れるのはちょっと」という声明)

★19、7、24
EU、アフガニスタンの子女がウズベク、カザフの大学で学べるように、200万ユーロ供与。
農業、統計、鉱業。


カザフスタン
★19、9、11
ナザルは訪ロした際、プーチンに、トカエフには問題解決のための権威が不十分と述べた。
そして最近のトカエフの教書は、側近の告げ口もあり、改革指向、リベラルなものでナザルの路線からの乖離だとして、怒り心頭(?)
・トカエフは、ダリガの上院議長返り咲きを妨害しなかったが、そのお披露目には出席しなかった。ダリガもトカエフへの感謝の言葉を述べなかった。

★19、9、5
トカエフの上下両院総会での最初の教書、テレビ生中継なし。彼に近い政治学者のアシンバエフは、「それが彼のスタイル。個人崇拝に反対なんだろう」
トカエフの後ろにナザルと上院議長用の席もあったが空席だったことが人目を引いた。ダリガはこのとき、端境期で、上院議長でなかった。

★19、9、5
トカエフ、騒ぎの起きているアティラウを視察。

★19、9、4
「中国が55の工場を建設しようとしている」との情報がSNSで出回り、9月2日には諸方で集会が始まる。ジャナオーゼンでは500名が集会。

★19、9、3
Askar Shakirov、ダリガの提案で上院議員から上院副議長に。
1956年カラガンダ生まれ。MGU、ISAA卒。英語、中国語に堪能。外務省出身。アジア畑。インド大使。外務次官。
関税庁長官。人権問題全権。
(ということは、むしろトカエフが推進したのかも)

★19、9、2
トカエフの初めての教書。両院総会で。
ナザルと違い、政治から始めた。「政治改革なしに経済改革はできない」という趣旨。しかし性急な改革は混乱を生むとの認識。
政府・国営企業の陣容を25%削減。

★19、7、22
大統領府内政部長Aida Balaeva、投書管理部長に転任。
★19、9、5
中国からの投資への反対運動高まりを受けてKasymbek副首相、「55件の工業化案件があるが、いずれも中古ではないし、汚染工場の移転でもない。2万人の雇用を創出」。
(誰が反対運動をしかけているのだろう?)
★19、9、7
ナザル、6ー7日、ロシアを非公式訪問。VDNKHでカザフスタン・パビリオン視察。

★◇19、9、7
不安定の兆し。2日から、中国の投資に反対し、トカエフの訪中中止を求める集会相次ぐ。
・中国大使は、ナザルの甥のKairat Satybaldyがサラフィ・イスラムのハリファト国家を作ろうとして動いていることを示唆。

★19、9、2
「大統領青年人材プール」への募集開始。

★19、9、2
同日、トカエフは国民へのメッセージを公表。大統領選直後から自分で起草していた。
スピーチ・ライターのErlan Karinが言う。
・公務員の大幅削減、政府調達をめぐる不正の是正等。
(ダリガ再選と同日であるのはおもしろい)

★◇19、9、2
上院、全員一致でダリガを上院議長に再選。

★19、8、23
大統領府公安・治安部長にAlmat Baishulak。

★19、8、23
ナザルの次女Dinara Kulibaevaはスイスの城Chateau de Belleriveを6300万ドルで取得。これまでアガ・ハーン4世の叔父Sadruddin Aga Khan所有。

★19、8、21
21日、ナザル、ヌル・オタン党の政治局会議を主宰。早期選挙をして、小選挙区制に戻るよう主張している者たちを批判。「すべての選挙は憲法に定められている通りに行われるだろう」
(このころになると、トカーエフについての報道は見られない)

★19、8、21
大統領府国家運営部長に、国家運営大学長のAltair Akhmetov。
1979年生まれ。法律専門。外務省条約局、大統領府等。

★19、8、16
ヌル・オタンの政治評議会Bureau(政治局)開催。ナザルが主宰。
(あたかも、ナザルがまたしゃしゃり出てきたかの報道。ダリガの異動とあわせてみるとおもしろい)

★19、8、20
副首相で、労働・厚生大臣のAbdykalikova GUlshara解任。代わってBerdybek Saparbaev。

★19、8、14
14日、ナザルはアクモリン州知事Marzhikpaevを接見。後者は州の状況について説明。環境、教育、雇用、農業にまで話しは及んだ。

★19、8、12
Samruk-KazynaのEsimov会長、ナザルを訪れて、最近の業績を説明。

★19、8、12
ダリガ、上院議長からただの上院議員へ。
(左遷とは書いてない)
・ダリガは3月20日に議長になっていた。
しかし新会期では、議長は新たに投票。ただし候補は大統領が提示。
上院議員は2名ずつ地方から指名。他に大統領が15名指名。ダリガはこれに入った。
(◇7月30日 Centrasiaは、トカエフは最近休暇と称して、ドイツで手術を受けたナザルバエフを往訪、ダリガを上院議長に推薦することを約した、トカエフが辞任すればダリガが自動的に大統領になる、しかし彼女はその傲慢な性格、側近ぐるみの腐敗で長く権力にとどまることはできないだろう、と報じる)

★19、8、7
Arysiでの弾薬庫、爆発で、トカエフはZhasuzakov前国防相を軍籍から除去。

★19、7、30
Gani Nygymetov、大統領府内政部長に。研究所系の模様。これでは、利益調整できるかどうか。

★19、7、29
Nur Otan幹事長にMarat Sembekov.
2001年法務省入省のあと、経済・財政、会計検査院、アルマトイ市政府官房長、副市長。

★19、7、15 Eurasian Democracy Initiativeなる団体、ダリガの不正を発表。離婚後もアリーエヴァの名の旅券でオーストリアに口座。これならば、厳しい審査不要。
彼女の資産は6億ドルと推計。
★19、7、3
ダリガとアリエフの息子、Aisultan(28歳)は6月5日、ロンドンのホテルで飛び降り自殺をはかり、止めようとした警官にかみついた。
2017年9月、父と祖父の死のあと、麻薬中毒になっていることをあかした。
2013年、KazRosGaz社長Kairat Boronbaevの娘Alimaと結婚、娘をもうけている。
★19、7、18
アスタナに空港から都心まで建設中の市電(?)19億ドルで2020年夏には稼働の予定が、中国側が建設の条件が整っていない(たぶん土地買収)として、中国開発銀行も融資を停止。工事は止まっている。
トカエフ自身、「現在の旅客数は日に2000人。ところが建設計画での見積もりは14、6万! どういうことだ?」と閣議で。
そして中国側自身に、内部の不一致があることを指摘。
★19、7、11 WSJ
年初、防諜局は中国の専門家でソ連時代のKGB分子Syroezhkin Konstantinを、中国に情報を流していた容疑で逮捕していたこと、今明らかにされる。
政権交代を契機に、中国にあまりいい気にならないよう、公開で警告したものか。
中国が建設企業を送り込もうとしていることが、カザフの気に障っている。

ウズベキスタン
★19、9、2
独立記念日を前に、ミルジヨエフは8月に会議で面罵したフェルガナ州知事シュフラト・ガニエフ(強制家屋撤去を命じたため)と、アンディジャン州知事シュフラト・アブドゥラフマノフに叙勲。

★19、8、31
30日、Uzekkosmos Agency設立。
(人工衛星を農業、灌漑に利用する等、実用的。)

★19、8、26
大統領警護庁、保安庁から独立。

★19、8 話し
旅券の取得が迅速、透明になった。以前は、200ドルほど払わないと、速くやってくれなかった。

★19、8、23
23日のビデオ会議で、ミルジヨエフ、高等教育機関の腐敗を糾弾。もっともひどいのが法律・財政・経済学系だとして、タシケント法科大学長Esemurat Kanyazovを解任。

★19、8、21
グリナーラに刑事訴追、一つ追加。刑期延びるかもしれない。現在、タシケント州のZangiat地区の刑務所。

★19、8、21
対外労働移住庁長官ラフシャン・イブラギモフと次長ウルグベク・ナザロフは、昨年11月収賄(韓国への研修)で拘束されていたが、今般12年の懲役刑。

★19、7、23
カシカダリヤのヤッカバグ地区の副地区長、地元の商店を引き倒すよう命じて、店長にガソリンをかけられ火をつけられる。
消化して入院。
(彼は確か8月に懲戒免職?)
★19、9、4 James
アリポフ、8月26日に北京で第5回政府間協力委員会(2011年以来)開催。中国多数の融資でインフラ建設(300億円を越えない)。またウズベクは今回初めて、元ベースでの融資を試みる。
・CITICとウズベク政府が10億ドルの共同投資基金を立ち上げて、石油化学工場を建設する。
・上半期、中国はロシアを抜いて最大の貿易相手に。主として中国の輸入が増えたため。
・中国開発銀行は、ウズベク航空に3億ドルの融資。飛行機購入。
・5億元の人民弊融資。初めて。
・中国の輸出入銀行は水力発電所建設・近代化のために6500万ドルの融資。
・Huaweiはウズベクの最大の電信設備プロバイダーになっており、今般1、5億ドルの融資契約。
・SCO事務局長のノロフも、動いている。

★19、8、28
対外経済省と中国CITICは共同で10億ドルの投資資金を立ち上げ。
アリポフが27日訪中して署名。
これまでも、CITICはウズベクでいくつかの工場を建設している。

★19、8、9
8日、ウズベク外務省に、アフガニスタンのタリバンの「外務大臣」(ドーハ所在Barodar Akhund来訪。
サマルカンドでアフガニスタン諸勢力の話し合いを再び行うとのウズベクの提案に同意。
(8、12 これに対しアフガニスタン政府、「平和促進歓迎するが、公式に受け入れるのはちょっと」という声明)

★19、7、31
ミルジヨエフ、31ー1日、ベラルーシを公式訪問の予定。

★19、7、24
世銀副総裁Siril Myuller来訪。ミルジヨエフとも会談。経済、教育、社会改革のため6、56億ドルの借款供与。

★19、7、22 James,Hashimova
ウズベク、ロシアとの軍事協力強化。アフガニスタン情勢を念頭。
18年の首脳会談で、CSTOメンバー以外では唯一、ロシア国内価格で兵器購入へ。
年末には12機のMi-35M輸送・攻撃ヘリの納入が始まる予定。ほかに装甲車。ロシアの融資つき。
Suー30SM戦闘機購入、交渉中。
・2016年には、2012年に中止して以来初めて、軍人をロシアでの研修に派遣。
・2017年には、12年ぶりに共同軍事演習。
★Gazeta.uz
13日、農業以外の土地民営化法にミルジヨエフ署名。
2020年3月に効力。
(これまでも実際に行われてきたことを法制化したものだろう。1月にミルジヨエフが同種の布告に署名し、7月1日から民営化が可能と言うことになっていた)
工業、個人の住宅等建設のために、法人に認める。公開の入札で。拒否の理由も公開する。
手続きは地方の国家機関(具体性に欠ける)。
・資源のあるところ、戦略的な意味のある土地は民営化されない。
・国家にとっては、かなりの歳入になるのでは?

★19、7、30
ウズベク航空、Boeing 787も含め、8機を売却の構え。座席率84%で世界でも高い方なのに、借金を払えない
★19、8、5
情報・マスコミ庁長官、Komil Allamzhonov、インタビューで「昨年Facebook,YouTubeでネガティブな情報が急増したのを問題視して、(半年程度)アクセスを妨害した者たちがいた。彼らとは議論し、閉鎖するより反証することの方が重要だと言った。妨害した者達は、今は牢獄にいる」
★19、8、3
以後、実業家の不動産接収は、首相の許可を必要とすることとなった。ミルジヨエフ出席の下のテレビ公開会議で決定。
★19、8、3
前サマルカンド知事Turobzhon ジュラエフ、タシケント州裁判所で、13年の刑。横領。
★19、7、28
27日アリポフはウルゲンチを訪問。26日の夜に約200名が道路を閉鎖。
20日にはカシカダリアのヤッカバグYakkabag地区で、ブルドーザーで商店を引き倒そうとした副市長が持ち主にガソリンをかけられ火をつけられている。
・アリポフは役人を集めた会議を開き、責任者を叱責。ミルジヨエフが自ら見ている、という。
権限逸脱で刑事訴追された者も。
・カラカルパキスタン、各州知事は、これから開発計画は政府と調整するよう、指示。
★19、7、27 
ウルゲンチで、立ち退き料を当局がくすねた住民たちが、ピケ。道路閉鎖。
アリポフ首相が飛んできて、料金を払う。
ロシア系の者は、ロシア政府に泣きつくこともある。
こうやって、払われていない立ち退き料は全国で3500万ドル相当。
★19、7、25
ミルジヨエフは23日、ビデオ中継会議を開き、知事、市長達を批判。企業家の不動産を特に必要もないのに引き倒すのは許さない、とする。
デヴェロッパーに再開発をさせるのはいいが、立ち退き料支払いを義務づけず、中央政府に丸なげする。
・法務省によれば、3000億スムの立ち退き料金が未払い。
★19、7、25
Sizzhak公園にあるグリナーラの邸、バイアスロン協会に譲渡することを政府が決定。
協会長はミルジヨエフの次女の夫、Otabekオタベク Umarov。大統領警護局第一次長でもある。
★19、7、23 JETRO
12日、政府は2019年予算を説明する資料を公表。具体的な案件も公表され、英語版もある等、これまでよりはるかにいい。ウズベク財務省は、世銀、IMF等と協力して、中央アジア随一の透明性を実現したと述べる。
★19、7、22
ミルジヨエフ次女の婿Otabek、Teslaでタシケント市内を200キロで走行をInstagramに投稿。19日、内務省が200ドル相当の罰金。同日、オタベクは罰金を払ったことをInstagramで発表。「法の間で万人平等」と書き込む。
それをOzodlikが広めたことで(非難が広がったのか)、
★19、7、17
ガフール・ラヒーモフを母方の叔父とするラフシャン・Mukhiddinov、18歳の時国外に逃亡して、トルコ、UAEで一時投獄されて、12年間過ごしていたが、このほど父がミルジヨエフに赦免を願い出て許され、帰国した。
★19、7、25 James
ミルジヨエフ、最近上院で、ユーラシア経済連合への加盟検討を排除しない、しかし加盟するにもしてもよく準備しないといけない、との趣旨を述べた。
連合諸国はウズベク貿易の70%を占めているので、ここで何か決められると、ウズベクが不利な立場に置かれるからと。
・これまでウズベクは二国間ベースで貿易を確保してきた。ロシアとはGreen Corridorsと称して関税手続き簡素化。農産品、繊維製品が対象。Uzavtosanoatは連合諸国に工場を建設する計画。
・しかしウズベクの地場生産者は、政府に保護主義の圧力。
★19、7、25
ジュネーブで、WTOにウズベク貿易体制についての覚え書きを提出。この15年でやっと。
これでWTO加盟のための交渉が正式に始まる。
★19、7、21 
米国・外交。新任の大使Daniel Rosenblum、会見で自分の課題を1)安全保障分野での協力、2)経済・政治・社会改革支援、3)人権、4)文化・科学交流、5)経済関係の順番で述べる。
★19、7、9
8日UzTAGによると、ウズベクは2017年ロシアが供与した輸出信用枠を使って、Su-30SM(2年間で12機)と攻撃ヘリMi-35M(19年に4機、20年に8機)を購入する。
★19、7、23 JETRO
12日、政府は2019年予算を説明する資料を公表。具体的な案件も公表され、英語版もある等、これまでよりはるかにいい。ウズベク財務省は、世銀、IMF等と協力して、中央アジア随一の透明性を実現したと述べる。
・連結ベースの政府財政赤字はGDP1、8%、7、8兆スムを見込む。政府単体では4、5兆スム。
うち3、5兆スムは世銀、ADB、フランス開発庁の融資で補填。残り1兆スムはスム建て国債発行で充填。
・政府債務は2019、1、1時点でGDP29、4%の148億ドル。うち対外債務は100億ドル。その内訳はADBが31億ドル、世銀が19億、中国政府が21億、日本政府が15億。
・19年2月に10億ドルのユーロ債を起債。その用途も今回、公表された。
★19、7、3
GMが株を売却して撤退したため、GM UzbekistanはUzavto Motorsに改名。
★19、6、13
国家税務委員会のMubin Mirzaef副議長によると、VATは20%だが、多くの優遇措置で払わない者が多いため、国庫には11、5%分しか入ってきていない。
・昨年6月、ミルジヨエフは優遇措置を廃止するよう布告を出したのが、実行されていない。
もし実行されれば、VATを12%に下げることが可能になる。そうすればビジネスもしやすくなるし、税収はむしろ増えるだろう。


キルギス
★19、8、23
最高裁判所、テケバエフの判決、高裁に差し戻し。
(テケバエフ、復活へ)

★19、8、16 
アタムバエフ夫人、Raisa、司法に介入した罪で刑事訴追。

★19、8、13 N.G. Panfilova
諜報長官GKNB、Opumbaev、記者会見で、「アタムにはクーデターをたくらんだ罪が加わった。彼は血を欲していた」と言ったが、ロシア語が下手なのか、論理がない。証拠を示せていない。
・アタムバエフの件で、「中央アジアで初めての民主的権力継承」はおじゃん。
・今回の件は、権力闘争にしか見えない。
・そして国内は南北に気分として分かれた。貧しいから、その対立はますます激しくなるだろう。
アタムバエフは復活するかもしれないし、アタムにやられたテケバエフも復活するかもしれない。

★19、8、11
元KNB長官Abdil Segizbaev、アタムバエフ関連で拘束。

★19、8、9
8日、アタムバエフ逮捕。26日まで拘留。
資産、Media-Forum、Aprel-TB差し押さえ。

★19、8、8
大統領選を争った北部の頭領、共和党首のババノフ、帰国。

★◇19、3、26 Centrasia、Vitalii Khlyupin
ジェエンは、アタムバエフにもナザルバエフのような名誉ある地位を残す約束で継承。双方とも南部出身だし(もっとも、南部でもバキエフのIchkilikとAdigin族が対立。アタムは前者、ジェエンは後者。後者が一貫して優位)うまくいくはずだったが、ジェエンの親族がおいしいポストを浸食し始め、アタムの側近たちを圧迫した。
キルギス南部は集団指導の伝統で、こうなる。一族郎党を養わないといけない。
しかも、この長年、自分の後任には危なくない無能力の者をすえてきたので、ジェエンも然り。南部の望みは諜報庁長官Opumbaevにかかっているのだが、彼のスペツナスは、アタムバエフ邸襲撃の際、無能力を露呈している。
・この中で、北部の連中はアカエフ以降支配的になってきた南部の連中を首都から追い出す好機とみて、蜂起するかもしれない。Babanovには、かつて逃したチャンスの再来である。
・ロシアはカント基地でじっとみていればいい。キルギスはこうした国なのだ。
・アカエフは北部のSary-bagyh族出身。北部は以前から南部より進んでいるとみられており、ソ連時代も主流だった。
・2010年4月バキエフ追い出しの際、南部を固めてアタムバエフを助けたのが、ジェエンベコフ一族。
・Abylgaziev首相は北部出身。怠慢、臆病、無原則。
内閣は北部、南部の間で分けられている。
第1副首相のKubatbek Boronovと力の機関担当の副首相ZZhenish
Razakovは南部。
(以下地方に至るまでの詳しい人脈図。地縁・血縁の網の目)
・地方ではOfficialな権力と平行して、部族の支配構造。マフィアもからんでくる。

★19、7、31
環境森林資源保護庁長官、部下とともに2000ドルの収賄の現場取り押さえられる。イシククーリ地方の5ヘクタールを外国人に与えようとしていた。
(中国人ではないか?)
★19、8、8 KirTAG
アタムバエフは、5の刑法違反で起訴された。ビシケクの中国融資の火力発電所近代化、発電所への石炭供給、NPO認可等にからむ横領、Koi-Tashの邸宅の土地の不法取得。マフィアのBatukaev釈放もその一つ。
(根はもっと深いに違いない)
★19、8、5
税関庁長官更迭。Almaz OnolbekovからAltynbek Torutaevに。後者は大学から経歴まで税一筋。1977年生まれ。
副首相だったRaiymbek Matraimovが強く推薦。手下。
★19、7、25
アタムバエフは、2年前、2期目を求めることなく、自ら去った点で、中央アジアでは初めてだった。当時、「家族とともにいたい。歌でも作りたい」
★19、7、20 
アタムバエフ、Koi-Tasheに代替政府樹立。「人民本部評議会」と執行委員会。力の機関に対して、政権の罪ある指令を実行した場合の責任を指摘。
(逮捕に抵抗している?)
★◇19、7、5 Eurasianet.org、オシュ在住Bekpolot Ibraimov
南部農村に屋敷を構え、地元にイスマイルーAta財団の名で慈善を施す税関庁出身のMatraimov(48歳)はバキーエフ、アタム、ジェエン時代を賄賂で生き抜き、関税利権で富を築いた男。
2015年副長官になったが、イサコフ首相に横領の疑いで解任され、訴訟して無罪を勝ち取るも、引退。現在イサコフ前首相の方が横領で投獄されている。
・彼の家族は豪勢な暮らしを誇り、一族は取り締まり機関の要職も占める。
・バキエフからアタムに替わった時、彼はアタムに40万ドルの贈賄で税関庁に残り(それらしい電話盗聴が当時発表されている)、その後昇進を重ねた。
彼を解任させたのは、アタムバエフだろう。何かの危険を感じて。しかし現在、Matraimovはジェエンベコフについており(南部出身)、アタムには恐るべき敵となっている。
・5月にはカラスウでスポーツ・イベントを主催、ビシケクから要人を招待して名をあげた。兄弟のイスケンデル・Matraimov国会議員の招待。
★19、6、30
アタムバエフの自宅は要塞化。周囲をパオが多数囲み、1000名収容可能。刑事訴追による逮捕を防ぐ。
★19、7、26
アタムは、プーチンが差し向けた個人ジェットSuperJet100でロシア基地Kantに帰国。
「プーチンは、2020年の総選挙に向けて平穏に準備するように、自分の政府の高級官僚を政治的に弾圧しないよう、ジェエンと話してみると言ってくれた。これは保証ではない。自分は保証など決して求めない。内政干渉でもない」
「ジェエンの政府は自分自身の親戚を・・・。」
★19、7、25
プーチンはアタムバエフを受け入れるも、キルギス国民にジェエンベコフを中心に団結するよう呼びかける。
★19、7、15
ジェエンはスイスに飛んで、IMFのことを談判したが、その途上でモスクワでプーチンと短時間会談。
(ここでアタムバエフとの関係を話したかもしれない)
★19、6、21
中国からの融資、元本支払い開始時期が迫っている。
★19、6、21
中国からウズベクへの鉄道建設の件は進んでいない。
トルクメニスタンからの第4ガス・パイプライン建設の話も、SCO首脳会議の際の二国間会談の議題にさえならなかった。
右会談では、共同投資基金の創設、鉄道建設、ビシケク・オシュ自動車道路建設、農工業パークの建設が議題に。
・鉄道については、ルートが決まらないことが最大の障害。決まらないと資金負担も決まらない。
中国は融資については、非常に慎重になっている。
・経路は2案ある。一つはDostuk線と呼ばれ、Torugart・Dostuk・ジャララバードで432キロ。
二つ目はArpa線で、Torugart・Arpa・Kara-Suuの278キロ。
Dostuk線の方は、南北自動車道路と平行。
(要するに北方から入ってビシケク経由で南部に抜けるものと、新彊からキルギス南部を東西に横切ってウズベクに出るものと)
・ウズベクはどちらでもいい、と言っている。
★19、6、14
1ー4月、海外からの送金は7、4億ドルで、昨年同期より3000万ドル多い。最大はロシアからで、7、26億ドル。次が米国からの920万ドル。
★19、5、17
密輸:Raiym Matraimovの下で栄える密輸は、密輸というより、ごまかし。
自動車を建材として輸入する等。
そして中国からNIS諸国への貨物の「トランジット」として輸入し、国内で無税で消費するとか。
1台の自動車で数千ドルもうかる話し。
・1年前、Kubanychbek Kulmatovが税関長になって、正直な者だけ再雇用したが、数週間しかもたず、投獄されている。

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